ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

昨日の試合から思い返される田邊前政権からの変貌

今日は朝からバイトになるので、連続で記事を書かせて頂きます。


さて、昨日サヨナラ勝ちしたオリックス戦ですが、西武の勢いは勿論ながら、オリックスのミスがあったことも忘れてはいけません。6点取ってからのチンタラした攻撃や終盤の投手のコンディション無視の投手継投に謎の回跨ぎ、バントは出来ない走塁は判断ミスするエラーは連続で起きるしかも守備はコロコロ変わる、相手のチームながらどうしたのかと非常に気になりました。気になったと同時に、なんか見覚えがある野球だなと感じました。


皆さんは今の優勝争いで完全に忘れていると思いますが、田邊前政権の存在は覚えているでしょうか?覚えていててもあんなポンコツ政権思い出したくないわ、という人がほとんどでしょうが、今回は嫌でも思い出してもらいます笑。じゃないとこの記事が書けなくなってしまうので(汗)



結論から言いますと、昨日の試合は辻政権×田邊政権みたいな試合だったと思いました。何でそう思ったか、嫌な人もいますがここで田邊前政権を思い出してみましょう。


田邊前政権と言えば、とにかく無策で選手任せで疲労の概念が存在せずに計画性のない選手起用で非常に大味な野球でした。原因は山ほどありますが、一番の問題は首脳陣でした。戦力自体は決して悪くなく、上手く選手起用や采配を行えば、最高で首位争い、最低でもAクラスは守れたはずでした。しかし、結果は3年連続のBクラスでした。


まず田邊前監督ですが、元々伊原元監督の成績不振によるシーズン途中の休養により、急遽1軍監督に昇格しました。その年のBクラスは仕方ないですが、そこからの2年間は悲惨なものでした。後にも書きますがヘッドコーチが大問題だったのもありましたが、打撃コーチ適性は高くても、監督適性があまりにも低すぎでした。打順を見ても当時出塁率の高かった栗山選手をなぜか6番に置いたり、3点ビハインドの場面や当時首位打者争いしていた秋山選手にすら平気でバントのサインを出したり、終盤のチャンスで控え捕手がいるのに当時打率1割台の炭谷選手に代打を出さずに打席に立たせたり、そして監督以前に打撃コーチとして木村選手や外崎選手に指導していたりと、この人のポリシーや信念は何なのかと常に疑問に思いました。田邊政権最終年では、監督としての権限はほぼ潮崎さんに取られて飾りの監督となっていましたね。

そして田邊政権時のヘッドコーチも酷かったです。まず伊原元監督就任からヘッドコーチだった袴田さんですが、データとかそんなもの存在せずに、何の役にも立っていませんでした。はっきり言って橋上さんより下です。個人的に一番ムカついたのがカウントで盗塁やエンドランのサインを出していたことです。1-0や2-0など仕掛けやすいカウントでサインを出すのが分かりやすかったです。私も途中から予想出来るレベルでした。相手の投げる球種を読んでいないので成功するわけもなく、盗塁数はリーグワーストの66でした。今季は既に101盗塁です。

そして田邊政権最終年からヘッドコーチ兼投手コーチを務めた現2軍監督の潮崎さん。この人は最悪以外の言葉がなかったです。実質監督権限は潮崎さんでしたが、先発は4月でも岸投手を中4日で起用にプルペンは毎日投球練習と昭和野球満載のコーチ指導レベルです。この時は平成28年です。もう昭和が終わって28年も経つのに今更こんな指導レベルかと呆れ果てた記憶があります。牧田投手の先発起用を無視して便利屋起用で酷使させたり、しかも先発としてシーズン途中から結果が残せなかった高橋光成投手を一向に2軍に落とさずに、どんだけ打たれても1軍起用、しまいには中継ぎ投手で起用と永遠に1軍に取り残されました。阪神では金本監督のスパルタ指導によって藤浪投手が潰されていると言われていますが、西武なら間違えなく潮崎さんによって高橋光成投手が潰されていました。偶にですが、高橋光成投手と藤浪投手のトレードの意見を出している人がいます。現実性はほぼないですが、その意見が出る理由がこれです。2人とも実力以前に指導者によって才能が潰されているからです。



特に酷かった田邊政権最終年、打撃コーチとしては優秀だったけど監督としてはヘッポコでしかなかった田邊監督、昭和野球満載で一匹狼みたいにコミュニケーション能力の欠如された潮崎ヘッドコーチ、データ野球だかID野球だか知らないけどそんなものちっとも頭の中に入っていない橋上作戦コーチ、これでどう勝てというのかという陣容でした。これではどんなに優秀な選手やバックがあっても優勝どころかAクラスですら無理なのも当然でした。

指導能力はない、データはない、計画性はない、コミュニケーション能力はない(主に潮崎さん)、そもそも役職適性がない、と負の連鎖だらけでした。これでは当たり前ですが長打力があっても三振は多い、バントや進塁打の小技が出来るわけない、守備も思い付き起用で守らせてミスばっかり、走力があってもそれを活かす指導がない、疲労で投手が次々とダウン、本人の意向ガン無視で選手からの不満が溜まる(これも主に潮崎さん)、1,2軍の連携なし(これは今も解決出来ていない可能性あり)、という感じでした。



そんな歴代最低だった田邊政権から辻政権に変わりましたが、この2年間で劇的に改善されました。長打力に加えて小技や走塁能力の高い選手を次々に育てていった辻監督、球際に強い野球に走力強化を実現させた馬場コーチ、この2人の存在は本当に大きなものだなと改めて思いました。新たに談笑係としてはまずまずの橋上さんやそもそも喋らない西口さんやいつまで経っても現場から姿を消さない潮崎さんの存在ははっきり言って邪魔な存在ではありますが、辻監督になってからはこの負の存在を打ち消すほどの力を出してくれています。




さて、話が長くなってしまいましたが、昨日のオリックス戦をもう一度振り返ってみます。今度は極力客観的にオリックス側から見ていきたいと思います。

まずスタメンですが、3番に中島がいる時点で大したことないですね。西武から見たら3番に中村選手がいるのと同じです。いくら下位打線で打っている中村選手も、上位打線だったら相手も抑えてきます。この時点で打線には大きな差が生まれています。

そして試合展開です。天敵多和田投手から6点を先制しましたが、その後の追加点が取れませんでした。取れないというよりも、何を狙っているのかが分からずに闇雲に打っています。チャンスらしいものも8回しかなかったので、これもオリックスのヘッドコーチは何をしているのかという話になります。

追加点が取れない中で、西武打線にじわじわ追いつかれていきます。アルバース投手も3回あたりから球審のストライクゾーンと合わずにイライラしている部分が見受けられました。しかも灼熱のメットライフドームで、球数も少しずつですが増えていきます。100球あたりで怪しくなってくるアルバース投手だけに、嫌な予感がしてきます。

そして6回に山川選手に2点本塁打を打たれて降板しました。比嘉投手は調子良さそうでしたね。この調子ならセットアッパーのチャンスをあげていいのではとも思いますが。

しかし、なぜか首脳陣は8回に山本投手を登板させます。1週間前の時もそうですが、ボールにキレがなかったので、今の山本投手に8回を投げるには荷が重すぎます。普通に8回は比嘉投手にするべきでした。結果2点を取られて同点に追いつかれてしまいました。しかもこの回はセカンドの大城選手をサードに回しています。オリックスの内野守備にそこまで詳しくないので何とも言えませんが、そんなにコロコロ変える必要があるのしょうか?

そして9回は増井投手ではなく、岩本投手が登板します。三者凡退に抑えて流れを渡しませんでした。

10回の攻撃です。武田選手が死球で出塁しますが、代走に小島選手が起用されます。あれ、武田選手ってそんなに足遅かったですっけ?よく分からないですが、小島選手が足早いのは分かるのでとりあえずそれで良しとします。しかし小田選手がバントを打ち上げてしまいバント失敗します。ここで代走の小島選手がなぜか飛び出しており、併殺になってしまいました。え、あのバント小フライでなんで飛び出したのでしょうか?判断ミスもいい加減にしろのレベルです。これで流れが消えてしまいました。

そして10回裏です。なぜか岩本投手続投です。増井投手はどうしたのでしょうか?何かあったなら仕方ないですが、それでも岩本投手に続投は無茶な起用です。こんな酷暑のメットライフドームでしかも打たれたらサヨナラ負けの場面での続投、岩本投手がかわいそうです。

そして先頭の浅村選手がサードゴロもファーストに回っている白崎選手が捕球ミスで出塁、山川選手の打球もサード大城選手が取り損ねて結局ファーストセーフ、完全に流れが西武にいったところで森選手に打たれてサヨナラ負けです。まあ岩本投手がかわいそうの一言です。


振り返っていきましたが、ジリジリと追い上げられる中で作戦も狙いもない打線、不可解かつ謎の続投指示を出した投手継投、配置変更した守備でエラー続出、バント失敗に走塁ミスと小技が出来ない、これは全部田邊政権と同じミスです。同じことをオリックスはやらかしていました。だから私は昨日の試合で田邊政権の野球を思い出してしまったわけです。



客観的に見て改めて分かりましたが、田邊政権の野球では勝つことなんか不可能です。まさに昨日の試合は辻政権×田邊政権の試合でもあったと思います。6点ビハインドでも最後まで諦めずに粘りまくった辻野球と6点リードから何もしなかった田邊野球、まさに優勝争いするチームとBクラスの野球だったなと思います。




改めて辻監督の監督しての有能性と千載一遇のチャンスが訪れていることを再認識しました。日本ハムも負けてこれで6ゲーム差です。今週の3連戦次第では、大きく優勝の2文字が見えてくるかもしれません。




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