ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2024シーズン振り返り 背番号27 炭谷銀仁朗

【2024成績】

49試合 打率.188 103打席 85打数 16安打 2二塁打 1三塁打 20塁打 6打点 1得点 20三振 6四球 1死球 10犠打 1犠飛 2併殺打 出塁率.247 長打率.235 OPS.483 得点圏打率.174 1失策




【ルキナ査定】

ランク:C→C

点数:−10点(◎3,◯10,△7,✖︎4,❌2) 前−1点+後−9点

年俸:3500万(現状維持)

※4000万(+500万)




【今季振り返り】

昨年楽天を戦力外通告、ベテラン捕手不在に悩むチーム事情や出場機会を求めてのFA宣言だったのもあり、6年ぶりの出戻りでのチーム復帰となりました。復帰会見で栗山選手と中村選手から歓迎のメッセージがあり、キャンプから率先してコミュニケーションを取るなどしてFA移籍したことを忘れてしまうほどの存在感でした。


オープン戦から武内投手の専属捕手に任命されて、武内投手プロ初先発で鈍足を飛ばすタイムリー内野安打でプロ初勝利に貢献、3,4月は打率.250、出塁率.348と好スタートを切って5月も打率.263と打撃好調でチーム二番手捕手の座を確立させました。


しかし武内投手の離脱から出番が減り、それに合わせて打撃の調子も落ちて6月ノーヒット、7月に入っても打撃の調子が上がらずに8月はノーヒットに加えて守備のパフォーマンス低下も著しくなってしまい、チーム事情も重なって大きく出番を減らしてしまいます。


それでも9月に入ってから復調の気配を見せて、ソフトバンク戦ではフェンス直撃のタイムリー三塁打など打率.375と活躍、最後まで武内投手をサポートして武内投手の二桁勝利と規定投球回をアシストしました。




【総評】

間違いなく来てくれて助かりました。ベテランならではの投球術と小技技術を見せてくれました。武内投手を中心に若手投手と組んで投球をサポートしました。武内投手に関してはツーシームを武器にインコースで踏み込ませないないなど、時には意表を突いた配球を見せるなど他の捕手とはランクの違いを見せました。バントもこの試合数で10犠打はかなり多く決めたと思います。渡辺久信の無茶なバント采配にもしっかり応えて、特に楽天戦のフルカウントからスクイズ成功は印象に残っています。


面白いのは武内投手の離脱や好不調に合わせて炭谷選手の打撃の調子も変わっていくことですね。序盤好調で武内投手が離脱した6月と夏バテを起こした8月はノーヒット、最後二桁勝利へ3連勝した9月は打撃復活、武内投手と運命を共にしたとも言えます。この2人は影の最優秀バッテリーと呼んでもいい活躍だったと思います。


しかし、炭谷選手も流石に衰えが隠しきれなくなりました。肩が弱すぎて走られ放題、足も遅すぎて余裕の内野安打が超ギリギリ、長打力も落ちてホームランは0、ストレート打率が1割台で動体視力が衰えきています。ソフトバンク戦のタイムリー三塁打も若ければスタンドに入っていたかもしれませんし、仮にフェンス直撃でもクッション処理をミスしていたのでランニングホームランになったかもしれません。能力としては正捕手になりますが、年齢的な面を見ると正捕手を任せるのは難しくなりました。





【来季に向けて】

基本は第二捕手として、来年も武内投手をはじめ若手投手をサポートして欲しいです。打撃はまずは打率2割超え、細かい数字だと15犠打と1本塁打ですかね。速球に対応出来るかどうかが鍵です。夏場に大きくパフォーマンスを落としたので、灼熱のベルーナドームでの野球をする上でのコンディション調整も必要になります。


若手捕手に対してまだまだ頭を使えてない部分を口にしていましたが、そこをこれから指導していくのは、将来の炭谷バッテリーコーチに向けて大事なことです。確かに古賀選手や柘植選手に配球指導するのはなかなか骨が折れることかもしれませんが、暗黒期脱却に向けて炭谷選手以上の正捕手が必要不可欠になります。実質バッテリーコーチ兼任としても、後進の育成に励んでもらいましょう。





よければポチっとひと押しお願いします!