2024シーズン振り返り 背番号34 甲斐野央
【2024成績】
19試合 防御率2.95 2敗11H11HP 18.1回 15被安打 2被本塁打 15奪三振 奪三振率7.36 10与四球 1与死球 7失点 6自責点 被打率.224 K/BB1.50 WHIP1.36
【ルキナ査定】
ランク:B→D
点数:8点(◎1,◯12,△1,✖︎2) 前0点+後8点
年俸:3600万(−400万)
※3500万(−500万)
【今季振り返り】
ソフトバンクの1軍リリーフとして活躍していましたが、山川の戒めFAの人的補償から和田投手のプロテクト拒否なのか突破なのかゴタゴタした結果、甲斐野投手が生け贄として人的補償に選ばれてライオンズへ移籍となりました。私が勝手な予想で甲斐野投手を指名出来たらなと思っていたらそれが現実になったのには、当時体調不良で寝込んでいましたがそれが吹き飛びました笑。まさかの結末に甲斐野投手は本心では涙を流しながらも、持ち前の明るさで切り替えてライオンズの一員としてチームに溶け込んでくれました。
春季キャンプから勝ちパターンを想定して準備していき、オープン戦でも順調に結果を残します。最後に9回を投げて逆転負けしたのでクローザーは無理という判断になりましたが8回セットアッパーで開幕戦スタートします。開幕戦は1点リードの8回を無失点に抑えて開幕戦勝利に貢献、そこから4試合連続無失点でオリックス戦ではスタジアムDJの甲斐野投手への声かけが非常に印象に残っていました。
しかし、ソフトバンク戦で山川との因縁の戒め対決で山川は三振に抑えましたが1点リードを守れず逆転負けで戒めを受けます。そこから状態が急落して楽天戦ではスリーランを打たれてその後登録抹消、1軍帯同しながらも結局2軍再調整となり、一旦は5月に実戦復帰しながらもすぐに行方不明になり、後に7月末の復帰を目指すということで長期離脱になってしまいます。
8月に入ってから実戦に姿を見せるようになり、1軍復帰は8月末入ってからです。8月2試合無失点に抑えたことで再び勝ちパターンの一角に入ります。9月はレイエス選手にサヨナラホームランを打たれて負けましたが、これ以外はしっかり抑えました。ソフトバンク戦は外崎選手のエラーで負けそうになりましたが最後逆転して戒め回避、後半戦は11試合で防御率0.87と来年に繋がる成績を残してくれました。
【総評】
残念ながら戒められたのは山川ではなく甲斐野投手でした。懸念していた怪我のリスクとビハインドエースという悪い予想が2つとも当たってしまったのがなんとも言えないです。怪我は当初肘の違和感とのことでしたが、実は骨挫傷も起こしていたということで、怪我祭りでした。春季キャンプから張り切って飛ばしすぎた影響もあったのかもしれません。
もう一つのビハインドエースですが、実力に対しての指標が非常に悪いです。最速160km計測してストレート平均156.4km、ツーシーム平均151.8km、特に後半戦は150km越えをバンバン投げていましたが、それに対してFIP4.00と内容が釣り合わなくなっています。実はストレート被打率.091、空振り率12.04%と課題と思われたストレート自体良かったですが、変化球が全体的に打たれました。特に前半戦はフォークやツーシームが真ん中に入って打たれることが多かった印象です。こんだけ凄い球投げているのに奪三振指標が上がらないのは勝ちパとしてネックになってきます。
対戦成績もソフトバンク戦が一番悪く、被打率.385、WHIP2.67と桁違いでランナーを賑わせています。甲斐野投手は9回や元所属チームといった特定の場面に対してパフォーマンスを発揮出来ない特徴がありました。そういった点を除くとロッテ戦やオリックス戦は無失点に抑えるなど好投するだけに、プレッシャーに弱い一面もビハインドエースに拍車をかけているところだと思います。
【来季に向けて】
怪我防止のために現在ウエイトトレーニングに取り組んでいます。球速に関してはリリーフ投手で群を抜いているだけに、全体的に被打率を抑えたいですね。昨年は与四球率なども良かったので、今一度カウント球などの精度も上げていきたいです。速球の威力とフォークのキレを上げて、来年は8回セットアッパーを勝ち取ってほしいと思います。
甲斐野投手には移籍までの経緯もあるだけに、ファンとしては是が非でも頑張ってもらいたいです。今年は残念な結果ですが年齢的にもまだまだ挽回のチャンスはあります。来年こそは1年間怪我することなくリリーフとして投げて、戒めを打破してもらいたいです。
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