ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

松本航リリーフ転向について

ということで、松本航投手のリリーフ転向について考えています。個人的には反対意見でしたが、リリーフで2試合連投して無失点に抑えた以上松本航投手のリリーフ転向は認めざるを得ない現状になりました。なのでリリーフ転向に当たって個人的に不安なところを見ていきたいと思います。




【8回松本航能力】

辻政権時代も先発で結果でずに一時的にリリーフ配置転向しました。この時はリリーフよりも1球1球しっかり腕振って投げてほしいという辻監督の意図があっての配置転向なので、結果よりも再度先発に戻ってから復活することが大事でした。21年は最終的に二桁勝利達成したことでこの荒治療は成功となりました。



では、21年リリーフ登板の内容ですが、ストレートで空振りが取れず、粘られて四球出すなどしてリリーフの成績だけ見たら失敗でした。なので改めて先発投手としての活躍が求められて、今年は開幕直後こそ悪かったですがそこからしっかり修正した中でのリリーフ転向になりました。



リリーフ2試合は最速154km、ストレートが甘い中でも力で抑えることには成功しています。ストレートで追い込んで課題の変化球も下位打線レベルであれば振ってくれるレベルではありました。あくまで楽天相手なので参考程度になりますが、次の日本ハムやソフトバンク相手に8回無失点に抑えられるかが鍵になります。



松本航投手のリリーフでの不安点はメンタルが弱い、ストレートは球速はありますが空振りが取れない、変化球に決め球がない、で個人的にリリーフ向きではないと思っています。この課題がまだ楽天戦だけでは克服出来たとは言えないので、明日からの日本ハム戦でどう出るかですかね。なんとかフォークとカーブを使いながら上手くストレートを活かしたいですね。なので炭谷選手や古賀選手も松本航投手のリードを引っ張る役目も大事になってきます。





【先発3番手の穴埋め問題】

正直松本航投手の8回以上に、先発松本航投手がいなくなることの方が問題になってきます。現状先発で勝てる可能性があるのが今井投手と武内投手、次いで松本航投手です。高橋光成投手と隅田投手が微妙な状態、平良投手が怪我してボー投手も好投が期待できるのは5回まで、今年は歴代ワーストの貧打線とリリーフが弱い中で先制されて逆転がまだ2勝しかなく、唯一の勝ち筋の先発投手のHQS投球が出来る松本航投手を先発から手放すと1試合落とすリスクが高まります。



なのでこの決断をするにあたって隅田投手と高橋光成投手が安定してHQS投球をするのは絶対条件になります。過去に松井裕樹投手をクローザーに置いた時に「宝の持ち腐れ」と言われたことがありますが、弱いチームの勝ちパで活躍している投手はどうしてもメリットが薄くなりがちです。ましてや先発で好投が見込める投手をリリーフに置くと、勝ちパが増える一方でその投手が投げる7回を誰が代わりを務めるかが重要になってきます。



これで仮に松本航投手の8回が上手くいったとして、今井投手と武内投手以外7回までもたない、好投しないでは本末転倒です。だからこそまずは明日の高橋光成投手が最低でもHQS投球することが絶対条件になります。





【解決しない問題点】

8回松本航投手が上手くいき、隅田投手と高橋光成投手の状態が上がってきたとしても、疑問点があります。まず羽田投手の起用法ですね。羽田投手に関しては1軍リリーフ昇格を希望しましたが、それは松本航投手が先発でいるからでした。松本航投手がリリーフにいるなら羽田投手を無理してリリーフに置いておく必要はないです。羽田投手は先発エース候補なので、だったら金曜青山投手よりも羽田投手でしたし、週5日ローテもボー投手と交互に使うべきだと思います。豊田コーチが今年はリリーフで使うと決めたなら仕方ないですが、なら今年は勝ちパの可能性も視野に使うべきです。敗戦処理枠だけであれば渡邉投手とかで足りるので、羽田投手をどう育てていくかをもう一度明確にしてほしいです。



もう一つは甲斐野投手です。甲斐野投手の代役という形になっていて、要するに甲斐野投手の肘の状態が予想以上に悪い可能性が高くなったと思います。下手したら数ヶ月後にトミー・ジョン手術の発表もあると思います。昨年の張投手に続いて何でこうも人的補償で地雷を踏むことだけは一流なのか、、、甲斐野投手に関しては和田投手の一件もあって選択肢は間違いじゃないと思いますが、怪我のリスクを懸念したらその通りになってしまうのがあまりにも運がないです。




長くなりましたが、松本航投手は8回で投げると決まった以上は頑張ってほしいと思います。





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