ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

8/14(火)西武×オリックス第18回戦 —立ち直った多和田・諦めなかった打撃陣・気迫のヘッドスライディング・オリックスの凡ミス祭り 獅子風流の勢いを象徴した1勝—

7-6でサヨナラ勝ちです。チームに勢いのつく大きな1勝となりました。



先発は多和田投手。オリックス戦は相性が良いですが、今日は初回に崩れ落ちます。


先頭の宮崎選手に2球で追い込みながらもその後ストライクが入らずに四球、小田選手にはストライクを取りにいったストレートを狙われてヒットさらに多和田投手がフォームを崩しての大暴投で0アウト2,3塁のピンチとなります。ここで中島はセカンドゴロでしたが、浅村選手がホームアウトを狙いますが、送球が逸れてさらに森選手も対応しきれずに2点を失います。さらに吉田正尚選手と伏見選手は打ち取った打球ではありましたがポテンヒット、白崎選手と安達選手にはストレートを捉えられて、この回6失点でした。


初回だけを振り返ってみましょう。まず、ボール自体はそんなに悪くなかったです。原因の1つはメンタル面だと思います。宮崎選手は2ストライクから勝負出来ずに四球、小田選手にストライクを取りにいったボールを打たれるなど、慎重になりすぎている部分がありました。おそらく前回足を挫いたことによる不安が原因だと思いますが、もう少し強気で攻めるべきだったと思います。さらに守備ミスが重なって、多和田投手も半ばパニック状態になっていたと思います。

そして守備のミスです。浅村選手がホームに送球しましたが、タイミング的にはその判断は間違えではないですが、まず前進守備をしていない時点で優先するのは1アウトを取ることとなります。中日戦でも同じミスをしていましたが、守備体系からチームの狙いは何かをしっかり考えて欲しいです。それに、仮にホームアウトを狙うにしても、ちゃんと送球してくれないと困ります。しっかり送球していればアウトになっていた可能性はありましたが、あの場面からあんなに送球が逸れていては話になりません。森選手もまさかホームにこないだろうと思っていたような守備でしたので、完全に内野の連携ミスでした。これが多和田投手の足を引っ張った要因でもありました。


初回の投球と西武打線の攻撃を見て観戦拒否も考えるレベルでしたが、最後まで見て良かったです笑。2回から多和田投手が立ち直ります。2〜7回までは11個のゴロアウトを奪い、わずか2安打に抑えました。ボール自体は悪くなかったので、気持ちが立ち直ればこれくらいの投球は出来るはずです。


8回です。先頭の小田選手に死球を当ててしまい、その後ゴロアウト2つと四球で2アウト1,3塁のピンチとなります。白崎選手にはフルカウントからの7球目のストレートでファールフライに打ち取り、この回で降板しました。



8回109球、7被安打2奪三振3四死球4自責点6失点でした。いくら味方の守備ミスがあったとひいえ、初回に6点を取られている時点で今日は失格です。しかし、2回以降は立ち直りを見せて、8回まで0に抑えて投げ切ったことは評価出来ます。ソフトバンク戦みたいに立ち直れずにズルズルと失点しなかった部分はやはり成長した姿だと思います。足も問題ないことは証明されたので、次は相手打線を圧倒する投球を見せてほしいと思います。


同点に追い付いた9回からはヒース投手が登板します。安定の三者凡退でした。ストレートでも変化球でもカウントが取れていました。


延長の10回はマーティン投手。普通なら平井投手のはずですが、平井投手と野田投手を休ませたいのか、それともマーティン投手を同点の頭からテストしたかったのかは分かりませんが、どちらの理由にしろこの起用はありだと思います。

先頭の武田選手に初球のストレートをセンター前に返されましたが、小田選手がバントの構えも打ち上げてバント失敗、しかもなぜか代走の小島選手が飛び出して併殺となり、中島も抑えて三者凡退に終わりました。今日はちょっとボールが真ん中に集まり気味で危なかったですが、相手のミスに助けられました。裏にサヨナラ勝ちで来日初勝利です。初勝利おめでとうございます。


結果論ではありますが、平井投手と野田投手を温存して勝てたのは非常に大きかったです。マーティン投手がどこまで通用するかはまだ分かりませんが、このまま機能してくれればより強固な中継ぎ投手陣が完全するかもしれません。




打線です。6点取られたのと初回の攻撃が8球で終わった時点で諦めかけましたが、少しずつ追撃したのが結果的に良かったと思います。


2回にアルバース投手と相性の良い外崎選手がホームランを打ちました。しかも10球投げさせて打ちました。これでアルバース投手に球数を投げさせて点を取れました。


次は3回、メヒア選手が真ん中に入ったストレートを捉えて2点目を取ります。これで打線に本格的に火をつけ始めました。しかし、今日のメヒア選手の打席を見ていると、ボール球への無茶振りも結構目立ちました。特に9回は無茶振りがなければ四球で出塁出来たかもしれない場面でした。おそらく出来高に四球が入ってないのは間違えなさそうなので、来年は四球を出来高に入れてほしいと思います。


そして6回、山川選手が初球の真ん中に入ったスライダーを見逃さずにバックスクリーンに運んで2点差まで追い詰めます。アルバース投手自体は苦手で、今日も見逃せばボール球に手をだして空振り三振などありましたが、失投を見逃さずに打ったことは評価出来ます。


遂に8回に追いつきます。1アウトから山川選手がサードにバウンドの高いゴロを打ちますが、これを大城選手が取れずに出塁します。さらに暴投で2塁のチャンスで、森選手がレフトへのタイムリー2塁打で1点差とします。その後外崎選手はサードゴロで2アウト2塁となりますが、山本投手と相性の良い中村選手がライトフェンス直撃の2塁打で同点に追いつきました。調子の良い中村選手なら本塁打になっていたと思います。この1週間はおかわり君を維持出来るか、それともおすわり君に逆戻りかどちらかの判断となる1週間になりそうです。その後栗山選手は見逃し三振でしたが、今日は途中出場からヒットを打っても代走を出さずに守備に就かせたことは評価します。


そして延長の10回です。先頭の浅村選手はサードゴロでしたが、白崎選手が捕球しきれずにボールをこぼして出塁します。しかも浅村選手はヘッドスライディングでした。おそらく初回のミスやヒットも1本しか打ててなかった中で、キャプテンとして何とかしたいという気持ちからのヘッドスライディングだったと思います。個人的にヘッドスライディングは怪我の危険があるのでやめてほしいですが、今日に関しては見逃すことにします。さらに山川選手がサードへの痛烈な打球もサード正面でしたがサードがボールを取りこぼします。併殺打のピンチでしたが山川選手のヘッドスライディングでリプレー判定が入るも完全にセーフでした。ここで今季サヨナラ男の森選手。一気にムードが高まります。初球のスライダーを左中間に運びます。山川選手が激走にホームヘッドスライディングでサヨナラ勝ちを決めました。今日は2本のレフトへの2塁打で、逆方向にも打てる広角打ちが身に付きつつあります。守備は初回にバックホームはこないという決め付けた守備だけは反省してほしいです。


勝ちはしましたが、1,2番が仕事してくれればもっと楽に勝てました。秋山選手は球審との相性の悪さで無安打3三振でした。明日の奮起に期待しましょう。源田選手も無安打でしたが、守備では投手のリズムを作ってくれました。明日は打ってもらいたいです。


そしてサプライズの昇格だった愛斗選手。私はてっきり金子侑司選手が昇格だと思っていたので、これには驚きました。しかも辻監督推薦枠の木村選手を抹消しての昇格なので、これは首脳陣が相当期待しているのかなと思います。結果は無安打で、ボール球に手を出したり追い込まれてから窮屈なスイングになるなどまだまだ荒い部分が目立ちますが、自分の長所を忘れずに、まずは1軍プロ初ヒットを目指してほしいです。


今日はオリックスのミスも相当なものでした。初回に6点を取ってからはただ打席に立っている野手陣、調子の上がっていない山本投手のセットアッパー起用、何があったかは分からないけど増井投手を起用せずにしかも岩本投手を続投、どうしようもないエラー2つ、代走の小島選手が何を間違えてかバントの小フライに飛び出して併殺、、、これがもし西武だったら私は間違えなくブチギレてチャンネルを投げつけるか目の前の机を蹴り飛ばすぐらいのことはしてると思います笑。これだけのミスをしています。逆を返せば今日は勝てて当然だった試合とも言えます。今日勝てなかったら逆に勢いがなくなってしまうところでした。




明日は西武が高橋光成投手、オリックスは山岡投手です。前回の投球を見てる限りでは明日の高橋光成投手には期待出来ません。非常に不安ですが、オリックスは今日の敗戦に加えて山岡投手の不振もあるので、明日の勝機は十分にあります。オリックスを3タテして日本ハムとの3連戦に弾みをつけたいです。




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