2024シーズン振り返り 背番号42 ボー・タカハシ
【2024成績】
33試合 防御率3.22 2勝9敗7H8HP 勝率.182 72.2回 70被安打 4被本塁打 48奪三振 奪三振率5.94 27与四球 6与死球 2暴投 31失点 26自責点 1QS QS率11.1 被打率.263 K/BB1.78 WHIP1.33
敗戦6位タイ、与死球8位タイ
【ルキナ査定】
ランク:C→C
点数:7点(☆1,◎1+1×2,◯12+3×2,△1+2×2,✖︎3+1×2,❌2)
年俸:4000万(+500万)
【今季振り返り】
2年間敗戦処理として投げ続け、今年は先発転向してのシーズンになります。春季キャンプから出だしは好調、これまでのご挨拶四球から崩れるパターンがなくなり安定してカウントを取れるようになったことで投球がまとまり、オープン戦も好投して開幕ローテ6番手の座を勝ち取ります。オリックス戦で東投手に投げましたが6回途中2失点の好投、その後オリックス戦で6回途中1失点にまとめて勝利、3年目にして日本での初勝利でこれが先発として唯一の白星でした。
しかし5月に入ってからソフトバンク戦で大敗するなど打たれ始めます。ガス欠と球威不足が顕著になり、さらに深刻な援護不足もあり先発するも負け試合を量産します。渡辺久信は徐々にリリーフ登板も増やし始めて、7月に入り不調の松本航投手に代わって勝ちパ起用を決断、得意のオリックス戦でぶっつけ本番のセットアッパー起用して無失点、ソフトバンク戦でも無失点に抑えて直後の勝ち越しで2勝目を記録したことでセットアッパーへの配置転換が決まります。
8月は9試合で防御率1.04、3H記録しますがロッテ戦で昨年同様の逆球暴投をしてサヨナラ負け、これで一気に信頼度が下がります。9月に入ってからこれまでのご挨拶四球から失点の俺たち「ボー者」が戻ってしまい2敗、最後は他の勝ちパターンが戻ってきたことにより敗戦処理まで序列を落としました。3年やってこの結果で退団かと思いましたが秋季練習に姿を見せて、その後来年の契約を発表されました。
【総評】
先発では球数80球目安のスタミナ、ということで特に5回などの中盤に入っての失点が大きく増えてしまい、6回投げ切ることがほとんど出来ませんでした。先発転向したことで投球リズムが安定、ストライクカウントを取ることに苦労することは減りました。しかし長いイニング投げられないことでこのチームで勝つのは難しいですね。ストレートのストライクカウントが40%しかないので中盤に入ってからのジリ貧も目立ちました。リリーフ転向してから最初1ヶ月は良かったですがこちらも徐々にカウント調整が出来なくなり、9月には昨年までの俺たちに逆戻りしました。
対戦別ではオリックスと楽天戦は防御率1点台、特にオリックス戦でプロ初勝利に唯一のHQS投球など、オリックスにだけは無茶苦茶強かったです。一方で実力不足のソフトバンク戦と苦手なロッテ戦は防御率5点台と跳ね上がりました。先発防御率3.78に対してリリーフ防御率2.16、一見するとリリーフの方が活躍しているように見えます。確かにリリーフの方が一時的にに活躍を見せましたがリリーフでのWHIP1.36は先発よりも数値が悪いです。正直3年やってこの進捗具合ならこれ以上伸び代もないかなと思います。
【来季に向けて】
保険枠か外国人1枠で話が変わります。正直保険ぐらいの期待感がいいですがおそらくそうならないでしょう。配置がどうなるか分かりませんが、どちらにしろストレートのストライクカウントを上げていかないとこれまでの序列と変わらないでしょう。春先とリリーフ転向直後の投球は良かったので、このパフォーマンスを継続させたいです。
本来であれば3年やって成長曲線が微々たるものだったので退団のはずですが、来年も契約となりました。日系人で元々日本に馴染みがあり、さらにキャラも面白いので保険としての残留なら構いませんが、このチームのやることなので来年もボー投手を1年間外国人1枠計算ということでしょう。ただでさえFAに手すら出さないのですから外国人補強だけは本気を出して欲しいですが、それすらしないチーム姿勢には背広組のやる気のなさを感じるだけです。この点は渡辺久信が退団しても変わらないということでしょう。結果として勝ちパ不足を懸念している西口監督は平良投手にリリーフ転向を直訴してそれを平良投手が拒否して契約保留、2年前と全く同じことを2回起こしているフロント間抜けぶりを晒しているだけです。
よければポチっとひと押しお願いします!
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。