ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2024シーズン振り返り 背番号69 水上由伸

【2024成績】

29試合 防御率5.28 1勝1敗6H7HP 勝率.500 29回 34被安打 1被本塁打 13奪三振 奪三振率4.03 14与四球 1与死球 1暴投 18失点 17自責点 被打率.312 K/BB0.93 WHIP1.66



【ルキナ査定】

ランク:B→D

点数:−5点(◎4,◯9,△4,✖︎4,❌2) 前−1点+後−4点

年俸:2700万(−600万)

※3000万(−300万)




【昨季振り返り】

一昨年は新人王から一転からして防御率詐欺に終わり、昨年はそのリベンジに燃えていました。春季キャンプから順調に調整していき開幕1軍スタート、序列は火消し役として楽天戦で三者凡退、オリックス戦では1,2塁のピンチで登板して二塁牽制で火消し成功、これが水上投手の昨シーズンのハイライトでした。


そこからオリックス戦で森選手に同じ球を投げ続けてタイムリーを打たれ、ソフトバンク戦で山川にグラスラを打たれたところで信用はガタ落ちしました。3,4月10試合で5H記録しながらも防御率6.75、5月はソフトバンク戦のサヨナラ勝ちで白星を記録しましたがロッテ戦で4失点KOで2軍落ちします。


7月に再昇格してからビハインドや敗戦処理中心となります。防御率はなんとか3点台をキープしていますが被打率3割超え、WHIP1.50以上記録して終始ランナーを賑わせながら何とか抑えている現状でした。結局最後まで出力低下したまま騙し騙しの投球で、一昨年以上に内容を悪化させてシーズン終了しました。




【総評】

悲惨でした。ストレート平均143.5km、スライダー空振り率8.49%、シュート以外の被打率は全て3割超え、奪三振より与四球が多く、指標も軒並み壊滅してしまいました。横の曲がりで勝負しますがスライダーでストライク率が4割切ってしまうので、当然カウントを作れず基本ボール先行になります。ストレートも出力が無さすぎるので力勝負でもボロ負けしてしまい、被打率も跳ね上がって武器が何一つなくなってしまいました。


あとは暗黒期ならでは緩い雰囲気を作っている責任の一人でもあります。森選手に同じ球投げ続けて打たれてヘラヘラしたり、試合直前に山川とイチャイチャしてグラスラを打たれるなど、公私混同してしまいプロでの対戦意識が飛んでいる状態です。信用ガタ落ちしたのは成績がダメなだけでなく、行動一つ一つが軽はずみすぎるのでファンからしたら草野球感覚で野球しているのではないかと思われても仕方ないでしょう。




【今季に向けて】

まずプロとしての意識改善です。決してプライベートで森選手や山川と縁を切れとかそういうことではなく、試合が終わったらプライベートで仲良くするのは自由です。しかし試合直前にイチャついたり、打たれてヘラヘラしているところを見せたらファンが不満に思うのは当然でしょう。豊田コーチはヤン投手がピッチャーゴロをジャンプパフォーマンスで取り損ねて厳重注意したように、水上投手のグラウンドでの姿勢も最低限の注意は必要になると思います。


その上で投球ですが、まずストレート平均球速を145km以上に上げていかないと勝負手段がないです。横の変化もスライダーは相手チームを対応してきているので、フォークなど縦変化も強化していかないといけません。昨年もフォークは一応投げていましたが被打率.667とまだ扱えていないので、どこまで習得出来るかになりますかね。22年基準で考えると改善しなければいけない点が多数あるので、道は険しくなると思います。


新人王から2年で大きく下落してしまいました。勤続疲労の影響なのか、出力低下がここまで酷くなるとは思わず、次5年目ですが今年ダメだと本田投手みたいに現役ドラフトなどの決断を下される可能性も出てしまうかもしれません。契約更改の金額を見るとまだチャンスをもらえるかもしれないだけに、今年がラストチャンスのつもりで心身共に覚悟を決めたいところになります。





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