ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

10/9(水)楽天戦第25回戦—最後まで変わらない最下位野球—



2-2で引き分けです。昨年同様、最後まで隅田投手の二桁勝利を捨てにいくクソ試合でただただ悲しかったです。




【投手陣】

◎隅田投手 9回7被安打8奪三振2与四球2失点

幸先良く2点先制、小郷選手のセンター前ヒットから盗塁で2アウト2塁、浅村選手に高めストレートでしたがセンターフライに抑えて無失点、6回までヒット2本に抑えましたがほとんどがフライアウトで長打と紙一重、全然追加点も取れず嫌な予感がしていましたがそれが7回に現実になります。


7回、辰己選手に四球から入江選手と安田悠馬選手に連打で0アウト満塁、鈴木大地選手に初球打たれてタイムリーヒット、村林選手に犠牲フライで同点に追いつかれます。さらに1アウト1,3塁でしたが小深田選手をチェンジアップで空振り三振、阿部選手をレフトフライでなんとか同点で踏みとどまります。


8回、2アウトから四球と入江選手の打球を佐藤龍世選手が捕りますが悪送球してエラーとなり2,3塁、安田悠馬選手をチェンジアップで空振り三振で雄叫びを挙げて勝利への執念を見せます。結局9回131球投げましたが最後まで追加点なく勝ち越せずに、2年連続で二桁勝利を逃すことになりました。


今井投手と武内投手は無失点で二桁勝利到達の中で、2失点したから勝てなかったというのも酷な話ではあります。テンポよく抑えてはいましたがフライアウトが多くいつ失点するか怖かった中で7回にSFFを集中狙いされて失点しました。残念ながら2年連続で二桁勝利を逃す残念な結果になりました。


隅田投手も1年間よく頑張ったと思います。同じ9勝10敗でも内容は今年の方が格段に良くなっています。今年は変化球の精度が良くなったことで、防御率の改善が見られました。179.1回は今井投手を上回るチーム一番の投球回数です。それだけスタミナも付いて着実に能力アップしています。負ける原因は低め勝負のところで失投が入るのを減らしていきたいです。しかし今年も勝てる試合を何試合も無援護で落としたのもあり、暗黒期チームで隅田投手が二桁勝利出来るシーズンが訪れるのか不安があります。




△佐藤隼輔投手 0.1回2被安打無失点

最後はホールドこそ記録しましたが、ポテンヒットなど運もなく1イニング投げきれずに交代となりました。後半戦無失点の大活躍、なんやかんやでアブレイユ投手に次いで勝ちパターンとしてチームに貢献してくれたと思います。佐藤隼輔投手は交流戦時期に2年連続で状態を落として抹消されています。前半戦早々のガス欠をなくして長く1軍で稼働できるメンテナンスが求められます。



◎田村投手 0.1回1奪三振無失点

1アウト1,2塁で登板、入江選手をストレートで空振り三振でワンポイント起用成功、サヨナラ勝ち以外で勝ちパとしてのホールドは最終戦が今季初でした。


実は8月の2失点を最後に後半戦調子は良かったです。しかし最後の最後になるまで勝ちパとして起用されることはありませんでした。単純に元の勝ちパ実力者が後半戦戻ってきたのはありますが、田村投手も前半戦の失速ぶりから後半戦巻き返しても簡単に序列が上がらない立ち位置になっています。個人的には引退した増田投手からのクローザーを引き継ぐぐらいの活躍を期待したいですが、年齢的に来年が勝ちパとしてのラストチャンスかもしれません。



◎羽田投手 0.1回1奪三振無失点

2アウト1,2塁で登板、安田悠馬選手を155kmストレートで見逃し三振、こちらも火消し成功になりました。羽田投手もリリーフなら来年勝ちパは期待出来ますがどうしますかね。先発だと来年は戦力よりも我慢の年になります。西口監督が羽田投手のポテンシャルや弱点をどう総評するか判断が注目されます。



・甲斐野投手 1回1被安打1奪三振1与四球無失点1失策

先頭打者ヒットからバント処理でエラーして0アウト1,2塁、送りバントと申告敬遠で1アウト満塁でサヨナラ負けの戒めを覚悟しましたが小郷選手はフォークで空振り三振、中島選手はストレートでショートゴロで奇跡的に無失点、最後の最後に戒めを回避することができました。


残念ながら怪我のリスクとビハインドエースという私の悪い予想がどちらも的中する形で、結果として甲斐野投手が戒めを受けることになりました。復帰してから球速が激増しても速球の空振りが少ないのでここがネックですね。来年勝ちパとして怪我しないこと、速球の課題を乗り越えて戒めに打ち勝ってほしいです。



◯平良投手 1回1被安打2奪三振1与四球無失点

辰己選手の先頭打者ヒットから送りバントと四球で1アウト1,2塁、フランコ選手に3ボールでサヨナラ負け覚悟しましたがここからギアチェンジして空振り三振、村林選手も3球三振でサヨナラ負け回避です。ギアチェンジしてからストレートは158〜160kmと次元の違う強さを発揮しました。


後半戦リリーフに戻ってから勝ちパターンとしてチームに貢献、今年100敗回避出来たのは間違いなく平良投手が勝ちパターンで投げてくれたからです。1球毎の波と力配分が上手くないので、間違いなくリリーフの方が力を発揮出来ますが平良投手は今シーズンの結果を踏まえてどう考えるかですね。来年アブレイユ投手がいないなら守護神は平良投手です。ポスティングでメジャー挑戦したいならリリーフ、海外FAでも構わないなら先発です。答えは契約更改で分かることになるでしょう。






【野手陣】

幸先良く2点取りましたがその後です。最後まで舐め腐った采配して隅田投手の二桁勝利を潰しました。采配も酷かったですが、最後まで追加点の取れないチームです。チームバッティング出来ない、若手投手のど真ん中ストレート打てない、小技や連携プレーなど改善点は山ほどあります。これが1年で変わるのは思えず、来年も見るのが相当にしんどいだろうと思います。




△源田選手 2打数無安打

最後は2打席で途中交代、得点拒否は最後まで続きました。前半戦酷かったですが後半戦巻き返して、パリーグショートとしての数値は今年もしっかり残してくれたと思います。来年もショートレギュラーだと思います。しかし源田選手をメインに据えたチーム編成は限界です。来年から衰えがどう出てくるのかも気がかりです。



◎外崎選手 4打数3安打1本塁打1打点2四球1盗塁死

最後は岸投手の甘く入った球を打ってソロホームラン含む猛打賞、最後は好調期に入って終わりました。今年単発的な好調期間が長続きすることはありませんでした。明らかに衰えでしょう。コンディション不良も増えてセカンドレギュラーは限界だと思います。セカンドに関しては佐藤龍世選手、平沼選手、滝澤選手など流動的に回しながら、外崎選手の負担を減らしたいです。西口監督は外崎選手の起用法を改善出来るでしょうか。



△西川選手 5打数1安打1盗塁

最後の見逃し三振は判定が適当すぎましたが、それまでのフォークを打てない西川選手にも問題があります。西川選手は7月以降引っ張りの長打を打てるようになったことで、打撃スタンスの方向性が決まりました。打率3割は諦めて、打率.250で二桁ホームランです。この引っ張り打法でストレートの弱さを改善出来るかどうかです。



✖︎佐藤龍世選手 5打数無安打1失策

エラーはともかく、昨日の内容が4番として得点圏打率の低さの理由です。佐藤龍世選手の場合、チャンスで狙いすぎて甘い球を打てなくなったり、焦ってボール球に手を出すなどが顕著です。来年は4番の前後において無理させない起用法をしたいですが、多分消去法で来年も4番になるかもしれません。



◯野村大樹選手 5打数2安打1打点

最後はタイムリーヒット含むマルチ安打でした。数字は決して満足なものではありませんがチーム内でOPS7割越えを記録したのがどれだけ凄いことか、戒めトレードで加入して野村大樹選手としては間違いなくライオンズに来たことはプラスになっています。同じ脳筋族でも打球速度と長打力の差は魅力です。来年はポジションをどうするか、西方監督と鳥越コーチの元で新たなポジションでレギュラーを狙ってもらいたいです。



・岸潤一郎 4打数1安打1犠打

最後は三塁打と0アウト2塁の送りバント、後ろを考えたら間違いなく打たせるべきで送りバントは最後まで渡辺久信を象徴していました。


ひとまず呼び捨てはこの試合までとします。今後岸選手としますが、文春砲が出てから急激に成績を落としたのがとにかく最低最悪でした。2度同じやらかしをして時点で反省のフリは何の意味もなく、未だにヒーローインタビューで真面目ぶっている姿に疑問しかないです。岸に残された道は山川みたいに外道なことをしても結果で黙らせるスタンスしかないです。



✖︎牧野選手 3打数無安打

何この指名打者起用は??最後まで意味不明なことして見事なまでにチャンス潰して隅田投手の二桁勝利を潰しました。消化試合とはいえシーズン最終戦でしかも隅田投手の二桁勝利がかかっている試合、平沼選手差し置いてスタメンでしかも指名打者起用は舐め腐っているとしか言いようがないです。


牧野選手は今年支配下復帰してから日本ハム戦の完封リレーがハイライトでした。野田の柘植選手贔屓がなければもう少しチャンスはあったと思いますが、捕手にしても打てなすぎ、そして配球は良いですがフィジカルが弱くてパスボールやワイルドピッチのリスクが跳ね上がるのは非常に使いにくいです。



△古賀選手 4打数無安打

7回はSFFを狙い打ちされました。暗黒期の正捕手と言えるほどに正捕手とは程遠い1年間でした。山川へのブーイング否定事件から結果が急落していますから、古賀選手も戒めの被害を受けた1人です。今年1年配球内容の変化はほぼなく、来年も野田がそのままとなると炭谷選手がコーチ兼任してくれない限りは同じ過ちの繰り返しになると思います。



・長谷川選手 4打数1安打1犠打

最後はチェンジアップを打って二塁打でした。長谷川選手は去年と真逆で、出塁と変化球への対応は上がりましたが、直球に弱くなり長打が激減しました。打撃フォーム改造してコースヒットが半分以上になっています。打撃フォーム模索の道が終わる気配なく、来年レギュラー獲得の可能性も低いと思います。




・滝澤選手 4打数1安打

途中出場からセンター前ヒット1本でした。今年のドラフトが失敗した場合、時期二遊間候補は滝澤選手が一番手です。現状来年1軍の二遊間メインで考えるには厳しいと思いますが、来年の結果次第で今後の序列なども決まってくるので、来年が一つ乗り越える壁になると思います。



・栗山選手 2打数無安打

代打出場からノーヒットでした。消化試合になってから栗山選手の存在は非常に大きかったです。来年も中村選手とスタメンや代打としてチームを支えてもらう必要があります。骨と牙は毎年が現役続行か否かの瀬戸際になります。



◯平沼選手 1打数1安打

代打出場からセンター前ヒットでした。地味に平沼選手も怪我さえなければという1年でした。足のコンディション不良が多すぎるので、食生活や筋肉の付け方など注意すべき点はしっかり気をつけて欲しいと思います。来年はどう起用されるかも気になります。




❌渡辺久信以下首脳陣

擁護すべきところはないです。昨日の指名打者牧野選手みたいな意味不明なことを最後まで貫き通しました。何度も言いますが、ヤクルト戦9回2アウトで今井投手を交代させたことが全てです。あの試合エースと心中出来ない程度の采配しかしないですから、そりゃこのザマでしょう。今年に関しては全員ダメだったと思います。間違いなく暗黒期を作り上げた黒歴史の1ページに名を残してしまった戦犯となりました。








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