ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2022シーズン振り返り 背番号58 熊代聖人

【2022成績】

43試合 打率.200 14打席 10打数 2安打 2塁打 6得点 4三振 4犠打 1盗塁死 出塁率.200 長打率.200 OPS.400 得点圏打率.000 





【ルキナ査定】

ランク:E→D

年俸:戦力外通告(−1400万)






【昨季振り返り】

開幕1軍を逃して2軍スタートから始まりました。1軍登録が5月に遅れた中で、1軍昇格してから内外野守れるユーティリティ性を発揮して、サードスタメン起用もありました。しかし前半戦はユーティリティ選手としての存在感はあまり発揮することなく陰を潜めました。


存在感を発揮したのは後半戦です。守備固めとして堅実に守るところから、岡田選手なきピンチバンターとしてマルチな活躍を見せました。後半戦、岡田選手と山田遥楓選手なき1軍控え野手を支えたのは間違いなく熊代選手でした。なんやかんやで昨年も熊代選手の1軍控え野手としての力が必要不可欠でしたが、球団から戦力外通告を受けて、2軍コーチ就任という形で現役引退となりました。




【総評】

毎年1安打打てるかどうかという打撃は昨年2安打打ち、控え野手としても内外野の守備固めに加えたピンチバンターもこなしてくれたので、昨年の成績であれば戦力外通告にするようなものではなかったです。今年も是非1軍ベンチにいてほしい存在でしたが、控え野手のレベルも上がってきたこと、劇団獅子などこベンチの盛り上げ役も後輩に譲ったこと、そして松井政権発足でチームの若返りの方針も重なって、このような形で現役引退という形になったのかなと思います。


今治西高では4番投手の二刀流で甲子園を沸かせて、社会人野球ではチームを都市対抗野球に導く活躍を見せて、10年ドラフト6位で入団しました。外野のレギュラー争いに参戦しましたが、伊原政権から田邊政権でレギュラー争いに脱落して、この時はそのまま戦力外通告になるかと思いました。しかし、レギュラー争いに脱落してからはチームの控えに徹して、守備固めやチームの円陣の声出しなどの盛り上げ役として、辻政権全盛期をスタメン以外の立場から支えてくれました。控えに必要な守備力や複数守れるユーティリティ性など、スタメンは無理でも控えにいてくれると助かる存在だったのは間違いないでしょう。


そんな熊代選手も辻政権晩年期になってから徐々に若手選手の成長に押しやられて、1軍控えの座を確保出来なくなってきました。ベテランの域に入りユーティリティ性は健在ながらも走力の衰えが見えてきて、代走起用から走塁死する場面も増えてきました。さらに山田遥楓選手率いる劇団獅子にも参加することなく、盛り上げ役として前に出る場面も大きく減りました。一つ世代交代としてここで決断したという見方もあるのかなと思います。銭ゲバ闘争ばかりのFA権取得の中で、争奪戦には皆無でも長くプロ野球選手を続けることが出来た証のFA権取得、今の劇団獅子発足の礎になったのは熊代選手の盛り上げ役があったなど、スタメン以外でもチームに必要な存在を象徴してくれたのは熊代選手の尽力があったからだと思います。最も印象的なプレーは楽天戦のトリプルプレーでした。まさに記録より記憶の残る選手でした。





【引退後】

今年から2軍外野守備走塁コーチに就任することになりました。2軍選手もまだまだ球際に弱い選手が多くいるので、熊代選手の指導で外野守備力を強化してもらいたいです。そしてスタメンだけでなく、控えでベンチに座っている時の心構えなど、熊代選手ならではの指導もしてもらって、後進の育成に尽力してもらえればと思います。


現役生活お疲れ様でした。







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