https://news.yahoo.co.jp/articles/c7242b65dd168af22e2b75caa1a91162ac37ac26

日本ハムの吉川投手の金銭トレードでの入団が発表されました。

【吉川投手2020成績】

・1軍成績

5試合　防御率3.38　5.1回　5被安打　1奪三振　4与四球　2失点　2自責点　被打率278　K/BB0.25　WHIP1.69

・2軍成績

19試合　防御率2.10　3勝　25.2回　23被安打　2被本塁打　15与四球　25奪三振　8失点　6自責点　WHIP1.48

かつて12年の最優秀防御率、MVPの実績がありますが、その後は大きく伸び悩んで、17年からは巨人へ、そして19年にまたトレードで日本ハムに戻ったりと行ったり来たりを繰り返しています。

印象としてはストレートはそこそこのノーコン投手です。ストレートはそこそこと言っても野田投手とかと比べたらであり、やはり1,2軍総じてコントロールの悪さが気にはなります。弟から見ても来年の戦力としては期待されてなかったらしく、日本ハムとしても戦力外にしようか悩んだところに西武から獲得オファーが届いたから金銭トレードで放出したのだと思います。

今回金銭トレードですが、事実上は戦力外補強です。とはいえ、深刻的な左腕不足に左のリリーフで小川投手が手術で誰もいなくなるので、吉川投手にはチャンスが訪れたと思います。

役割は先発、中継ぎとどちらも経験がありますが、先発も左はいませんがそれでも浜屋投手、榎田投手、内海投手などそれなりに伸び代や計算の出来る投手はいるので、そうなると小川投手が手術となった中継ぎ起用ですかね。

中継ぎといっても勝ちパターンはノーコンとメンタル面を考えると厳しいです。そこで求めたいのは昨年の佐野投手の便利屋ポジションです。今年は平井投手、田村投手が担っていたポジションですが、平井投手はここ数年の酷使がひどく、田村投手には来年もう1ランク上の投手になってもらいたいです。佐野投手も怪我で消息不明なだけに、ここを吉川投手が担ってくれるとリリーフ陣の負担がだいぶ楽になります。

なので私の目論見としては、吉川投手には1軍便利屋のポジション、防御率4点台前半でも敗戦処理としてもロングリリーフとしても、あるいは緊急先発としても2〜3回投げれて中継ぎのイニングイーターになってくれれば十分のトレードの価値があったと判断します。

と言っても榎田投手と違ってパリーグ内の移籍(日本ハムからもほぼ戦力外の扱い)での金銭トレードなので、あまり過度な期待は出来ないでしょう。私としては1軍便利屋として機能してくれれば十分合格だと思っていますが、私の悪い目論見なんか外れてしまえばいいだけです。これで先発投手として来年二桁勝利とか大どんでん返しが起きたらいくらでも賞賛と謝罪をします。

とにかく、西武ライオンズに来る以上は頑張ってください。

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