ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2024シーズン振り返り 背番号46 鈴木将平

【2024成績】

33試合 打率.191 76打席 68打数 13安打 3二塁打 16塁打 4打点 2得点 10三振 3四球 1死球 3犠打 1犠飛 1盗塁 2盗塁死 1併殺打 出塁率.233 長打率.235 OPS.468 得点圏打率.067 1失策




【ルキナ査定】

ランク:D→E

点数:−21点(◎1,◯5,△3,✖︎7,❌1) 前−12点+後−9点

年俸:戦力外通告(−2300万)




【今季振り返り】

昨年予想以上の年俸アップとなり今年こそはと期待されていましたが新年早々に左肘の手術で全治3ヶ月となり開幕2軍スタートが決定、まずこの怪我の出遅れで大きく狂うことになりました。4月に実戦復帰しますがなかなかチャンスが訪れることなく、5月末に1軍昇格となります。


6,7月は打率.220付近をウロウロします。DeNA戦などたまに固め打ちをしますが基本ノーヒットが多く、特にランナーのいる場面でほぼ確で打たないのが決定的なので、数字以上に印象を悪くしています。8月は6試合で3打点、佐々木朗希投手からセンター返しのタイムリーヒットを打ったのが最後の活躍になりました。8月打率.067と低迷して2軍落ち、そのままシーズン終了となりました。その後秋季練習でバットを懸命に振っている動画があがった数日後にまさかの戦力外通告となりました。




【総評】

昨年愛斗選手の現役ドラフト放出で次は自分の番と危機感を口にしていましたが、それが現実になりました。今年は怪我の出遅れがあり、それで全体的に焦っていた印象はありました。極端にランナーいない打席の打率.255、あとは2塁の打率.167とヒット1本だけであとは全部.000です。要するにランナーいる場面のヒットが今年たったの1本のみ、これでは印象は最悪になり、逆によくこれで4打点稼いだなと思うほどです。ランナーいる場面でのノーパワーが顕著すぎて何も出来ない状態でした。この内容では他の選手を優先するのも仕方ない現状でした。


16年ドラフト4位指名、同期は今井投手、源田選手、平井投手、田村投手などライオンズの主力として活躍する選手ばかりです。鈴木将平選手もそこに割って入ることを期待していましたが、残念ながらそれが出来ませんでした。秋山選手の後釜として期待されて、20年から頭角を表しましたが最後まで才能開花はありませんでした。特に22,23年でレギュラーを掴めなかったのが全てでしょう。平石がヘッドコーチ就任してからマンツーマン指導でオープン戦絶好調などありましたがまだ、シーズン始まってからパワー不足に悩まされて、身体を強化したらスイングが鈍くなり守備走塁も劣化するなど、弱点補強で路頭に彷徨う感じになりました。最終的に全て中途半端な形で育成失敗の典型例になってしまいました。


本当であれば来年ラストチャンスや放出するにしても現役ドラフトなどの選択肢がありましたが、そうはなりませんでした。高木選手を戦力外にして松原選手はトレード1年目でクビにできず、次戦力外は序列順番的にも鈴木将平選手になってしまいますね。個人的にも鈴木将平選手のバットコントロールに期待していただけに、このような形で戦力外通告というのが大変残念に思っています。






【退団後】

トライアウト後どうしたかの正式発表はまだありません。本人によればくふうハヤテからオファーはありましたが現在保留中です。12球団からオファーなく、場合によっては社会人野球などの選択肢も頭にあるようです。ということは仮に現役ドラフトやトレードに出しても見向きもされなかったということですね。残念ながら戦力外の判断は正しかったということになります。鈴木将平選手は次の所属先で頑張ってもらいたいと思います。


問題点としては、高校時代巧みなバットコントロールが高く評価されていた鈴木将平選手を主力選手に育てられなかった、という事実が非常に重いです。秋山選手の後釜と期待されましたが、結果として全て中途半端に終わった育成結果に関しては鈴木将平選手本人の問題だけでなく、現場のコーチ陣や育成プログラムを考える球団の問題も根深いでしょう。かつて育成を高く評価されていたライオンズですが、今の現状や鈴木将平選手が開花せずに終わったことを踏まえれば、野手の育成力なんか微塵もない球団という烙印で構わないです。今後転換期を迎える上で、鈴木将平選手の失敗経験をしっかり踏まえた上で、同じ過ちを繰り返さないように育成プログラムを練り直したいです。





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