ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

カスティーヨの配置転換について

情報によりますと、カスティーヨ投手がクローザーに配置転換するという話が出ています。



現状、中継ぎ投手で勝ちパターン起用が出来る投手が大石、ヒース投手だけで、その次が小石投手になってしまいます。

首脳陣としては、韓国時代に最速166kmを計測したストレートを期待して、配置転換を行った様子です。本人も配置転換に対してはやる気はあるみたいです。



ここで、カスティーヨ投手のクローザー適性について考えてみましょう。


個人的にですが、クローザー投手に必要なものとしては次のようなことがあると考えます。

「球速・奪三振率・フォーク系の変化球・低被本塁打率」

なぜ、これらが求められるかに関しては今回は説明を省略させて頂きます。簡単に言うと、勝ち試合の最後を締めくくる上で、簡単に失点しない投手が求められるからです。


では、カスティーヨ投手を見てみますが、まず球速については問題ありません。166kmのストレートは流石に嘘っぽい気がしますが、全力で投げたストレートは154kmは出た記憶があります。球威もあるので、ここは問題ないと思います。それから、被本塁打も66.1回で4本なので、ここも問題ないと思います。


気になる点としては、奪三振率とフォーク系の変化球です。66.1回で43奪三振と低いです。なぜ奪三振率が高くないといけないかは、今年の増田投手を見れば分かると思います。増田投手も三振がとれず、粘られて最後に打たれるという場面を皆さんも多々見てきたと思います。カスティーヨ投手の場合、スタミナに難があり先発では最初から全力では投げていなかったので、1回限定になってどこまで球威があがるのか、三振が取れるようになるかが重要になってきます。さらに、変化球もスライダーとチェンジアップで、鋭いフォークボールを持っていないことも少し気になります。変化球でも空振りを取れるようになるのかも重要です。



ここまで奪三振率・変化球の点をあげましたが、私は違う部分で懸念を持っているのが正直な感想です。


まず、カスティーヨ投手の与四球の多さです。66.1回で35個の四球を出しています。さらに、セットポジションの不安定さも露呈しています。そんでもって、本人が投げ急ぐ場面があったり、意外にも繊細なメンタル面(先日の危険球退場の際の落ち込み具合等)など、1回で0を求めるクローザーが本当に務まるかが不安です。どうも自滅してしまう姿が想像出来てしまいます。


それから、先発としてのカスティーヨ投手の空いた穴はどうするのでしょうか?

現在の先発陣は、カスティーヨ・菊池雄星・多和田・十亀・榎田・ウルフ・今井投手の計7人います。カスティーヨ投手がいなくなっても6人いるので、ローテーションを回すことは出来ます。しかし、そのためには、高卒2年目の今井投手や高齢で肩に爆弾を抱えているウルフ投手に中6日を強いることになります。まさか今井、ウルフ投手に中6日が務まるなんて、そんなことを首脳陣が考えているわけないですよね?ウルフ、今井投手は中10日で回してあげないと潰れてしまう危険があります。2軍だと、高木勇人投手がいます。2軍で不安定な投球が続いていますが、他にいないので、彼に1軍ローテーションを任せるしかありません。


カスティーヨ投手を守護神に配置転換するのであれば、菊池雄星・多和田・榎田・十亀投手に2軍から高木勇人投手を加えて、今井、ウルフ投手は中10日で回すのが前提条件で求められます。今井、ウルフ投手に中6日で回すのだけは厳禁です。そんなことしたら、中継ぎだけでなく先発までも崩れてしまう恐れがあります。



長くなりましたが、カスティーヨ投手の守護神は不安な部分が多いのが正直な本音です。もちろん、カスティーヨ投手がクローザーとして結果を出したのであれば、それは首脳陣のナイス采配だとして、最大限に評価しなければいけません。逆にカスティーヨ投手がクローザーとして機能せず、中継ぎだけでなく先発までも崩壊したのなら、これは西口コーチだけでなく、土肥コーチも引責辞任しなければいけないレベルの問題になってくると思います。この采配が吉と出ることを祈るばかりです。



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