ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2024シーズン振り返り 背番号17 松本航

【2024成績】

34試合 防御率3.93 1勝9敗6H6HP 勝率.100 66.1回 54被安打 11被本塁打 41奪三振 奪三振率5.56 29与四球 2与死球 1暴投 32失点 29自責点 3QS QS率37.5 被打率.220 K/BB1.41 WHIP1.25


敗戦6位タイ、被本塁打8位タイ




【ルキナ査定】

ランク:C→D

点数:−14点(◎1+2×2,◯13+1×2,△3,✖︎4+4×2,❌1) 前10点+後−24点

年俸:5000万(−800万)

※5200万(−600万)





【今季振り返り】

今年は開幕カードの楽天戦で3点リードしたら3点差吐き出すクソ投球スタート、しかし4月から3試合連続HQS投球で立て直したかに見えました。そんな中でチームは深刻な勝ちパ不足に陥りました。そして目先の勝利を優先した豊田コーチは松本航投手をセットアッパーへの配置転換を決断してしまいます。個人的に反対意見でしたが楽天戦で1点リードの場面を無失点に抑えて連投テストも無失点、そこから5月は6試合リリーフ登板して近藤選手に逆転ツーラン打たれて負けましたがそれ以外は抑えて3H記録しました。


交流戦はヤクルト戦でサヨナラ負けしてそれ以降チームが負けていたのもありビハインド登板、リーグ戦再開後は3連続ホールド記録しますがこの時点からストレートの球速が上がらなくなり、徐々に雲行きが怪しくなります。


7月に入って一気に状態が悪化、延長戦で清宮選手にツーラン打たれて3失点など延長戦で2敗、さらに満塁の場面で火消し登板した際に万波選手に危険球退場、この時点で勝ちパとして機能不全に陥り、さらに8月以降の先発頭数不足もあったので早急に先発再調整させるべきでしたが豊田コーチと渡辺久信は責任放棄して敗戦処理としてのリリーフ起用を続けます。


結局8月に青山投手の体調不良で緊急先発してから先発に戻すことになります。しかし調整もせずにストレートが死に球状態、さらに逃げ腰チキン投球も重なってしまい終盤の先発4試合は一度も5回投げきれずにKO、危うく二桁敗戦目前となるキャリアワーストを記録しました。





【総評】

同情すべき点はあります。豊田コーチの目先の勝利に溺れた愚策の被害者であり、最後まで責任逃れに走った無能首脳陣にシーズンを潰されました。配置転換に反対したのは辻政権時代にリリーフ転向して失敗しているからです。この時は1イニング起用で1球1球しっかり腕を振って投げさせるという荒治療の意味も込めての限定的起用だったのでまだ被害は少なかったですが、今年は完全な勝ちパ起用だったので、辻政権時代の失敗部分を何も反省せずに同じ過ちを繰り返しました。リリーフ防御率3.91、5敗6Hと負けとホールドの差がほとんどないのでリリーフとして機能してないです。


挙げ句の果てに7月以降1ホールドも記録出来てない時点で潔くリリーフ配置転換失敗を認めて先発再調整させるべきでしたが、責任逃れの如く敗戦処理で放置し続けて、結局青山投手の体調不良で緊急先発させるまでほったらかしでした。自分で決断して尻拭いを丸投げした豊田コーチに対して采配の不信感はかなり高まりました。来年西口監督はこういう采配は制止してもらうようすることと、万が一配置転換を失敗した際は潔く失敗を認めて適正ポジションに戻して欲しいです。


ただ、最終的に先発で結果を残せなかったのは松本航投手の問題でしょう。被打率自体そこまで高くないですが、11被本塁打は隅田投手と同じ数と見ればホームランを打たれすぎなのが分かります。ストレートで7本で打たれてカットボール被打率.324、ストレートが生命線の投手が速球を1年間磨き続けられなかったことが敗因です。終盤の逃げ腰投球は毎年ダメなときに見られる光景で、ファンからの期待値も今年大きく下がってしまったと思います。





【来季に向けて】

本人が先発志望を口にしているので先発ですが、1軍は保証されてないです。開き直ってストレートに徹底して拘る姿勢を貫けば自然と結果は出ると思います。逆にストレートがダメなら2軍行きです。松本航投手に多少の脳筋は必要になってきます。なかなか成長曲線が鈍く課題も変わらずでそろそろ奮起しないと序列が下がり始めるところまできています。先発志望を1年間貫く為にも結果を残してもらいたいです。





よければポチっとひと押しお願いします!