6/10(木)西武×DeNA第3回戦—内海5回3失点で本拠地初勝利 平良開幕31試合連続無失点 控えが躍動して交流戦カード初勝ち越し—
5-3で勝利です。内海投手が踏ん張り平良投手が大記録に並び、さらには控えの活躍と嬉しい勝利となりました。
【投手陣】
・内海投手 5回6被安打1被本塁打3奪三振1与四球3失点
前回同様に初回から失点、1アウトから伊藤選手にポテンヒットを打たれて、佐野選手の打球は併殺打コースでしたが呉選手が一塁側に寄りすぎてセンター前ヒットで1,3塁、宮崎選手は浅いライトフライでソト選手にタイムリーヒットを打たれます。
2球で追い込んでからの3球目、ここで今日曲がっているカーブ、チェンジアップ、フォークなどの変化球で空振り狙いでいけばいいものを高めの釣り球要求、高橋光成投手や今井投手みたいに球威のあるストレートが投げれるならまだしも、内海投手にそんなストレートはありません。
加えて内海投手も0-2からボール球でいいのを3球三振の欲が出たのか知りませんが中途半端なへなちょこストレートを投げてしまい、当然ソト選手が空振りするはずもなくレフトへのタイムリーヒットを打たれました。この失点はバッテリーの不注意以外何でもない失点なので、非常に不満な失点です。
さらに牧選手にセンター後方への大飛球を打たれましたが金子侑司選手がフェンス直撃しながらもキャッチしてアウト、このアウトで立ち直ることが出来ました。
直後の同点、逆転してから2,3回は無失点に抑えましたが4回、ソト選手にヒットを打たれてから牧選手に外のツーシームをライトスタンドに運ぶ2点ホームランを打たれて1点差に詰められます。これは牧選手が凄いですが、交流戦ではセリーグの若手有望株の選手に必ずといっていいほどにホームランを打たれています。
4回裏にも追加点が入って5回、伊藤選手に四球(5球目見逃し三振じゃないのか?)から1アウト2塁となりますが宮崎選手はまたストレートを打ち上げてキャッチャーフライ、ソト選手はストレートを打ち上げられて予想以上に伸びましたがレフトフライ、5回3失点と最低限の仕事を果たして交代となりました。
今日はカーブ、チェンジアップ、フォークなどの変化球が機能していたので緩急を使ってなんとか投球を組み立てることが出来ました。柘植選手とのバッテリーは反省点はあるにしても、森選手より投げやすいと思います。昨日の渡邉投手の好投に触発されて、内海投手もベテランとしての意地は発揮出来たと思います。ただ、次も好投する保証はないだけに、内海投手は気を抜かずに今日悪かったところは修正してもらいましょう。
・宮川投手 1回無失点
三者凡退でしたが「俺達」になるかならないかの紙一重の投球でした。牧選手をアウトに出来たのが大きかったです。
・十亀投手 0.1回1被安打1与四球
1アウトから桑原選手にど真ん中カーブをレフトへ運ぶ二塁打を打たれて伊藤選手に四球で降板となりました。今日はコントロールが悪かったです。
・武隈投手 0.2回無失点
1アウト1,2塁のピンチで登板、佐野選手をスライダーでピッチャーゴロ併殺打、わずか1球で火消し成功と最高の結果を出しました。
・ギャレット投手 1回1被安打1与四球無失点
ソト選手にフェンスギリギリのセンターフライを打たれますがなんとか2アウト、そこからヒットと四球で1,2塁となりますが山下選手をナックルカーブでセカンドゴロに抑えました。やはり連投になると球威が落ちて空振りが取れなくなるのが怖いところです。
・平良投手 1回1被安打無失点
1アウトから桑原選手にヒットを打たれましたが伊藤選手をセカンドゴロ併殺打で3人で終わらせました。これでNPB記録に並ぶ開幕から31試合連続無失点に到達しました。
【野手陣】
坂本投手は山川選手以外はインコースに投げきれずにコントロールも甘く、最後は4四死球で押し出しで自滅するだけでした。その後は国吉投手から1点しか取れなかったので勝ちパターンを使わざるを得ませんでした。毎試合7,8点取れるわけではないので仕方ないですが、明らかに意味不明なバント采配から打線の流れがおかしくなったので、今日は辻監督と馬場コーチのバント采配も反省を求める必要があります。
・岸選手 5打数3安打1本塁打2打点
初球先頭打者ホームランで本拠地初ヒットは豪快な一発でスタート、さらにタイムリーヒット含む3安打猛打賞の活躍でした。タイムリーヒットは変化球をセンター前に運ぶ技術も見せてくれました。
そんな岸選手に対して6回にバントのサインを出してバント出来ずにバスターして併殺打、バントを決められない岸選手も悪いですがどう考えても3安打打っている岸選手でバントして金子侑司選手、山川選手勝負で行こうとした辻監督とバント馬場コーチが悪いです。こういった余計なことをして流れを潰すのは勘弁です。
・金子侑司選手 4打数1安打
初回にフェンス直撃しながらキャッチするファインプレーのセンター守備から岸選手の先頭打者ホームランに続くセンター前ヒット、ここまでは最高の流れでしたがここから盗塁死に次の打席で併殺打、2番に置く打撃はありません。盗塁もあからさまにスタートが遅すぎてリクエスト要求も本当に無駄に費やすだけでそんなに叩かれたいのかと思うほどに酷い走塁でした。ただ、今日はセンター守備では球際の強さを発揮してくれたので問題なしです。
・山川選手 3打数無安打1四球
ノーコンだった坂本投手が山川選手にだけはインコースに投げきれたのもあってノーヒット、百歩譲ってこれは仕方ないにしても、国吉投手のフォークを見逃し三振はダメです。そして3番だとやたら打てなくなるので打順は考えるべきです。
・栗山選手 2打数1安打1打点2四球
2四球選んで4回に貴重なタイムリーヒットを打ちました。この勝負強さが山川選手にはないものです。4番でも勝負強いですが3番にしても問題ないと思います。
・呉選手 3打数1安打1四球
1安打2出塁と最低限の仕事はしました。
・愛斗選手 3打数無安打1四球
毎試合得点圏で打てるわけではないので今日は仕方ないにしても、左投手に対してはタイミングが合いません。安定性を高めるためにはこの左投手攻略が課題になるでしょう。
・スパンジェンバーグ選手 3打数1安打1死球
二遊間への打球がシフトでセカンドに捕られましたが足で内野安打にしました。
・柘植選手 2打数1安打2打点1四球
久々のスタメン起用が見事に的中、0アウト1塁でバントせずに強行策でセンターオーバーのタイムリー二塁打を打ち、さらには満塁の場面で押し出し四球で2打点の活躍でした。今後内海投手先発時は柘植選手とのバッテリーになりそうですが、守備では配球面やバウンドを後ろに逸らして振り逃げを許すなど、課題はチラホラと見えました。最後に代打を送られて9回に変えられたのも今日の守備と日本ハム戦でのやらかしを考えたら当然の判断です。柘植選手は守備力も求めたいので、今日の守備の反省点は少なくないです。
・熊代選手 2打数1安打1死球1犠打1盗塁
山田遥楓選手が胃腸炎で代役でスタメン出場、満塁で打てませんでしたが送りバントに死球で今季初出塁、そしてほぼ大和選手のエラーでしたが内野安打で今年も無事にヒットを打つことが出来ました笑。
・メヒア選手 1打数無安打
代打出場でショートゴロでした。
やっと交流戦で勝ち越しカードが出来ました。この流れを潰すか否かは明日の高橋光成投手次第、髪もバッサリ切って仕切り直しとなります。平良投手、ギャレット投手の3連投は避けるべきなだけに、ここはエースとしての底力を見せてもらいたいです。
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