2004年〜2017年ドラフト総まとめ 西武ライオンズ編
ここから改めて全球団のドラフトを2004年から2017年まで総評します。これだけやればどこのドラフトが成功していてどこが失敗しているかは決着が付くはずです。まずは西武ライオンズですが、過去に1年ずつ振り返りましたが総まとめ表的なものがないことに気づいたので、出身校と利き手を省いたバージョンを2004年から2017年までのものを今からまとめます。さらに、前のドラフト企画では各ドラフト指名打者順位での的中率を出しましたが、今回は高校生、大学社会人ドラフトと分離したり希望枠入団があるので、指名順位の的中率はなしで行います。
さらに、前に暫定評価してから今年の前半戦までで成績を上げた選手、落とした選手がいるので、評価の変わった選手は→で改めた評価をします。
前回は忘れていましたが、ライオンズでは投手入団から野手転向した木村選手、川越選手がいますが、2人とも野手の側面が強いので野手カウントします。
一応前回やったものと最後に軽く比較します。
【西武ライオンズ 歴代ドラフト指名】
◯2004年
・1位 涌井秀章 投手 ランク:S
・3位 片岡易之 内野手 ランク:S
・4位 山岸穣 投手 ランク:D
・5位 星秀和 捕手 ランク:E
・6位 藤原虹気 投手 ランク:E
◯2005年
・高1位 炭谷銀仁朗 捕手 ランク:A
・高3位 田沢由哉 投手 ランク:E
・高4位 田中靖洋 投手 ランク:E
・大社希 松永浩典 投手 ランク:D
・大社3位 吉見太一 捕手 ランク:E
・大社4位 西川純司 投手 ランク:E
・大社5位 山本歩 投手 ランク:E
◯2006年
・高1位 木村文紀 投手→野手 ランク:D
・高3位 朱大衛 投手 ランク:E
・大社希 岸孝之 投手 ランク:S
・大社3位 山本淳 投手 ランク:E
・大社4位 原拓也 内野手 ランク:D
・大社5位 岩崎哲也 投手 ランク:C
・大社6位 大崎雄太朗 外野手 ランク:D
◯2007年
・高4位 武隈祥太 投手 ランク:B
・高5位 梅田尚通 内野手 ランク:E
・高6位 中田祥多 捕手 ランク:E
・高7位 斉藤彰吾 外野手 ランク:D
・大社1位 平野将光 投手 ランク:E
・大社3位 藤原良平 投手 ランク:E
◯2008年
・1位 中崎雄太 投手 ランク:E
・2位 野上亮磨 投手 ランク:D
・3位 浅村栄斗 内野手 ランク:S
・4位 坂田遼 外野手 ランク:D
・5位 岳野竜也 捕手 ランク:E
・6位 宮田和希 投手 ランク:E
◯2009年
・1位 菊池雄星 投手 ランク:B
・2位 美沢将 内野手 ランク:E
・3位 岩尾利弘 投手 ランク:E
・4位 石川貢 外野手 ランク:E
・5位 松下建太 投手 ランク:E
・6位 岡本洋介 投手 ランク:C
◯2010年
・1位 大石達也 投手 ランク:D
・2位 牧田和久 投手 ランク:A
・3位 秋山翔吾 外野手 ランク:S
・4位 前川恭平 投手 ランク:E
・5位 林崎遼 内野手 ランク:E
・6位 熊代聖人 外野手 ランク:C
◯2011年
・1位 十亀剣 投手 ランク:C
・2位 小石博孝 投手 ランク:D
・3位 駒月仁人 捕手 ランク:E
・4位 永江恭平 内野手 ランク:D
・5位 田代将太郎 外野手 ランク:E
・育1位 藤澤亨明 捕手 ランク:E
◯2012年
・1位 増田達至 投手 ランク:A
・2位 相内誠 投手 ランク:E
・3位 金子侑司 内野手 ランク:B
・4位 高橋朋己 投手 ランク:B
・5位 佐藤勇 投手 ランク:E
・育1位 水口大地 内野手 ランク:C→D
◯2013年
・1位 森友哉 捕手 ランク:S
・2位 山川穂高 内野手 ランク:A
・3位 豊田拓矢 投手 ランク:E
・4位 金子一輝 内野手 ランク:E
・5位 山口嵩之 投手 ランク:E
・6位 岡田雅利 捕手 ランク:B
・7位 福倉健太郎 投手 ランク:E
◯2014年
・1位 高橋光成 投手 ランク:D→C
・2位 佐野泰雄 投手 ランク:D
・3位 外崎修汰 内野手 ランク:A
・4位 玉村祐典 投手 ランク:E
・5位 山田遥楓 内野手 ランク:E
・育1位 戸川大輔 外野手 ランク:E
◯2015年
・1位 多和田真三郎 投手 ランク:C→D
・2位 川越誠司 投手→野手 ランク:E
・3位 野田昇吾 投手 ランク:C→D
・4位 大滝愛斗 外野手 ランク:E→D
・5位 南川忠亮 投手 ランク:E
・6位 本田圭佑 投手 ランク:D
・7位 呉念庭 内野手 ランク:E→D
・8位 國場翼 投手 ランク:E
・9位 藤田航生 投手 ランク:E
・10位 松本直晃 投手 ランク:E
◯2016年
・1位 今井達也 投手 ランクD
・2位 中塚駿太 投手 ランク:E
・3位 源田壮亮 内野手 ランク:S
・4位 鈴木将平 外野手 ランク:E
・5位 平井克典 投手 ランク:A
・6位 田村伊知郎 投手 ランク:E
◯2017年
・1位 齊藤大将 投手 ランク:E
・2位 西川愛也 外野手 ランク:E
・3位 伊藤翔 投手 ランク:E
・4位 平良海馬 投手 ランク:A
・5位 與座海人 投手 ランク:E
・6位 綱島龍生 内野手 ランク:E
・育1位 高木渉 外野手 ランク:E
・育2位 齊藤誠人 捕手 ランク:E
◯総指名人数92人
投手:52人 野手:40人
◯総ランク評価
S:7人 A:7人 B:5人 C:5人 D:19人 E:49人
B以上:20.7%(19人)
C以上:26.1%(24人)
◯ポジション別評価
投手
B以上:17.3%(9人) C以上:25%(13人)
野手
B以上:25%(10人) C以上:27.5%(11人)
この数字が果たして高いか低いかをこれから他球団と比較していきます。まず、前回から1年半が経過しての変更点は高橋光成投手がエースとして一つ目処が立ったので1ランクアップ、水口選手は育成指名とはいえ流石にC評価は甘すぎたかなと思って1ランクダウンしました。
そして最大の変更点は2015年、多和田投手が病気でおそらくここからの復活はないと考え、さらに野田投手が昨年戦力外通告で2人ともフル稼働した年が1年だけとなり、上位指名として見ると厳しく評価しないといけないので1ランク下げました。これで15年はC以上が0人という大変な事態になりましたが、愛斗選手、呉選手がEからDに1ランク上がりました。15年ドラフトを救うか否かはこの2人の活躍に託されました。
前回と比べると、投手はあまり変わりませんが野手の的中率は少し落ちました。これは遡ること栗山選手、中村選手のSランク確定コンビが今回のドラフト範囲外なことに加えて、新しいC以上の選手が炭谷選手と片岡選手だけになりました。今年はまだDランクですが愛斗選手、呉選手が成長した一方で、野手の育成がまだ完了していないことが分かる結果かなと思いました。
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