ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

8/18(土)西武×日本ハム第16回戦 —だらしない投手陣を救った獅子打線 3タテを回避した大きな1勝—

7-6で逆転勝ちです。非常に痺れる1勝でした。



先発は約1ヶ月ぶりの登板となる十亀投手。初回です。先頭の浅間選手に真ん中に入ったカーブをライトに運ばれて2塁のピンチとなります。ここは西川選手はセカンドゴロで1アウト3塁としますが、近藤選手はシンカー系のボールで空振り三振、中田選手は初球のスライダーを打ち損じてもらい投手ゴロに抑えました。初回から変化球主体のリードになっています。


援護点が入った2回。1アウトから田中賢介選手にカーブをヒットにされますが、渡邊選手は外のスライダーを打たせてセカンド併殺打に打ち取りました。ここは岡田選手のリードが上手かったです。

さらに2点の援護が入った3回。先頭の清水選手、中島選手に連続四球を与えます。何をしているのやら、、、浅間選手はバントの構えからヒッティングに切り替えてきますが、源田選手の冷静な判断で3塁アウトにします。しかし西川選手に真ん中のシュートをライト線に運ばれて失点、近藤選手にカーブ系のボールを投手強襲のヒットで失点、中田選手には犠牲フライを打たれて同点にされました。点の取られ方が低レベルでガッカリです。


4回からはストレートを主体にして三者凡退に抑えます。


5回です。中島選手には追い込んでから粘られて7球目にスライダー、浅間選手はストレートを打たれて0アウト2,3塁のピンチとなります。西川選手にはシンカーが絶妙なコースに決まって見逃し三振に抑えますが、近藤選手はセカンドゴロを打ちますが、その間に3塁走者が生還して同点に追いつかれます。中田選手は四球で歩かせて尚も2アウト1,3塁のピンチでしたが、レアード選手は初球のカーブを打ち損じてもらいショートフライに抑えました。この回で降板しました。



5回83球、6被安打2奪三振3四球4自責点でした。ストレートのスピードが足りず、全体的に変化球主体にせざるを得ない投球になっていました。それにしても、3回の投球はいくら何でも酷すぎです。8,9番の下位打線に四球を出して上位打線に返される、こんなのプロ7年目の投手のする投球じゃないです。来週のソフトバンク戦は回避したほうが良さそうです。



同点の6回からは相内投手が登板します。ところが先頭の田中賢介選手にはストライクが入らずに四球、送りバントから清水選手にもストライクが入らずに暴投で3塁に進まれて結局犠牲フライで逆転を許します。さらに中島選手にも四球を与えてここで降板します。メンタルが弱いのはありますが、そもそもブルペンでちゃんと投げれていたのでしょうか?西口さんはブルペンで何を見ていたのか非常に気になります。


2アウト1塁から齋藤投手が登板します。浅間選手にスライダーを打たれて2,3塁のピンチとなります。さらに西川選手に死球で満塁として、近藤選手の場面で暴投で失点します。近藤選手にもストレートを捉えられましたがサードライナーに抑えました。1アウトとるのに苦労しすぎです。メンタルが弱いにしても、オリックス戦で1度はこういう場面を経験しているはずですから、あまりにもメンタルが弱すぎです。今後この2人を僅差の場面で使えなくなると、ますます野田投手と平井投手に負担が増えてしまいます。


2点ビハインドの7回は平井投手が登板します。2点ビハインドで使わないでほしいですがね。先頭の中田選手に2塁打、レアード選手には2日連続で死球を当ててしまいちょっと不穏な空気になりますが、田中賢介選手の送りバントは山川選手の素早い判断で3塁を刺します。渡邊選手はショート併殺打に打ち取り0に抑えました。今日はボールのキレが今ひとつだったのと、炭谷選手もスライダーよりもストレートを軸にしていたせいで余計に変な投球になっていたと思います。


8回は野田投手。野田投手もビハインドでは使いたくないのですがね。清水選手に四球、浅間選手には死球、西川選手は内野安打で1アウト満塁となりますが、近藤選手はセカンド併殺打でリクエスト検証もアウトになって0に抑えました。齋藤投手と相内投手とは違い、平井投手と野田投手は簡単に失点しないところは評価出来ます。


逆転した9回はヒース投手。1点リードで4番からの打順でしたが、2三振含む3者凡退に抑えました。今日投げた中ではダントツで良かったです。



勝てたから良かったものの、また平井投手と野田投手がビハインドで起用されました。しかも今日の平井投手はボールのキレが今ひとつでした。そろそろ酷使の影響が出てきてもおかしくないです。今日の場面なら失点覚悟で武隈投手か伊藤投手は使って欲しかったです。それから四死球も多すぎです。ヒット自体は9本に抑えているのですから、四死球を減らせたらもっと失点は防げたはずです。特に下位打線に四球を与えた十亀投手やメンタル面が弱すぎる相内投手や齋藤投手が全体的に足を引っ張りました。この部分は反省してほしいです。




打線です。昨日よりはマシになりましたが、まだまだ反省点は多いです。しかし、今日は不甲斐ない投手陣を助けてくれたのは間違えなく打線です。これは評価出来ます。

相手先発の上沢投手は調子は悪く、ストライクとボールがかなりはっきりしていました。橋上さんがどんな指示を出していたかは知りませんが、このはっきりしていたストライクとボールを冷静に見極めていけた選手とそうでない選手で明暗が分かれました。


上沢投手と1番合っていたのは中村選手でした。今日も第1打席では初球の浮いたカーブを見逃さずに2点本塁打を打ちました。その後は併殺打がありながらもヒットに四球とチャンス拡大に貢献してくれました。本塁打を打たなくてもチャンスメイクしてくれるのは好印象です。守備もまぐれではありましたが、近藤選手の鋭い打球をしっかりグラブの中に収めてくれました。


そして決勝打を打った金子侑司選手。第3打席まではただ闇雲に振っていたので厳しいかなと思っていましたが、トンキン投手のスライダーを空振りせずにレフトに運んだ打撃はお見事でした。最後の3塁でのガッツポーズはカッコ良かったです笑。


森選手と源田選手は共に3出塁と打線として機能を果たしていました。森選手は打撃でも良かったですが、最終回のリードも良かったです。先頭の中田選手はストレートで押したいった一方で、ストレートを意識していたレアード選手は変化球でタイミングを外すリードはお見事でした。やっぱりパワー投手には森選手が1番相性が良いと思います。源田選手も2年連続の30盗塁達成に守備でも冷静な判断と打撃以外でも活躍していました。


外崎選手も相性が悪いながらもボールを見極めたりカットしたりと粘りを見せていたのは評価出来ます。山川選手も毎試合本塁打は無理でもチャンスで1本打ってくれればそれで問題はないです。


秋山選手は本塁打は打ちましたが、基本は強振が目立ちます。アウトも打者有利のカウントから打ちにいきの凡打や引っ張ったゴロなど、内容は改善されていません。打撃フォームも崩れている可能性が高いので、いっそボールを打っての練習ではなく、打撃フォームの見直しだけに重点を置いた練習をしたほうが良いと思います。


浅村選手もボールを見極めようとせずに無安打でした。もう少し冷静になってほしかったなと思います。今日は無茶な守備はなくて良かったです。


岡田選手も打てないボールを無理やり打とうとしているので、あれでは率がすぐに落ちます。リードも微妙な印象が残りました。変化球主体のリード自体否定はしませんが、もう少しカーブやストレートを交えた緩急のあるリードをしてほしかったと思います。序盤はスライダーやシュートに頼りすぎて、中盤はストレートに頼りすぎてみたいな極端なリードになってしまった気がします。アイデア自体は間違えではないと思います。


今日は代打起用も良かったと思います。6回の1アウト1,2塁で岡田選手の場面でメヒア選手の起用、結果は出ませんでしたが、あのまま岡田選手が打席に立っても打てる可能性は低く、栗山選手も上沢投手と相性が悪かったのでメヒア選手の判断は良かったです。あれは甘いボールを打ち損じたメヒア選手の問題です。

そして8回の1アウト満塁で炭谷選手の場面で栗山選手の起用、レアード選手の判断ミスもありましたが、鋭い打球を打てていましたし、あれが空振り三振だったら金子侑司選手の逆転打は出なかったところでした。正直ベンチに置いとくのは勿体ない選手ですが、勝負所に栗山選手がいることは非常に心強いとです。首脳陣には栗山選手のスタメン起用もしっかり考えてほしいと思います。




昨日の敗戦から投手陣は失速しましたが、野手陣は下を向かずに頑張ってくれました。明日は西武がウルフ投手で、日本ハムはマルティネス投手です。明日も勝率は低そうですが、1つ勝てたことで良い意味でリラックスして戦ってほしいと思います。




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