ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

9/15(土)西武×ソフトバンク第19回戦 —台湾営業の奇跡 クリーンナップの大活躍で戦前の予想を覆す大金星—

11-5で大勝です。打線の大爆発で首位攻防初戦を制しました。



先発は郭俊鱗投手。初回です。1アウトから今宮選手にヒットを打たれますが、中村晃選手はストレートでセカンドフライ、柳田選手はカーブでタイミングを外してセカンドゴロに抑えました。チェンジアップで空振りが取れています。もしかしたらが期待出来る内容です。



3点の援護が入った2回。先頭のグラシアル選手にど真ん中のストレートを捉えられて、本塁打を打たれました。



この辺りが郭俊鱗投手のダメなところです。森選手のリードも論外です。弱点が外角低めへのスライダーであるグラシアル選手に対して、何でよりによってここでインコース勝負を挑んだのかが意味不明です。

さらに2アウトから上林選手に2塁打を打たれますが、甲斐選手はスライダーでライトフライに打ち取りました。



3,4回は三者凡退に抑えます。変化球でストライクカウントも空振りも取れています。ストレートを捨てて変化球主体でのリードを選択した森選手のナイス判断も光りました。ソフトバンク打線も低めの変化球をガンガン振ってくれています。



勝ち投手の権利のかかる5回です。先頭の松田選手に内野安打、上林選手にライト前ヒットを打たれて0アウト1,2塁のピンチとなります。甲斐選手の送りバントは森選手が素早く処理して3塁アウト、2アウト2,3塁で今宮選手を迎えます。



カウント2-2から勝負の5球目のスライダーが僅かに外れてしまい、この打席はボール覚悟の配球に行くべきでしたが、6球目に森選手はもう一度同じボールを投げてこいというようなリードをしてきました。当たり前ながら2球続けて同じようなボールを投げる力のない郭俊鱗投手は6球目が甘くなってしまい、ライト前タイムリーヒットを打たれてしまいました。

しかし、2塁走者は金子侑司選手の好返球でアウトにして、同点は許しませんでした。(それ以前に、あの前進守備体系と2塁走者の状況でなんで3塁コーチは回したのかが謎でした。)



点差が広がった6回も続投となりますが、中村晃選手に四球を与えて、ここで降板となりました。




5.0回98球、6被安打4奪三振1四球3自責点でした。ストレートはダメダメでしたが、チェンジアップを主体とした変化球で上手く惑わすことが出来ました。チェンジアップを苦手としているソフトバンク打線に効果的な球となっていたと思います。援護した直後や勝利投手の権利のかかった回での失点など根本的な問題は改善されていませんでしたが、それでもここまで力投するとは思ってもいなかったので、十分な投球でした。次回もチャンスが与えられると思いますので、次回が真価を問われる登板になると思います。




0アウト1塁から小川投手が登板します。左の柳田選手はレフトフライに抑えますが、グラシアル選手、代打川島選手に連打を浴びて3点目を許してしまいました。今日は勝負球が今ひとつ決まりませんでした。




尚も1アウト1,2塁で平井投手が登板します。松田選手はライトフライ、上林選手はライナーの打球を身を呈して止めて投手ゴロに抑えました。ボールはイマイチでしたが、気合いだけは十分でした。負傷していないかが不安です。




また点差の広がった7回は増田投手が登板します。ストレートを軸に三者凡退に抑えました。勝ちパターンは無理ですが、ビハインドならなんとかこなせる可能性はあります。少なからず、昨日の武隈投手よりは10倍まともな投球でした。




8回はマーティン投手。ヒットは打たれましたが柳田選手を併殺打に打ち取って、結果3人で終わらせました。今日はコントロールが大きく荒れることはありませんでした。




9回は野田投手。この点差なら相内投手で問題なかったと思います。この点差で気合いが入らなかったのかは分かりませんが、川島選手と上林選手にそれぞれソロ本塁打を打たれました。





やはり9回の2失点が嫌な予感がします。この2失点が明日のソフトバンク打線に火を点けるのではないか不安です。






打線です。今日は相手の守備ミス多発にも助けられて、11得点と爆発しました。




打線大爆発の要因は間違えなくクリーンナップでした。まずは3番浅村選手。



本塁打を打ったのは浅村選手の苦手なコースではある一方で、前の日本ハム戦で公文投手から打った満塁本塁打とほぼ同じコースです。勝負所での集中力はピカイチです。ベンチに戻ってからも珍しく感情を露わにしていたので、相当気合いが入っていたと思います。やはりこの人がキャプテンで良かったなと思います。



次に4番山川選手。千賀投手にトドメを刺す一撃、さらにアンダースローの高橋投手から一発で遂に40号に到達しました。流石に50本は厳しいと思いますが、45本は打てる気配があります。この9連戦で調子を持ってきてくれたのは大きな好材料です。



そして5番栗山選手。今日は千賀投手の出鼻を挫くタイムリーヒットを打ちました。満塁や勝負強さは健在です。相性の悪い千賀投手でも関係なかったです。しばらくは右左関係なく5番起用で大丈夫でしょう。



源田選手は振り逃げ含む4出塁で打線の繋ぎの役割を果たせています。チャンスでも左のモイネロ投手からタイムリーヒットを打つなど、好調をキープ出来ています。



秋山選手は1安打でしたが、相手の裏を突いた三盗はお見事でした。その後の暴投で得点出来たことを考えると、秋山選手のヒットは本塁打に近い価値だったと思います。



金子侑司選手は2安打1犠打、さらに守備でも好返球など攻守で大活躍でした。これが本当に続かないのが金子侑司選手なので、明日も頑張って欲しいと思います。



森選手は打撃では無安打でしたが、明日は相性の良い大竹投手が先発なので、打撃に期待したいと思います。守備ではバント処理は完璧でした。リードは最初のグラシアル選手へのリードは論外でしたが、あまりインコースを突けない郭俊鱗投手との相性は悪くないかなと思いました。途中から変化球主体に変えた判断も良かったと思います。



相性の良さを期待されたメヒア選手と中村選手は無安打でした。メヒア選手はやはり変化球に対応出来ていません。バットに当てれば凡打で見逃せずに空振りなど、相手も変化球攻めが増えてきました。最後の打席みたいな見逃した方が出来るようになれば改善の余地があります。

中村選手はミスショットが目立ちました。そろそろ疲れが出てきてもおかしくないです。これまで好調を理由に無茶な起用をしたツケがここに来て回ってきたかもしれません。今日なら4打席目に出塁した時点で、代走を出して休ませるぐらいはして欲しかったです。





あとこれは試合には直接関係ありませんが、今日松井稼頭央選手が登録抹消されました。どういった経緯でこの判断に至ったのかは分かりませんが、少なからずフロント特権を廃止しての決断を出せたことは評価します。昨日もベンチで菊池雄星投手と会話していたところを見ると、西口さんみたいな過ちは起きないと思います。来年からは指導者として後進の育成に努めて欲しいと思います。





明日は西武が今井投手、ソフトバンクは大竹投手です。明日勝てばリーグ優勝へ大きく前進することになります。この3連戦で一番期待値の高い今井投手に期待したいと思います。





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