ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2021シーズン振り返り 背番号72 川越誠司

【2021成績】

63試合 打率.225 174打席 160打数 36安打 3二塁打 1三塁打 5本塁打 56塁打 11打点 12得点 44三振 12四球 1死球 1犠打 1盗塁 2併殺打 出塁率.283 長打率.350 OPS.633 得点圏打率.154 2失策





野手転向から3年、当たれば飛ぶロマン砲は確実性を上げて外野手争いに割って入りました。




昨年は開幕2軍スタート、5月のソフトバンク戦でスタメン起用されるも3三振して出番終了、こんな感じでスタートダッシュは大失敗でしたが、交流戦で2本塁打打って存在感を出しました。その直後に胃腸炎で登録抹消となり、前半戦は色々と運のなさにあって終わりました。




一転したのは後半戦、前半戦ライトレギュラーだった愛斗選手が絶不調に陥り、川越選手にスタメンチャンスが与えられます。8月は月間打率.375と与えられたチャンスをものにした川越選手は後半戦のライトのスタメンを獲得することが出来ました。9月以降は確実性が低くなり打率が落ちましたが、最終的に63試合出場で打率.225、5本塁打と前年度の打率.156から確かな成長を見せました。





フルスイングが魅力の川越選手ですが、低打率を何とかするのが課題でした。その一つの攻略として、追い込まれてからコンパクトスイングに切り替えて簡単に凡退することが減りました。最初は長田狙いでフルスイング、追い込まれてからは当てにいくコンパクトスイングの切り替えで、まずは打率2割の壁を確実にクリアすることが出来ました。




次の課題はど真ん中の攻略です。一見すると失投をフルスイングで長打にしているようなに思いますが、実はゾーン別打率ではど真ん中の打率が.118しかありません。意外にもインコース高めと真ん中高めが打率3割超え、アウトコース低めが4割超え、真ん中低めが打率.273とインハイとアウトローに強さを発揮して、ど真ん中には滅法弱いという謎の数字が出ています。さらにフルスイングなのでストレートに強いかと思ったらストレート打率.209とこれまた弱いです。フォーク打率.294、スライダー打率.364、カットボール打率.250とこれまた意外にも変化球の方が打てている成績になっています。




たしかに、思い返すと真ん中のストレートをことごとくファウルか打ち上げているのが多かったですね。川越選手独特のヘッド回転のフルスイング軌道だと、インハイとアウトローは攻略出来ますがど真ん中はスイングの軌道からして芯からズレる傾向が強くなっているかもしれません。



なので、今年の課題はど真ん中の打率を上げることになります。ストレートを打でないことに関してはパワー不足でなく、ただ闇雲にフルスイングしているからでもあります。ヒーローインタビューの内容からして考えて打つのは多分無理そうなので、スイングの軌道と打つ方向をしっかりイメージして、今年の春季キャンプからヘッド回転とスイング軌道の修正に乗り出して苦手の克服をしてもらいたいです。





なんやかんやで今年で29歳に突入するので、レギュラー争いの時間は残っていません。野手としては今年で4年目ですが確実に成長が見られる一方で、他の選手も少しずつ成長しているので油断は出来ません。今年は苦手克服と長打率を大きく上げて、レギュラーを確実にしてもらいたいです。






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