ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

気がかりなレフトの打力低下と松井稼頭央の存在

中村選手がおかわり君として目覚ましい活躍をしている一方で、レフトの打力低下は歯止めが効かなくなっています。昨日も本来なら代走守備固めの木村選手がレフトでスタメン出場しました。当たり前ながら打てるわけなく、バント以外に見せ場はありませんでした。



これまで栗山選手と斉藤選手がともにレフトのポジションを争っていましたが、2人とも不調に陥っています。栗山選手は5月以降の月間打率が250を越すことなく、これまでの支えであった選球眼もここ最近はボール球に手を出して凡退しています。ゴロは基本はセカンドかファーストへのゴロが多く、コンスタントにミート出来ていません。斉藤選手も打率は3割台をキープしていますが、落ちるボールに我慢出来ずにアウトになっています。四球も3つしか選べていないので、完全に打てなくなったら一気に打率が落ちると思います。



この2人の不調により、レフトの打力が大幅に低下しています。森選手やメヒア選手を外野に回すなんて無謀なことは出来ないので、現状いる選手で対策を練る必要があります。2人の復調を待つのも方法の一つではありますが、優勝争いの大事な時期にそんな悠長な策を取っている場合でもなく、しかも2軍で外野手が打っているのですから、その選手を上にあげれば解決するだけの話です。しかし、それが簡単な話ではないからこのレフトの打力低下が問題になっています。



それは抹消する選手は誰かという問題です。先に言いますが、抹消するなら絶対に松井稼頭央選手です。それが出来ないから問題になっています。栗山選手は不調とはいえ出塁率350はありますし、ここで抹消したら同期の中村選手との贔屓差が決定的になります。私は中村選手への評価が変わりつつありますが、それでも6月頭に再登録したことと交流戦終わってからも1軍におすわり君で居続けたことは今でも間違えだったと断言出来ます。とにかく、ここで栗山選手を抹消してしまっては、本当の意味で生涯ライオンズ宣言をしてくれた選手に失礼すぎます。

斉藤選手も打率は3割台あるので、ここで抹消してしまっては本人は腐り果ててしまいます。木村選手も守備固めでは貴重な戦力です。水口選手は唯一と言ってもいいほどの内野の控え選手です。先日あった源田選手への死球など不測の事態を考えれば絶対に必要な選手です。


やっぱり松井稼頭央選手しか抹消候補が見当たりません。ここからは松井稼頭央選手への個人的見解を書きます。



まず、松井稼頭央選手を戦力としては見ていません。今年の打率も167です。昨年から衰えが顕著になり、今年も速球に対応出来ずに空振りやどん詰まりの打球も多く見られます。どんなに自己管理能力に長けていたとしたても、流石に衰えには打ち勝てないみたいです。ですから、昨年の復帰が発表された時は、営業面と将来の指導者候補としての獲得なんだなと認識していました。もしフロントが本気で戦力として獲得したのであれば、笑うしかないです。

この獲得自体に反対はしません。プロ野球は結果だけでなく、営業面も非常に大切です。仮に結果だけ残していても営業面が振るわなければ評価されにくいのは、中日の落合政権を見れば分かりやすいです。本当に結果だけ出しても、フロントは評価してくれません。私は松井稼頭央選手には営業面と指導者としての若手育成を期待していました。

ですから、松井稼頭央選手が打てていなくても、私は中村選手みたいに厳しく指摘はしませんでした。これは予想出来た結果ですので、別に驚きやら悲しみやらはないです。営業面は十分貢献してくれていると思います。獅子風流ユニフォームもよく似合っていましたし、松井稼頭央選手のユニフォームを着ていたファンの方もチラホラと見ることが出来ました。指導者適性はまだ判断しかねますが、コミュニケーション能力は高いと思うので、西口さんみたいな失態はないと思います。練習姿勢は高く評価します。




そんな松井稼頭央選手に、私は1点だけ不満があります。それはずっと1軍枠を使っていることです。思い返せば5月の中継ぎ投手崩壊の時もそうでした。松井稼頭央選手を抹消せずに、それ以外の枠で何とかしようとした結果、平井投手や野田投手、さらに武隈投手や増田投手までも潰してしまいました。戦力として見ることは出来ない松井稼頭央選手をずっと1軍に置いておくことは1軍の枠を1つ無駄に消費することと一緒です。非常にもったいないかつ1,2軍の選手の入れ替えが滞ってしまいます。

個人的には今すぐにでも現2軍監督と変わってほしいと思っています。いっそ10日間だけでいいので抹消して、2軍の悲惨な現状を把握して、再昇格時に辻監督に現状報告する役割も重要だと思います。獅子風流ユニフォームが始まってしまった今では厳しい話ではありますが。




獅子風流ユニフォームは8/19まで延長になりました。これはこれで嬉しいことですが、この期間までは松井稼頭央選手の登録抹消はないでしょう。この期間まではレフトの打力低下は我慢します。このイベントが終わってからです。この時点でレフトの打力が上がっていなければ松井稼頭央選手を抹消してでも2軍から好調な外野手を昇格させるべきです。



個人的には営業面やら聖域やらの存在は分かりますが、それでも戦力にならない選手を1軍に置き続けることは賛成出来ません。私は松井稼頭央選手を「必要ない」とか「客寄せパンダ」とか言っているわけではなく、貢献出来る面や活躍を期待出来る面では頑張ってほしいと思っています。しかし、レジェンド枠も一歩間違えれば老害と朽ち果ててしまい、ファンの反感を買うことに繋がります。求められることは首脳陣の視野の広い采配ですが、フロント特権や圧力に対して全てイエスマンとなっている辻政権では視野の広い采配は期待出来ません。本人は来年も現役を希望している可能性があります。現役を続けるのは自由としても、若手の育成やチームの勝利に妨害にならないような起用が必要になっていきます。





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