9/13(金)西武×ロッテ第21回戦 —松本航意地の7回無失点も最後に小川がやらかしてやっぱりすんなり勝てず 最後まで諦めずに突き進むのみ—
6-1で勝利です。野田投手の次は小川投手がやらかして、やっぱりすんなり勝つことは出来ませんでした。
【投手陣】
・松本航投手
1回
今日1軍復帰の荻野選手にいきなりカットボールを打たれてヒット、その後2アウトから盗塁と四球で1,2塁のピンチでしたが、角中選手をストレートで空振り三振に抑えました。ストレートはど真ん中でも打ち取ることが出来ていますが、今日も変化球の精度で足を引っ張られそうな気がします。
2回
マーティン選手を全球変化球で空振り三振、田村選手、レアード選手をストレートで打ち取り三者凡退に抑えます。地味に中村選手がレアード選手の強い打球をしっかり処理してくれました。
3回
藤岡選手、荻野選手をストレートで打ち取り、鈴木大地選手をストレートで空振り三振に抑えました。今日のストレートは球速以上の力を感じる素晴らしいスピードボールです。
4回
中村奨吾選手、角中選手をフルカウントから歩かせて1アウト1,2塁のピンチになります。ここでマーティン選手は高めのストレートで空振り三振、田村選手をインコースのストレートでショートフライに打ち取りました。この回は神経質になりすぎでした。
5回
レアード選手を歩かせるも藤岡選手はストレートで見逃し三振、荻野選手を外角のカットボールでセカンドゴロ併殺打に打ち取りました。
6回
鈴木大地選手は初球の変化球でショートフライ、中村奨吾選手をインコースのストレートで見逃し三振、井上選手ショートゴロで三者凡退に抑えます。ここで7回続投するか難しい判断が迫ってきます。
7回
秋山選手の追加点で続投の判断に踏み切れました。しかし肝心の松本航投手のストレートが一気に落ち始めました。角中選手にど真ん中のストレートを捉えられるも秋山選手の守備範囲、マーティン選手をカーブで空振り三振、あとアウト1つでしたがここで田村選手を四球、レアード選手は打ち取ったボテボテの打球を外崎選手がグラブトス敢行も失敗して後ろに逸らし(記録は内野安打)で1,3塁のピンチになります。ここで清田選手にストレートを打たれましたがサード正面のサードゴロで7回を投げ切りました。
やはりストレートが良かった、この一言に尽きます。毎回奪三振を取れたりと、非常に安定して投げれていたでしょう。即戦力ドラ1に相応しい結果でした。
さらに上のクラスを目指して欲しい松本航投手にはあえて注文を付けたいと思います。今日は5四球与えてしまいましたが、コントロール自体は良かった部類に入ると思います。コントロールが悪かったのではなく、神経質になりすぎた結果の5四球、特に4回なんかはそうでした。もちろん変化球の精度もまだまだ上げていかないといけませんしスタミナも課題の一つですが、ここで小野さんがよく言っている「大胆かつ繊細に」の言葉を使いたいと思います。
松本航投手の場合はコントロールが良いので繊細に投げれています。問題は大胆な部分が足りないところです。要するに全部繊細に投げる必要はなく、全部繊細に投げにいった結果が5四球与えてしまったということです。元々森選手も際どいところに構える癖のあるリードをします。松本航投手もそれに応えようとキャッチャーミット目掛けて丁寧に投げますが、時には大胆にど真ん中にストライクを取りに行く必要もあります。特に4回の中村奨吾選手、7回の田村選手には単打ならドンマイぐらいの勢いで、ストレートを投げ込むぐらいの気持ちも大事です。ここら辺は森選手との相談にもなりますが、無駄な四球を与えない為にも、試合展開に応じてど真ん中に投げる覚悟も必要にはなっていきます。
長々となってしまいましたが、それだけ私は今日の松本航投手の投球からは将来性を感じましたしさらに飛躍して欲しい想いも強いので、あえてクレームを入れてしまいました。もちろん今日の投球は文句なしの合格点です。3試合連続で先発がHQS投球を達成するという摩訶不思議な現象が起きました笑。
・國場投手
6点差でこの起用はナイス判断です。中村奨吾選手にソロ本塁打を打たれましたが、それ以外はしっかり抑えました。6点差でソロ本塁打だけなら許容範囲内です。別に國場投手に完璧は求めていないので、点差の付いた場面で荒らさない投球を続けてくれれば大丈夫です。
・小川投手
おそらく対マーティン起用でしょうが、5点差なら佐野投手で十分です。小川投手に連投させる場面ではありません。
さらに小川投手にも問題発生、1アウトから期待されていたマーティン選手相手に四球、田村選手を全球ストレート勝負で空振り三振に抑えるもレアード選手にヒット、平沢選手に四球で満塁のピンチにして増田投手を登板させてしまいました。森選手のリードにも問題ありでしたが、小川投手もこの場面で四球連発はないです。小川投手は松本航投手と違い繊細さのカケラもなく、完全に自滅しただけでした。
・増田投手
使いたくなかったのに使う羽目に。荻野選手の一二塁間を抜けるかという打球を外崎選手がナイスキャッチで満塁のピンチを切り抜けました。
最後に余計なことになりましたが、試合展開としては最後まで流れてを渡さずに、危ういところも逃げ切りに成功出来たと思います。連戦が続くので、中継ぎのやり繰りは必須になります。
【野手陣】
ボルシンガー投手はやや球審のストライク判定と合っていなかった感じでした。そんな中で最低限の攻撃は出来たと思います。あとは6回からチェン投手かと思いきやなぜか酒居投手が登板してきて、貴重な2点を挙げることが出来ました。なぜチェン投手じゃなかったのか疑問でしたが、知り合いのロッテファン曰く酒居投手は吉井コーチのお気に入りらしく、それでチェン投手よりも酒居投手が優先されてこの結果になったのでは、とのことでした。吉井コーチにしては珍しく投手継投の判断ミスがあったと思います。
・秋山選手
難しい低めのナックルカーブを上手くすくい上げ、ストレートを流し打ち、さらにインコースをコンパクトにたたんで2点本塁打と猛打賞の大活躍でした。これで2008年以来の20本塁打クインテット誕生、しかも日本人だけで20本塁打以上を5人も打つという初の記録を達成しました。
・源田選手
初回の強攻策、3回の送りバント共に私の考えと合致していました。ちょっとバッティングは弱くなっている感じでした。
・森選手
欲しいところでの2安打1打点と活躍しました。
守備では小川投手のリードに苦言ありです。今日の小川投手のスライダーはど真ん中でも角中選手がやや仰け反るようなほど曲がりを見せていました。元々小川投手が左打者を抑えるようになったキッカケはインコースのスクリューです。田村選手にはしっかりインコースで抑えたのに、左打者相手に外のスライダーで空振りを奪おうとしても、そりゃ簡単に見逃されてしまいます。途中までは良いリードだったのに、最後に小川投手の特徴を理解しないリードにはがっかりでした。
・中村選手
早いカウントから積極的に振りにいって3安打1打点でした。自身の記録する124打点更新も現実味を帯びてきました。さらに昨日酷かった守備でも今日は強い打球をしっかり止めてくれました。
・栗山選手
ボルシンガー投手のナックルカーブ苦しめられましたが、なんとか最後に対応して1安打でした。やっぱり2,3塁の場面でバットに当ててくれないと困ります。当てれないなら見極めるぐらいのこともしてくれないと打線が繋がらなくなります。
・外崎選手
3度のチャンスで1回だけタイムリーを打つことが出来ました。それでも長打コースかと思った打球が思ったより失速していますので、やはり状態は悪いと思います。それでも途中で取りこぼしながらも最後に守備でファインプレーを見せてくれました。
・山川選手
別に長打を狙って悪い場面ではないですが、結果は無安打2三振です。今日に関しては長打狙いでもいい場面でしたからどうこうは言いませんが、なぜ中村選手にヒットが出て山川選手が打てないのか、それだけはよく考えた方がいいと思います。
・木村選手
誕生日でも打てず、起用する意味がなかったです。それでもどうせ明日はスタメンでしょう。
・金子侑司選手
6回にヒットから盗塁でチャンスを演出して、秋山選手の本塁打で得点しました。
今日勝てたことでゲーム差なしでソフトバンクに並びました。今日で終戦ではなかったということです。まだ優勝争いの権利があります。可能性がある限りは全力で応援するまでです。最後まで諦めずに、ただ突き進むのみです。
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