ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

6/27(水)西武×オリックス第10回戦 —中継ぎの奮闘も再三のチャンスを打線が潰して引き分けに 地味に痛いドローゲーム—

3-3で引き分けです。内容的には西武が負けに近い試合でした。



先発はウルフ投手。捕手は森選手です。


2回まではゴロアウトで問題なく終えます。球速も最速149kmを計測しています。


3回も2アウトまでいきますが、山崎、西野選手に連打を浴びて1,3塁のピンチを迎えます。ここでダブルスチールを仕掛けてきます。ここは、3塁走者の山崎選手のスタートが遅れ、さらに源田選手が冷静に対処してくれたのもあって、ダブルスチールを阻止しました。


4回です。先頭の吉田尚正選手をヒットで許し、ロメロ選手にど真ん中に入ったカーブをレフトスタンドに運ばれて2失点します。完全に失投です。

ここで終われば良かったのですが、そこから連打に四球も含めて、1アウト満塁のピンチを迎えます。ここは安達選手はツーシームを続けて最後はカーブ、山崎選手は3球カーブという形でしたが、力技でねじ伏せました。


5回です。もう初回のゴロ投球を見せていたウルフ投手ではありません。1アウトから宗選手を四球、ロメロ選手を内野安打で1アウト1,2塁のピンチを迎えます。吉田尚正選手は際どいところをボール判定されながらも何とか見逃し三振、中島もフルカウントまでもっていかれるも内野フライで0に抑えます。球審が際どいところをほとんどボール判定にされ、だいぶストレスが溜まっている状態です。


6回です。1アウトからT-岡田選手にまたカーブが真ん中に入り、余計な失点をします。その後2アウト2塁の場面で降板しました。




5.2回107球、被安打10奪三振2四球2自責点3でした。初回は良かったのですが、カーブが真ん中に入ったり球審と相性が悪かったりで内容は散々でした。登板間隔が空くために抹消されると思います。しっかり調整してほしいと思います。




2アウト2塁のピンチで小石投手が登板します。ここは西野選手をレフトフライに抑えて追加の失点は許しませんでした。


7回もいくかと思いきや、2点ビハインドでヒース投手。2点ビハインドで投げさせる投手ではないのですがね。得点圏にランナーを背負うも0に抑えます。


同点に追いついた8回からは増田投手。問題なく三者凡退に抑えます。完全復活はまだ先ですが、順調に回復している様子です。西武のクローザーはやはり増田投手でなくてはいけないので、1日も早い復活を期待したいです。


9回はカスティーヨ投手。こちらも三者凡退に抑えます。ちょっとコントロールが怪しかったですが、森選手が捕手だとそんなに崩れることがありません。今日は最初から森選手が捕手だったので問題なかったのですが、指名打者の時にどうするのかが不安材料になっています。


延長に入った10回は大石投手。得点圏にランナーを背負いますが、最後は後藤駿太選手をフォークで空振り三振に仕留めてピンチを脱します。天国にいる森選手コーチの為にも、大石投手には頑張ってほしいと思います。


11回からは再昇格後初登板の平井投手。2アウトまでいくも、山崎選手に際どいコースをとってもらえず四球、西野選手にも打たれて2,3塁のピンチを迎えますが、宗選手を空振り三振に抑えます。

12回も続投です。松本投手しかいないので、続投止むなし状態です。簡単に2アウトまでいきますが、大城選手にヒットと盗塁で2塁のピンチを迎えますが、後藤駿太選手が3-0のカウントでファーストゴロに終わってくれて、助かりました。コントロールがアバウトでしたが、変化球のキレは良かったと思います。まずは何とか0に抑えるところからになると思います。




今日は中継ぎの奮闘で引き分けに持ち込めました。しかし、何度も逆転のチャンスがありながら、点を取ることが出来なかった打線の責任は非常に大きかったです。



打線ですが、先発の金子投手の前に凡退を積み重ねている状態でした。今日の金子投手は普段あまり見ないフォークを駆使してきて、結果的にそれが西武打線を惑わす要因になっていました。

低めに落ちるフォークに手を出して凡退という形が続いていました。どうせ首脳陣からは何にも指示は出ていなかったことは明確で、各々で攻略しようとしたからこのような結果になってしまいました。(本当に橋上コーチは普段から何をしているのでしょうかね??)


そんな中で、1人だけ金子投手を攻略した選手がいました。それはおかわり君こと中村選手です。今日の活躍に関してはお見事でした。「今日に関しては」ですが、本当にお見事です。


勿論相性もあったと思います。しかし、何故山賊打線の主力選手が皆打てず、打率1割代の中村選手が打てたのか、それは低めの変化球を意識していたかどうかだった、と私は考えています。


中村選手の打席内容ですが、第1打席は2球目の真ん中のスライダーを内野安打、第2打席は3球目の真ん中のストレートを本塁打、第3打席は初球のチェンジアップを同点本塁打、という結果でした。

この中で言えることは、金子投手は中村選手に対してフォークを1球も投げていません。勿論ベンチでは金子投手のフォークボールを見ていたと思います。しかし、金子投手が普段からフォークを決め球にしているわけではありません。どちらかというとチェンジアップです。つまりは、中村選手の頭の中に金子投手のフォークの存在がなかったということです。

これを悪く言えば何にも考えていない、ベンチでただ座っていただけのアホだ、とか言う人もいるかと思います。しかし、このフォークの存在を頭から消してくれたからこそ、今日2発打つことが出来たと考えることが出来ます。もし金子投手が中村選手の打席の中で1球でもフォークボールを投げていたら、おそらく本塁打は出ていなかったと思います。



長くなりましたが、低めのボールを無駄に意識しなければ、攻略可能だったということです。金子投手の攻略の見本は首脳陣の指示ではなく、中村選手にありました。今日の野手のMVPは間違えなく中村選手です。守備でも今日はいい動きを見せていました。



しかし、喜んでばかりではいけません。その後の増井、近藤投手相手には全く歯が立たずに凡退。明日にはこれまでのベンチでおすわり君の状態に戻っている可能性もあります。今までが酷すぎたので、あまり過大評価をしすぎるのも良くありません。今日の結果に浮かれることなく、明日から気を引き締めて頑張ってくれないと困ります。



それ以外の選手は基本的にダメでした。どの選手にも言えることですが、余計に低めの変化球を意識しているせいで、甘いボールをミスショットしています。さらには、相手の守備シフトにもハマってしまって、点を取るのが絶望的な状態でした。



それから、森選手もリード面では苦言を。森選手の捕手能力がまだまだであると私は考えいますが、その理由の一部として、何でもかんでも際どいコースに構えることと、ピンチになると投手よりも自分で慌ててしまうところがあります。今日は特に後者の理由が顕著に出ました。



ロメロ選手に2点本塁打を打たれてから、基本的に力任せなリードが目立ちました。4回の満塁の場面も、安達選手にはツーシーム、山崎選手にはカーブと同じ球種ばかり投げさせています。結果的にそれで抑えたので良かったのですが、あくまでもウルフ投手はパワー投手ではなく、ゴロ投手であるということを忘れてはいけません。本当は炭谷選手とバッテリーを組んでほしいと私は考えています。




明日は西武が多和田投手、オリックスは山岡投手です。明日ですが、森コーチが亡くなってから1周忌となります。明日は天国の森コーチの為にも、絶対に勝たなければいけない試合になります。




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