ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2018シーズン選手通信簿 #10森友哉 —歩み始めた正捕手への道 打てる捕手誕生へ 課題のリードをどこまで改善出来るか—


2018年シーズン成績

打率:275 安打:130 二塁打:34(3位) 三塁打:2 本塁打:16 打点:80 得点:67 三振:105 四球:70(5位) 死球:2 犠飛:7(3位) 盗塁:7 併殺打:3 出塁率:366 長打率:457 OPS:823 得点圏打率:341 失策:5 盗塁阻止率:373(3位)




主な獲得タイトル

•ベストナイン(初)

•スカパー!サヨナラ賞(2016年8月以来2度目)

•スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞(初)






•年間捕手としては初のシーズン

これまでは捕手なのか外野コンバートなのかあやふやにされていましたが、辻監督就任からは捕手一本での起用が明記されました。昨年は死球による骨折で8月までは2軍生活を余儀なくされ、中途半端なシーズンになってしまいました。しかし、今年は2軍落ちもなく、1年間捕手としてシーズンを戦い抜いてくれました。これは本人にとって大きな1年になったことは間違いないでしょう。




•強打の捕手誕生へ

これは西武ファンに限らず、多くの野球ファンが楽しみにしていることだと思います。まだまだ満足出来る数字ではありませんが、打率275、16本塁打、80打点は捕手としては十分な成績だと思います。捕手を1年間やってこの成績なので、評価していいでしょう。




•捕手としての成長も

リードはダメダメですが、捕手としての基礎能力は大きく上昇したと思います。捕球に関しては前にテレビ番組でも本人が課題の一つに挙げていましたが、ここに関しては後ろに逸らしたり変なキャッチングはなくなってきています。


そして一番の成長としては、間違いなく盗塁阻止でしょう。元々強肩ではありますが、課題の一つにはスローイング難がありました。しかし、今年はスローイングが大幅に改善され、さらにボールを捕ってから投げるまでの時間も短縮されたため、盗塁阻止率が373を記録しました。




見た目はチャラチャラしてる感じはありますが、何よりも自主練熱心な部分があるので、その成果はしっかりと結果として表れた1年だったと思います。







【2019シーズンに向けて】

•シーズン通して戦い抜くスタミナを身に付けるべき

シーズン通しての成績を見ると、やはり9月以降の打撃成績が悪いです。捕手というポジションはどうしても疲労が溜まりやすいポジションではありますが、それを理由に打撃成績が落ちるのは困ります。独身の森選手なので自己管理には本当に気を付けて欲しいですが、夏場以降を耐え切る体力を身に付けて欲しいと思います。




•リードの改善

正捕手をやる上では、ここを改善出来なければ正捕手にはなれません。落合氏にもバッサリと斬られていましたが、ここは素人から見ても突っ込みどころ満載なので、早急に改善して欲しいです。


現時点で課題を指摘しろと言われたら

・困ったら外一辺

・相手打者の得意不得意を全く把握していない

・ピンチになると勝手に慌て出す

・球審のストライクゾーン関係なしに際どいところばかり構える

・内外の使い分けが出来ていない

・悪いカウントになっても際どいところばかり構える

・配球にも苦言あり


とまぁこんな感じに褒めるところがないのが現状です。捕手別防御率を見ても、森選手は多和田投手以外の投手だと防御率4点台を越し、炭谷選手、岡田選手と比べてもダントツで悪いので、数字でも結果が出てしまっています。


しかし、捕手としては実質1年目なので、仕方ない部分はありますし、それだけ成長幅があるのも事実です。1年で全部改善しろとは言いません。しかし、3年後には立派な正捕手になれるように、今ある課題を克服して欲しいと思います。




•強気にいく度胸

捕手のリードを見ると、よくその人の性格が出てくると思います。ソフトバンクの甲斐選手なんかは強気の姿勢を前面に出して、味方のミスにも厳しく当たったりする場面もあります。


森選手にそこまで強気になれとは言いませんが、やはりピンチになると慌てふためく場面を見ると、意外にも弱気な一面が見えたりします。ピンチになって動じてしまってはそれこそ相手にチャンスを与えるのも同然なので、そうならないような度胸付け、さらに周りのサポートも必要になってくるでしょう。







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