2024シーズン振り返り 背番号10 佐藤龍世
【2024成績】
93試合 打率.244 345打席 295打数 72安打 20二塁打 1三塁打 7本塁打 115塁打 34打点 25得点 70三振 37四球 4死球 3犠打 6犠飛 4盗塁死 10併殺打 出塁率.330 長打率.390 OPS.720 得点圏打率.230 5失策
犠飛5位タイ、盗塁死9位タイ
【ルキナ査定】
ランク:C→C
点数:−13点(☆1,◎9,◯26,△15,✖︎17,❌1) 前−23点+後10点
年俸:2900万(+700万)
※3400万(+1200万)
【今季振り返り】
昨年終盤に出塁マシーンに成長して松井稼頭央愛人枠唯一の成長株になりました。今年はレギュラー定着を決定させるべきシーズンでしたがオープン戦絶不調となり、開幕スタメンはブランドン選手に譲り渡します。その後ブランドン選手が3試合で負傷離脱したので代替わりでスタメン起用、日本ハム戦では右中間への華麗なホームランを打って即サードレギュラーになります。4月は打率2割前半ながら得点圏打率3割超え、低迷するチームで孤軍奮闘する姿が目立ちました。
5月に入りロッテ戦の手首死球で暗転します。この死球で右手首を負傷しましたが深刻な貧打線に陥ったこともあり強行出場、しかし結果として5月打率.179、ワーストのマイナス点数を叩き出してしまいこの強行出場が大失敗に終わります。6月もノーヒットが続きますが広島戦で久々に右中間へのホームランを打ち反撃、と思ったら次の試合にファウルを打って手首痛を悪化させて途中交代、検査の結果左手首有鈎骨の骨折が判明して戦線離脱、全治2,3ヶ月で今季終了と思われました。
しかし予想以上に回復が早くなんと8月半ばに1軍復帰を果たします。そこから17試合で打率.386、OPS.1.060とぶっ飛んだ数字を叩き出します。完全にパワーフォルムと化した佐藤龍世選手は8月以降死球の影響もありながらも最後まで4番を守り切りました。9月以降はチャンスで力んで凡退する場面も多かったですが、最後チームの中心選手として活躍する姿を見せることができました。
【総評】
数字としては昨年より出塁関係の数字が少し落ちましたが、その分長打関係の数字が大きく伸びました。8月以降は早いカウントから積極的に仕掛ける場面が多く、打球も右中間から左中間への打球が伸びるようになりました。特に二塁打の数が昨年9本から今年20本と大きく伸びています。打球が伸びたことに加えて守備も指名打者起用もあったので参考ではありますが、失策も5つに抑えて昨年から比べたらタイムリーエラーも減らせたのは良かったです。
勿体なかったのは死球による手首痛ですね。5月の時期は強行出場しないといけない雰囲気ではありましたが、結局手首痛で速球を前に飛ばせなくなったので本末転倒でした。復帰後も連続死球で渡辺久信がブチギレて乱闘試合もありましたが、4番を打つとなると相手の攻めも厳しくなってくるので、死球は注意する必要があります。
【来季に向けて】
後半戦みたいに長打をしっかり打てるスタンスでいいと思います。多少出塁能力が落ちても平均以上あるので問題ないでしょう。あとはチャンスで考えすぎてチャンスボールが打てなくなることですね。佐藤龍世選手の得点圏打率の低さは明確な理由があります。犠牲フライなど欲しい場面で仕事をしてくれますが、いざタイムリーとかなると力んで打てなくなるのを克服したいです。
松井稼頭央がくじ運以外で唯一残した遺産が佐藤龍世選手です。苦しい予想がされる西口政権を支える中心選手になってもらいましょう。
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