全日本大学駅伝予選会結果
本当は取り上げない予定でしたが、昨日見ることが出来たので取り上げることにします。今回順位予想はしてないのでざっくりな予想と振り返りになります。今回も予選会は番狂せが起き、2組目のスローペースを上手く使えた大学が予選会を勝ち抜いたのではないかと思います。4組目の明治と神大の一騎打ちも見どころでしたし、全体的に大エースよりも総合力重視の大学に結果が傾いたかなと思います。
1位 東海大学
1組:5位永本 10位五十嵐
2組:2位竹割 5位檜垣
3組:6位鈴木 11位梶谷
4組:12位兵藤 16位花岡
全組で安定した走りでした。スローペースでもハイペースでも常にトップ集団の中で最後まで走り切ることができました。これにさらに越選手、南坂選手、野島選手など主力選手がまだまだいるというのを考えると、今年は東海の逆襲は期待したくなるところです。
2位 東洋大学
1組:1位松井 24位岸本
2組:1位網本 4位宮崎
3組:1位石田 18位西村
4組:8位小林 11位梅崎
今回は序盤から飛ばして1位狙いの作戦できました。結果として3組まで全部1位を取る一方、岸本選手と西村選手は序盤飛ばしたのが上手く行かずに後半失速してしまいました。酒井監督も1位通過を狙って色々試してきたと思います。1位予想が多かった中で2位通過は少し悔しい結果だと思います。小林選手と梅崎選手の走りは流石の安定感でした。
3位 早稲田大学
1組:15位山﨑 19間瀬田
2組:3位石塚 26位菅野
3組:7位山口竣平 9位伊藤大志
4組:4位山口智規 19位工藤
瀬古さんが現地に赴いた中で何とか3位通過を決めました。最初上手く行かずにボーダー争いになってしまいました。石塚選手はスロー展開で集団のペースメーカーになってしまいましたが、流石の実力でギリギリの調整の中でも組3位に入りました。
そこから3組目でルーキーの山口竣平選手がハイペースの中で自己ベスト更新の好走を見せて伊藤大志選手と2人で安全圏に押し上げます。4組も山口智規選手が最後猛追を見せて日本人トップでゴール、ダブル山口の活躍で3位での通過を決めることができました。
4位 日本体育大学
1組:4位田島 9位山口
2組:6位分須 18位富永
3組:8位浦上 16位二村
4組:9位平島 13位山崎
前評判だとそこまで高くなかったですね。しかし今年は違いました。1組目で田島選手と山口選手の好スタートを皮切りに、4組まで全員が20位以内に入り、各組で一桁順位の安定感を見せました。3組目で浦上選手と二村選手が予想以上に走れたの大きかったです。
5位 立教大学
1組:6位安藤 17位永井
2組:15位鈴木 19位山下
3組:2位林 3位國安
4組:20位馬場 26位稲塚
ここは高林監督の采配が光ました。1組目は安藤選手の好走、少し余裕が出来た中で最も不安視されていたのは1年生2人いる2組目です。ただ、ここをスローペースになると読んでいた高林監督があえてここに1年生を使ったことで、予想通りのスローペースの中で1年生2人が耐えたことで一気に形勢が立教に傾きました。
3組目で例年よりハイペースになったのもエース格使ったことが功を奏して立教の稼ぎになりましたね。林選手と國安選手が2,3位に入ってこれで予選突破を確実にしました。高林監督も1年目から早速結果を出すことができました。
6位 帝京大学
1組:11位福田 23位柴戸
2組:13位楠岡 22位尾崎
3組:4位山中 15位原
4組:18位福島 21位島田
序盤柴戸選手と尾崎選手がやや出遅れてボーダー争いから落ちかけましたが、3組に置いた山中選手が見事組4位の走りで6位まで浮上、8位と4秒差でしたが4組目は福島選手と島田選手が集団から遅れることなく安定した走りで通過を決めることができました。
7位 神奈川大学
1組:3位滝本 5位大岩
2組:8位中西 11位三原
3組:20位酒井 23位高潮
4組:17位宮本 34位新妻
今年のサプライズ枠でした。1組目から滝本選手のロングスパートに大岩選手も好走、2組目もスローペースが幸いして2組目まだで大きく貯金をすることができました。3組目からハイペースになり流石に難しかったですね。3組終了時点で7位明治と2秒差、後ろから中央学院と山梨学院が大エースで逆転狙うのもあり、残り1枠争いが熾烈を極めることになります。
勝負の4組目は中央学院と山梨学院は2人目が脱落したことで逆転は無理、帝京は2人とも安定した走りで確定となったので明治との一騎打ちになります。最初新妻選手が集団から脱落して明治に傾きましたがその後明治も2人とも集団から脱落、新妻選手がなんとか吉川選手との差を10秒ぐらいで踏みとどめた中で宮本選手が最後まで集団走に残ったことで勝負が決まりました。中野監督も1年目から下馬評を覆す予選突破を見事決めてくれました。
8位 明治大学
1組:2位東原 13位成合
2組:7位室田 17位溝上
3組:14位綾 24位大湊
4組:30位堀 31位吉川
正直エントリーの時点で複数の主力選手が漏れて、さらに森下選手も走れないという中で最後の最後までボーダー争い出来たというのは本来であれば悪くない結果ではあるんですけどね。前半で絶対前に出なきゃいけない中で東原選手が1組目は東原選手の猛追の2位と成合選手の自己ベスト更新、2組目も室田選手が頑張ってこの時点で5位につけることができました。
ただ予想通りレベルの上がる3組目で大湊選手がやや出遅れて8位と2秒差の7位、4組目は最後神大との一騎打ちになり新妻選手が離れたところで明治に軍配が上がると思ったら、すぐに吉川選手も遅れて新妻選手と大きく差をつけられず、そして前にた堀選手も集団から遅れて宮本選手と大きく差をつけられて結局8位で終わってしまいました。厳しい予想の中でも通過は狙えただけに、やはり最後の最後に詰めの甘さが出てしまったのは残念です。
9位 日本大学
1組:20位山口 30位中澤
2組:20位鈴木 25位大仲
3組:10位高田 28位富田
4組:2位キップケイメ 33位安藤
高田選手とキップケイメ選手は頑張りましたが、他が苦しかったですね。序盤の出遅れが大きく、後半も富田選手と安藤選手が遅れて2人の貯金をなくしてしまったので追い上げができませんでした。色々噛み合わない結果だったと思います。
10位 山梨学院大学
1組:8位村上 14位溝永
2組:12位平八重 23位徳田
3組:26位占部 35位大西
4組:1位ムトゥク 37位和田
山梨学院は序盤健闘していたと思います。1組目で村上選手と溝永選手が好走、2組目も平八重選手が粘ったのでこの時点で7位とギリギリ通過圏内に入っていましたが3組目のハイペースで力負け、4組目はムトゥク選手が留学生対決を制して1位でしたが和田選手が37位であえなく撃沈してしまきました。ただ、こちらは収穫もあった結果だと思います。
11位 中央学院大学
1組:18位柴田 33位山中
2組:9位坂本 16位長部
3組:12位近田 19位日数谷
4組:5位吉田礼志 38位堀田
やはり稲見選手不在だったのは痛かったですね。1組目で山中選手が大きく出遅れてしまい通過に黄色信号、2,3組で追い上げて4組目で吉田礼志選手が日本人トップ争いをしましたが、堀田選手には荷が重すぎて38位でこちらも撃沈しました。なかなか予選会上手くいきませんが、2,3組で走った選手は予想以上に走れていただけに、こちらも収穫はあったと思います。
12位 駿河台大学
1組:28位稲葉 38位坂本
2組:28位岡崎 33位塩路
3組:17位藤井 30位小島
4組:6位レマイヤン 23位東泉
駿河台は今年チャンスだったと思うんですけどね。2組目までで大きく遅れてしまい藤井選手とレマイヤン選手が粘っても到底及ばなかったです。全体的に本番に向けて調整が上手くいかなかった感じですかね。
13位 麗澤大学
1組:31位牛ノ濱 35位水上
2組:32位神之田 34位若井
3組:22位小林 31位鈴木
4組:7位ネイヤイ 29位工藤
こちらは箱根予選がメインなので仕方ないです。小林選手と工藤選手は最低限走れたと思います。何とか箱根予選に向けて力をつけたいところです。
14位 東京農業大学
1組:21位圓谷 34位菅野
2組:35位生田 38位鈴木
3組:25位栗本 29位田岡
4組:24位原田 25位深堀
前田選手不在ではどうしようもなかったです。圓谷選手、栗本選手、原田選手、深堀選手は頑張ったのではないかと思います。前田選手頼みでは箱根予選を突破出来ないというのを痛感する結果だと思います。
15位 国士舘大学
1組:16位竹前 27位榎本
2組:30位坂上 37位山中
3組:13位中島 34位瀬川
4組:15位カマウ 39位生駒
昨年が良すぎただけに、その反動がきましたかね。竹前選手と中島選手が良かったですが、30位以下が半分あるのは厳しいです。2組目はスロー展開で逆に上手く走ることができなかった感じがします。
16位 専修大学
1組:26位藁科 29位具志堅
2組:21位上山 36位高橋
3組:32位大西 38位江幡
4組:27位新井 28位マイナ
もう少し上は行けた感じだと思うんですけどね。先週も木村選手が卒業してここから厳しい予感がします。
17位 順天堂大学
1組:22位岩島 40位村尾
2組:29位古川 31位石岡
3組:5位吉岡 27位池間
4組:32位海老澤 36位玉目
一番の大誤算でした。1組目から村尾選手が早々に脱落してまさかの組最下位、吉岡選手以外全く見せ場なく17位は大惨敗でした。池間選手と玉目選手のルーキー2人を後半の組に置いた采配も失敗ですね。インカレ頑張っていたとはいえ荷が重すぎました。長門監督も今回は猛省が必要な采配調整ミスです。
18位 流通経済大学
1組:37位渡辺 39位宮脇
2組:24位安達 27位佐野
3組:33位森川 36位芳口
4組:22位長谷川 35位ムテチ
久々の全日本予選で最下位にならなかったのは良かったと思います。安達選手と長谷川選手が20位台に入ったので最下位回避に繋がりました。
19位 亜細亜大学
1組:32位杉谷 36位荒井
2組:39位永田 40位中原
3組:37位安濃 39位横田
4組:3位モゲニ 40位水崎
そもそもモゲニ選手以外で日本人選手で29分台が2人であとが全員30分以上、これでは無理ですね。予想通りモゲニ選手以外全く歯が立たずに法政を除いて最下位になりました。
NN 法政大学
1組:12位大島 25位宮岡
2組:10位矢原 14位行天
3組:21位小泉 DNF清水
4組:10位武田 14位野田
何でここまで呪われているのか。。。3組目で序盤転倒した清水選手が脱水かなにかで最後フラフラになり走ることができずに途中棄権になってしまいました。全体的に悪くなく、清水選手が中盤ぐらいで走れていたら予選会突破は出来ていたと思います。途中棄権が決まった中でも武田選手は自己ベストを更新、野田選手も健闘を見せてくれたのは良かったと思います。
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