ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

選手の失敗を下手に責めない辻監督

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180917-00000015-tospoweb-base


ちょっとこんな記事を見かけたので、紹介したいなと思いました。



記事の内容は東スポが書いた栗山選手と中村選手のベテランコンビの活躍についてがメインです。勿論この2人の活躍は凄かったのですが、私が注目したのは辻監督のコメントです。ベテラン選手の活躍ではなく、4つの盗塁死についてです。



「何より気持ちが前向きなのがいいじゃない。今日なんか盗塁、4つアウトだよ。普通なら行けなくなる。それでも行くのがこいつらすごいなと思うよ。まあ甲斐もすごいけど。こっちは反省しなきゃいけないんだけど、その選手の思い切りはなくしたくない。」




前提として甲斐選手の時にグリーンライトのサインでむやみやたらに走るのは反対の意見です。走るなら球種を読んだ上で、ここぞという場面で走って欲しいと思います。球種が読めないなら走るのは控えた方がいいです。



しかし辻監督のこのコメントからは、ミスを批判するのではなく、変な言い方になってしまいますが、積極的なミスを歓迎しているように感じます。勿論試合に勝てたからこんな前向きな内容が言えるのだと思いますが、今のチーム状況を象徴しているコメントであるとも認識しています。



さて、ソフトバンクと3.5ゲーム差で迎えた3連戦でしたが、攻撃としては3試合27得点を挙げる大爆発でした。初戦は相手のミスに漬け込んで得点、2戦目は2回までに8得点で逃げ切り、3戦目はベテランコンビの一撃で中継ぎが粘りました。3連戦の中で言えることとしては、打線に良い意味で積極性が生まれていたと思います。




2戦目では橋上さんお得意の好球必打作戦でしたが、ボールが真ん中に集まっていた大竹投手と上手くハマって2回KOに成功、3戦目は変化球を見送ってミランダ投手を苦しめることに成功しました。守備でもこの3連戦では随所に好プレーがありました。元々勢いに乗って行くチームだけあって、このようなプレーが勢いを加速させたのだと思います。





良くも悪くも勢いに乗って行くチームですが、そういうチームにおいて重要となるのはミスをどう捉えるかという観点になっていきます。具体的にどこのチームとは指摘しませんが、各監督のコメントを見ていると、1つのミスに対して「あれがダメだった」「なんであんなミスするのか」「あれじゃあ勝てない」といった感じにネガティブな発言をする監督も実際にいます。


辻監督からはあまりそのようなコメントは聞きません。まあチームがずっと首位に立っているからだと思いますが、基本的にはネガティブにならず、また選手を萎縮させることなく、反省はして次に促していくスタンスなのかなと思います。




個人的な感覚としては、今の時代ではこういったミスも明るく捉えてくれるような人の方が好感を持てます。ミスを厳しく指摘するのも否定はしませんが、やはり今の若者(私も含む)だと落ち込んだり不貞腐れたり萎縮したりして、自分で自発的な行動を控えるようになる人がほとんどだと思います。





前々から私は辻監督の選手との距離感の絶妙さを高く評価していますが、やはりこういったことを辻監督はしっかりとわきまえているので、個人的にも指導者の観点からは好感が持てます。選手もミスしても下手に叱られることはないので、ファンも今年は果敢なプレーをたくさん見ているかと思います。




この3連戦に関しては首位にいながらも寧ろチャレンジャー精神を持って挑んだ西武ライオンズ、3連勝か最低でも2勝と考えていたが、初戦でこけてから萎縮してしまったソフトバンクホークス、対照的なチームの勢いが象徴された3連戦だったと思います。圧倒的に分が悪かった西武でしたが、勢い1つとホームアドバンテージで形勢をひっくり返したと思います。




勿論森選手のリードや点差が付いてからの雑な攻撃、今日なら4つの盗塁死など反省して欲しい点も山積みですが、ここまで来たら後は結果が全てとなります。正直ここまで来たので、後は恐れずに全力プレーで1試合に挑んで欲しいと思っています。今年は是非とも辻監督の胴上げを見たいと思います。





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