2024シーズン振り返り 背番号43 羽田慎之介
【2024成績】
9試合 防御率2.76 1勝3敗2H3HP 勝率.333 16.1回 14被安打 11奪三振 奪三振率6.06 10与四球 2与死球 1暴投 8失点 5自責点 QS率0.0 被打率.250 K/BB1.10 WHIP1.47
【ルキナ査定】
ランク:D→E
点数:−5点(◎2,◯3+1×2,✖︎1×2,❌1×2) 前−3点+後−2点
年俸:750万(+150万)
※700万(+100万)
【今季振り返り】
圧倒的ポテンシャルを誇るロマン枠として、2年間2軍で潜在能力を見せつけていました。1軍昇格へ本格始動した今年、春先から2軍で無双を重ねて5月にリリーフとして1軍デビューします。デビュー戦となった日本ハム戦は味方のエラーで失点しますが1イニングで高いポテンシャルを見せつけます。
その後起用法が定まらずに体調不良も重なり2軍落ち、6月後半に再昇格してリリーフ2試合で無失点、日本ハム戦で同点の場面を抑えてプロ初ホールドも記録します。7月にプロ初先発となりましたがバッテリーエラーや悪送球などで3回2失点と自滅、投球よりも守備が悲惨すぎて2軍再調整となります。
9月に再昇格してから岡田選手の引退試合で負け投手ながらも5回1失点の力投を見せます。しかし次のロッテ戦でまたエラーで自爆して敗戦投手となり渡辺久信の逆鱗に触れてリリーフ落ちとなります。その後3試合無失点、ソフトバンク戦では栗山選手の逆転タイムリーでプロ初勝利、最後の楽天戦では一打サヨナラの場面で火消し登板で三振に抑えるなど、最後はリリーフ転向を促すかのような結果で締め括りました。
【総評】
ストレート平均球速151.2km、左でこれだけのストレートを投げ込めるというのだけでも大きな才能です。抜群の球威に対して奪三振能力は高くなく、変化球被打率が.250以上と大きく跳ね上がります。スライダー被打率.375、ストレートの空振り率も5%未満と有り余るポテンシャルに対しての実力がまだ発揮し切れてない部分は多いですね。
課題はコントロール、よりもクイックや牽制、そしてフィールディングが十亀投手以上に悲惨なほどに壊滅しています。セットポジションでコントロールが荒れてしまい、しまいに何でもないピッチャーゴロの一塁送球がとてつもない雑な悪送球で先発2試合自爆しました。これだけのポテンシャルでドラフト4位指名も基礎の守備力がまるでないことが理由でしょう。キャンプの段階から徹底して鍛え上げないと守備面に関しては十亀投手の後継者になってしまいそうです。
そしてスペックが極端にリリーフ寄りです。先発防御率4.50に対してリリーフ防御率はプロ初登板の1失点のみで防御率0.00、失点がほぼ先発時になっています。抜群の球威に対して弱い変化球、ノーコン、課題のセットポジション、そして十亀投手顔負けの悪送球、プロ初勝利の写真でまさかのフォーク握りでの写真撮影メンタル、これらを見ても完全にリリーフの方が活躍できそうな予感しかないです。先発となるとかなり時間を要する可能性が出てきます。
【来季に向けて】
先発か中継ぎか。西口監督は先発で育てたいでしょうが、先発なら来年1軍での出番が少なくなるでしょう。特に守備やクイックは1年で改善出来るレベルではないと思います。一方でリリーフであれば酷使さえしなければ勝ちパターンの一角を担えると思います。ここを西口監督がどう判断するかです。羽田投手を先発とすると、これでリリーフ転向打診される平良投手が契約保留する気持ちはよく分かります。平良投手の一件も西口監督は考えないといけません。個人的には先発で育てたい気持ちはありますが、ここまでリリーフ寄りの能力なら一旦リリーフで1年間投げさせてもいいかなとは思います。
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