8-8で引き分けです。最後勝てなかったのは残念でしたが、2-8の6点ビハインドで同点に追いついたというのは評価して良い引き分けだと思います。

【投手陣】

論外なのがダーモディ投手と森脇投手、勝てなかった最大の原因は間違いなくこの2人です。ダーモディ投手はいきなりヒット、三塁打、本塁打で3失点、百歩譲ってこの失点だけで乗り切ってくれればまだ我慢しましたが、今日はコントロールもクソで4四球も出していてお話になりません。その後の失点は四球や悪送球で自滅しただけなので、これはもう先発失格の烙印を押すしかありません。

加えて0アウト1,3塁で登板した森脇投手も完全に「俺達」の仲間入りです。桑原選手のタイムリーはまだ我慢するにしても、その後2アウト満塁にして宮崎選手に走者一掃のタイムリー二塁打で完全に負け試合の雰囲気にしました。ストレートが決まらずに変化球もカットボール、フォークが真ん中に入って打たれているだけです。無失点に抑える方が珍しくなりました。

そんなみっともない流れを断ち切ったのがプロ初登板となった渡邉投手です。愛斗選手のファインプレーでプロ初アウトを取ると守備にも大いに助けられて3回無失点、ストレートは140km後半から150km超え、スライダーは少し甘かったですがカットボールがそこそこ機能して、カーブで緩急をつけて空振り三振も取れました。打たれた2安打もポテンヒットで捉えられた打球はなし、渡邉投手の3回無失点があったからこそ同点までの流れを作ることが出来ました。

同点に追いついてからギャレット投手は三者凡退、平良投手は2アウトから1,3塁のピンチでしたが、最後は牧選手に外スラを続けて空振り三振、やはりあの場面で外スラを2球連続で投げ切った平良投手は怪物です。開幕から30試合連続無失点で、プロ野球記録まであと1試合となりました。

来週の先発はどうするか、今日ベンチ外の與座投手か3回無失点の渡邉投手か、怖いのは昨日2軍で6回3失点の浜屋投手の先発とかありそう(これは反対です)ですが、どのみちダーモディ投手は配置転換も兼ねて抹消、森脇投手は田村投手と入れ替えで2軍再調整させるべきです。

【野手陣】

完全に負け試合の展開で8点取って追い付いたのは良かったです。打ったのが下位打線で、しかも8番愛斗選手3打点、9番山田遥楓選手が3打点と打順の一番下にいる2人で6打点も稼ぎました。愛斗選手は3打席連続でレフトへのタイムリー二塁打というトチ狂った打撃でした。落ちる球にバットを当ててしかもスイング力が落ちていないからこその結果ですが、球際に強い守備含めてチームに欠かせない存在になりました。

山田遥楓選手も打撃では散々な結果が続きましたが、今日は結果が出ました。チャンスで練習してきた流し打ちでのタイムリー、さらに三上投手のスライダーを狙い打ってのタイムリー二塁打、源田選手の復帰が見えてきた中で、山田遥楓選手も少ないアピールチャンスをものにしたいです。

さらに7番スパンジェンバーグ選手が1安打2出塁で愛斗選手、山田遥楓選手に繋いで、6番呉選手は同点のタイムリー含む2安打3出塁でこちらも打線に欠かせない存在です。外崎選手が戻ってきてからどう使うかが非常に悩ましい問題です。

5番メヒア選手は3打席目までいつも通りでしたが、エスコバー投手との外国人パワー対決になってからは初球のストレートをレフトへのタイムリー二塁打を打ちました。落ちる変化球への対応次第で結果が左右されるでしょう。

一方で勝てなかったのは1〜4番がノーヒット、今日はどっちが上位打線で下位打線なのかが訳わかりませんでした。岸選手は3三振の時点で4,5打席目は代打を出していいレベルで期待できませんでした。こういう時は川越選手にもしっかりチャンスを与えて競わせていくべきです。

栗山選手は最後の打球は桑原選手のファインプレーに阻まれましたが、やはり批判の矛先は不思議なほどに森選手と山川選手に向くものです。森選手は初球打ちが不発でしたが、山川選手は最後の2三振は批判されても仕方ないですかね。エスコバー投手の時はクソボールを強振して三振、三嶋投手の時はど真ん中ストレートを空振り三振、まさに生産性のないアウトを献上してしまったので、かなり致命的な2三振でした。というか、中村選手欠場は仕方ないですが山川選手3番はやめてもらいたいです。3番栗山選手、4番山川選手にするべきです。

この流れが続かないのが今年のライオンズ、明日の内海投手はこれがラストチャンスのつもりでいかないといけません。弟子の渡邉投手が最高の結果を出したのですから、ここで内海投手が結果を出さないと渡邉投手の結果を台無しにするだけです。期待はしませんが最低限の結果は見せて欲しいと思います。

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