12-5で大勝です。何とか3タテは回避して、ギリギリのところで踏みとどまりました。

先発はウルフ投手。捕手は炭谷選手です。初回は三者連続三振で幸先良いスタートです。カーブがいつも以上に鋭い曲がりになっています。

2回です。先頭のデスパイネ選手に本塁打を打たれます。ここは速球で押しすぎたリードミスがあったかもしれません。しかし、後続は打ち取ります。ここまで5奪三振です。

3回です。ここは難しいゴロも源田、浅村選手が上手く捌いてアウトにしました。

4回です。ここから相手打線に捉えられ始めます。柳田選手はサードへの強い打球ながらもサードゴロ、前の打席本塁打を打たれたデスパイネ選手は勝負が出来ずに四球、内川選手は外のボールを上手く流し打ちされましたが、ファーストライナー併殺で3人で終えました。

5回です。先頭の松田選手の何でもない打球を中村選手が送球エラーで0アウト2塁のピンチとなります。牧原選手は意表を突いたセーフティーバントを仕掛けますが、炭谷選手が上手く捌いて1アウトを取ります。代打長谷川選手にはタイムリーヒットを打たれましたが、高田選手は併殺打に打ち取って、最小限の失点に抑えました。この回で降板となりました。

5回77球、3被安打6奪三振1四球2失点(1自責点)でした。今日はカーブの変化がいつも以上に鋭く、それを軸にして相手打線を翻弄していきました。炭谷選手との相性もバッチリでした。球数的にはもう1回行けたはずでしたが、6回からが左打者3人ということと少しボールが怪しくなり始めたので降板となりました。この判断の是非は分かれると思いますが、私は首脳陣の判断は間違っていないと思います。

6回からは野田投手が登板します。6点リードではありましたが、今日の試合の重要性と明日が休みなのを考えたら、今日のこの場面での起用は有りだと思います。結果は三者凡退に抑えました。文句なしの満点投球でした。

7回は平井投手。内川選手に死球を当ててしまいますが、ヒットは打たれませんでした。コントロールは相変わらずですが、変化球のキレは問題ないです。

8回はヒース投手。福田選手にど真ん中の変化球を本塁打にされました。その後もエラーがありながらも、何とか後続は抑えました。ボールが抜ける場面が非常に目立ちました。今日はナックル系のフォーク？みたいな変化球も投げていました。

9回は松本投手。カスティーヨ投手が登板と思いましたが、前回の情けない投球から今回の登板は見送った様子です。ところが内川、松田選手にそれぞれ初球を本塁打にされました。初球の入りが不用意過ぎでした。松本投手の場合はこういう失点があるので、なかなか信用出来ない投手です。

今日の投手陣の結果から言えることは2つです。まずカスティーヨ投手ですが、点差が開いて信用出来ないから使わないとかいうクローザーなんか普通に論外なので、だったら先発に戻せと言いたいです。これで未だにクローザーに置いている時点で言っていることと実行していることが矛盾していることに首脳陣は気づいていないのでしょうか？

それからヒース投手、ここ最近は不安定なコントロールがそのまま投球に支障を与えています。奪三振能力が高い一方、不安定な投球内容も同じく高くなっています。ここは一度セットアッパーから7回に下げたほうが良いと思います。8回は平井、野田投手の2人でその時の状況次第で投げさせた方が、勝ち試合が安定すると思います。セットアッパーは絶対に1人じゃなきゃいけないなんてことはありません。カスティーヨ投手を先発に戻さない辻政権には無理な話だと思いますが、もう一度投手の好不調を把握し直すべきだと言えます。

打線です。昨年までは天敵だった武田投手でしたが、今年は不調です。今日もコースが甘くカーブも簡単にバットに当てることが出来ました。こういう投手だと、個々の能力が高い西武野手陣は自分たちの力で攻略は出来ます。

秋山選手は2安打に1本塁打とマルチ安打。特に追加点がなかなか取れない中での1発は非常に大きかったです。打撃の調子はもう問題なさそうです。源田選手も先制点のきっかけの2塁打とつなぎのヒットと2安打。守備でも難しい打球を簡単に処理するなどと大活躍でした。

浅村選手は3安打5打点でお立ち台に立ちました。特に8回のトドメを刺す本塁打はお見事でした。膝の状態が心配されましたが、今日は打撃に影響が出なくて良かったです。

山川選手も先制点と追加点の2本のタイムリーで3打点の活躍。苦手なカーブにもしっかり対応していました。守備はまた余計なミスをしていたので、反省してほしいです。

外崎選手も2安打2打点3出塁と活躍しました。今日はしっかりとボールにコンタクトしていました。最終回のサード守備も中村選手よりも安心して見ていられました。

斉藤選手も2安打とスタメンアピールに全力になっています。打撃は勿論ながら、今日は守備でもナイスプレーがありました。走塁だけは反省してほしいです。

そして炭谷選手。この人の活躍を忘れてはいけません。8,9回はちょっとあれでしたが、7回までの投手の活躍は炭谷選手の存在があってこその結果でした。初回からボールの良し悪しを把握していたかは分かりませんが、カーブが使えると判断してカーブを軸に、さらに内と外を上手く使い分けたリードは圧巻でした。個人的には影のMVPです。これで首脳陣も炭谷選手の守備能力の高さを理解してくれればと思いますがね。

森選手は無安打でした。初回は四球、2回も9球粘ってのアウトだったのですが、そこから全くいいとこなしでした。捕手で起用しすぎたから打てなくなったとみれます。少しは起用を見直してほしいです。

そして今日の問題児だった中村選手。最終打席で本塁打でしたが、あんなのまぐれです。それよりも前の4打席が酷すぎてあまり評価出来ません。守備はどうしようもないです。ボテボテの打球が取れないのはまだしも、何でもない打球を送球エラーなんか言語道断です。ゴロ投手のウルフ投手が先発なのと地方球場のグラウンドのコンディションを考えたら、今日のスタメン起用は控えるべきでした。金曜日の試合はベンチでおすわり君で問題ないでしょう。

何とか3タテ回避出来て良かったの一言です。今年はギリギリの所で踏みとどまることが出来ているので、首位をキープ出来ています。金曜日からの3連戦も頑張ってほしいです。

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