ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

6/10(日)西武×巨人第3回戦 —捕手の差で負けた試合 遂に守護神までも崩れだしてサヨナラ負け—

3-2でサヨナラ負けです。残念ながら巨人戦を負け越してしまいました。



先発はウルフ投手。捕手は森選手です。初回、坂本選手に先頭打者ホームランを打たれます。この場面、森選手が全部外角低めにリードをしています。しかも、ほとんどツーシームです。これじゃあ坂本選手も外の速球狙いに絞ることが出来てしまいます。この回だけで、26球費やします。


2回です。1アウトから亀井選手に真ん中のカットボールを本塁打にされます。これは完全に失投でした。


3回です。1アウトから坂本選手を四球で出塁を許します。ここも全球ツーシームでした。完全にパワーリードになっています。吉川尚輝選手が併殺崩れでランナーが入れ替わり、ゲレーロ選手の場面で盗塁を決められます。ここはバッテリーが警戒しなさ過ぎです。ゲレーロ選手はなんとかセカンドゴロに打ち取り0に抑えます。


4回からは、ツーシームからカーブに主体を切り替えていき、相手打線を打ち取っていきました。おそらく、ベンチから配球のことで指摘があったのだろうと思います。


7回です。1アウトから亀井選手にヒットを許します。陽岱鋼選手は上手く的を外して見逃し三振を奪います。次の小林選手への初球のツーシームが真ん中に入り、危ない当たりでしたが、レフトフライで7回まで投げきりました。



7回106球、被安打5奪三振6四球1失点2でした。QS投球はお見事です。ソロ2本でしたが、それ以外で失点を許しませんでした。正直バッテリーは炭谷選手に戻したほうがいいと思います。森選手では、ウルフ投手の長所が出てこないと思います。今日は相手の打ち損じで助けられましたが、3回までのツーシームばっかりのリード、4回からはカーブとツーシームといったパワーリードでは、パリーグ相手には通用しないと思います。あくまでもウルフ投手はゴロピッチャーなので、森選手もカスティーヨ投手みたいなリードをしてはいけません。



8回からはワグナー投手。先頭打者の田中選手を四球で出塁を許すという最悪な出だしでしたが、その後は3人で片付けて0に抑えました。やはり変化球の精度が低いです。スライダーを変化球のメインにしたいなら、早急に精度を上げてくれないと困ります。


9回からは増田投手。先頭の岡本選手に粘られて、9球目のスライダーを投手強襲の内野安打にされます。次の阿部選手が送りバント、亀井選手を申告敬遠で1アウト1,2塁のピンチを迎えます。陽岱鋼選手にはストライクが入らず、3-0からの4球目のど真ん中のストレートをサード強襲内野安打で満塁のピンチです。ここは、外崎選手が良く止めました。この場面で、代打大城選手にストレートを打たれてサヨナラ負けです。今年の増田投手はストレートで空振りされません。実際にも、今日の試合前の成績でも20回でわずか11奪三振です。増田投手まで機能しなくなると、いよいよブルペンの崩壊が本格化し始めることになります。



それから、今日の森選手のリードもかなり酷かったです。ゴロピッチャーウルフ投手にまるでパワー投手かのように最初はツーシームばっかり要求していました。4回あたりからは流石にカーブも織り交ぜていきましたが、それでもカーブかツーシームといった状態でした。また、インコースに強い坂本選手や阿部選手らに対して、全部外角要求もよくありません。見せ球でもいいんですから、1球ぐらい厳しいコースを攻めないと、相手もコースをマークしやすくなります。さらに、ミットの構えも際どいところばかりです。今日はボール先行の場面が非常に多かったです。全部際どいところに構えていたら、投手だって投げづらくなります。カウントが悪くなったり、絶対にストライクが欲しい時は、あえてど真ん中にミットを構えるといったことも必要になっていきます。

一方、巨人の小林選手のリードを始めとした捕手能力は素晴らしかったですね。全盛期を過ぎた内海投手を西武打線から狙いを決められないようにコースをばらして、さらにはストレートから様々な変化球まで緩急を織り交ぜていき、徹底して的を絞らせないように工夫していました。盗塁阻止も敵ながらあっぱれです。スローイングも完璧です。もし内海投手の捕手が森選手だったら、打ち崩すのは容易だったと思います。


今日の試合の敗因には、捕手能力が大きく関わっていると思います。これらの能力を今の森選手に求めるのは酷な話ですが、正捕手を目指すならこれらの能力は必要不可欠です。今日の試合で、森選手が自分が捕手として何が悪かった、足りなかったを理解してくれればそれだけでも十分なのですが、果たしてどうでしょうかね。




打線です。なぜここまで左腕投手が苦手なのでしょうか。


秋山選手は申し分のない活躍をしている一方で、源田選手の状態が心配です。狙えてはいるのですが、ヒット性の当たりにはなりません。全打席打ち損じています。これでは打線が繋がりません。正直、これなら外崎選手を2番にあげたほうが繋がると思います。辻監督のことですので、多分打順は動かさないと思いますが、このままだと源田選手が打線を遮っていることぐらいは頭に入れといてほしいです。


浅村選手は少し大きい当たりを狙いすぎてましたかね。ヒットはなかったですが、守備は安定していました。山川選手もヒットは打つのですが、期待の一発が出ませんでした。


外崎選手も同点タイムリーを打ってくれました。打撃状態は問題ありません。私は2番外崎選手も面白いと思うのですがね。森選手も惜しい当たりはありましたが、やはり9回の打席では、もう少しボールを見てほしかったです。



そして、やっぱり私の予想通りだった中村選手。今日も無安打です。四球は出ましたが、中村選手にそんなものを求めてはいません。4回のチャンスでは、真ん中の甘い変化球をファールにして結局は空振り三振、その後も打ち損じでフライに三振です。昨日の本塁打は間違えなくまぐれです。この人がスタメンにいると、打線の巡りが一気に悪くなります。首脳陣は昨日の本塁打を高く評価しているみたいでしたが、今日の打席を見れば、それがまぐれだったのは明確です。おそらく交流戦までは1軍にいる可能性が高いので、そこまでは我慢するしかありません。交流戦が終わったら即刻落として下さい。


中村選手の後を打つ金子侑司選手も当たりが止まっていきました。悪かった時のように、ゴロしか打てなくなってきています。セリーグだと、7,8,9が完全に自動アウト状態です。これではどんだけ上位打線が打っても限界があります。



今日ヤクルトが勝ったため、交流戦首位ヤクルトとのゲーム差が2になりました。火曜日からはヤクルトとの交流戦の首位攻防戦です。戦力的には西武が圧倒的に有利ですが、ここまでミラクルを起こしているヤクルトです。この3連戦何が起こるか予想がつきません。そんでもって、西武には中継ぎの崩壊と老害となりはじめている中村選手を抱えています。下手したら3タテされる可能性もなくはないです。




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