ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

FA制度考察 —まえがき—

少し時間も出来たので、これからFA制度について、一から考えて直してみたいと思います。FAなんかどうでもいいという人もいるかもしれませんが、少なからず西武はこの制度の最大の被害者となっているので、西武ファンはこのFA制度については詳しく把握した方が良いのでは、と思います。




FA制度を考察する前に、今回のオフシーズンでのFA動向を整理しましょう。



・浅村(西武)→楽天:金銭

・炭谷(西武)→巨人:内海

・丸(広島)→巨人:長野

・西(オリックス)→阪神:竹安



色々とあったFA動向でしたが、FA制度創設者の讀賣巨人軍がここに来て大きく方針転換に動いたことが明確となりました。



原監督の現場復帰が要因にあると思いますが、球団の功労者であるベテラン選手でも、若手選手と比較して取られるリスクが少ないと判断されたら、容赦なくプロテクトから外されるようになりました。



その結果として内海投手、長野選手がそれぞれ人的補償として移籍する形となりました。両者ともに選手以前に人格者としても評判が良かったということも西武、広島が選んだ理由の一つにあると思います。特に長野選手に関しては内心は色々と葛藤があると思われる中で、広島でプレーすることの出来る敬意や背番号9は野間選手へと言い背番号5を着用するなど、本当に紳士的な対応を見せています。内海投手、長野選手ともに移籍前後の球団から拍手で迎え入れられると思います。



一方の炭谷選手、丸選手には険しい道のりが待っています。毎年巨人ファンからはFAで獲得する意味があるのかという意見がありますが、今年は異常なレベルで厳しい目で見られるでしょう。両選手ともに巨人内外からも下手したらブーイングなんてこともあり得なくない話です。



これまでの人的補償の経緯から、若手選手のプロテクトを厚くしたいという考えは分からなくもないです。しかし、過去に他球団からの指名を断ってまで巨人の入団を希望した選手をこうも易々とプロテクト外にすることが一番の問題だと思いますが。



それに丸選手の補強は分かるにしても、小林選手がいるのに炭谷選手を補強したり、怪我が不安視されてからか楽天がそこまで獲得に動かなかった岩隈投手を獲得、終いには大して活躍もしない癖にデカイ態度と金銭しか要求しない中島ごときに1.5億も出して補強するなど、どう見ても原監督の好き嫌いで選手の流入が進んでいると思われます。





問題は、このFA制度が今後何かしら変化する可能性があり得るということです。少なからず、今回の人的補償で巨人内外から様々な意見や批判が飛び交いました。人的補償そのものについても疑問視する意見も挙がっています。





私は巨人ファンでもアンチ巨人でもありません。巨人がリーグ優勝しようが最下位になろうがどっちでも構いません。しかし、今年に関しては巨人の動向を注意深く観察する必要が出てきました。



完全に勝手な憶測で話を進めますが、もし仮に巨人の新戦力が活躍した上でのリーグ優勝を達成出来たのであれば、おそらくFA制度はこのままでいくと思います。結果が第一の世界ですから。

問題は新戦力が全く機能せず巨人はBクラス入り、そして内海投手と長野選手は移籍先でそれなりに活躍したとなれば、いよいよ讀賣巨人軍は本気でFA制度を変えに動いてくると思われます。それこそなんでFAでこんな選手を獲った、人的補償で流出させたんだという非難が殺到することになるでしょう。




今年のシーズンはFA制度が大きく変わるきっかけになるシーズンになるかもしれません。









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