【2021成績】

・1軍成績

6試合　打率.067　17打席　15打数　1安打　1二塁打　2塁打　1打点　7三振　2四球　出塁率.176　長打率.133　OPS.310　得点圏打率.333

・2軍成績

70試合　打率.252　269打席　234打数　59安打　9二塁打　1三塁打　12本塁打　106塁打　31打点　38得点　51三振　32四球　2死球　1犠飛　1併殺打　出塁率.346　長打率.453　OPS.799　得点圏打率.220　3失策

育成指名から支配下契約まで上がり2本塁打、打撃センスの高さに期待がかかりましたがこちらもまさかの1安打に終わりました。

昨年は春季キャンプA班から途中離脱して開幕戦からしばらく音信不通になりました。それが肉離れが再発ということで、5月後半まで怪我の治療となりました。

復帰してからは2軍で結果を残して6月後半に1軍登録されますが、1軍ではソフトバンクの鷹の祭典でのタイムリー二塁打1本のみで2軍降格となります。そしてこれにて1軍終了となってしまいました。後半戦は秋になってから打率が急落、この不調は最後まで改善されることなく3割あった打率が.252まで低下してしまいました。当然ながら1軍再昇格のチャンスは与えられずにこれでシーズン終了となりました。

昨年の高木選手も、鈴木将平選手や西川選手同様に「2軍の帝王」になってしまいました。高木選手の場合は1軍で結果を求めるがあまり、当てに行きすぎて本来の打撃を見失う愛斗選手のパターンでした。2軍では12本塁打に過去には流し打ってホームランなど長打の才能がありますが、1軍では当てにいこうとするがあまりに消極的な打撃が目立ちました。こういうことをしていると辻監督も使いたいとは思わず、いつまで経っても結果は出ませんから、1軍でも怖がらずに自分のスイングを貫かないといけません。

加えて怪我も多いです。これも西川選手と同じですね。昨年もキャンプA班抜擢から肉離れで早々に離脱するなど、アピール機会を怪我で潰しています。昨年ブレイクした選手はみんな怪我せずに試合出場を続けたからです。1軍で消極的になりすぎる上に怪我まで重なると、ますます2軍の帝王の名に恥ない選手になってしまいます。

ただでさえ守れないですから、打てない以上はスタメン起用は出来ません。昨年アピール機会を失って、外野手争いから一歩後退しました。個人的には打撃センスは本物だと思いますが、それを発揮するスタンスを整えることが出来ていません。せっかく育成指名からここまで来たのに戦力外は勿体ないですから、今年は怪我で離脱することなくアピールを続けて外野手争いに割って入ってもらいたいです。

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