ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

渡辺久信ドラフトを振り返る—2021年ドラフト—

ルキナ

次は2021年ドラフトを振り返ります。ここまで来ると暫定評価になります。前評判や世間的評価として不作年と言われていて、今振り返っても注目されていた選手の伸び悩みが顕著で凶作年とも言われていますが、その中でライオンズは抽選で引き当てるなどして、さらに目まぐるしい活躍を見せる選手もいて世間的には大当たりドラフト、神ドラフトと呼ばれています。果たして本当にそうなのか、それを見ていきます。






1位 隅田知一郎 投手 西日本工業大学

87試合 29勝40敗 551.2回 504奪三振 防御率3.02

総評:B+

成長:B+

伸び代:A


この年4球団競合で抽選となり、見事飯田常務がくじ引きを引き当てて隅田投手を1位指名出来ました。全体で見るとこの年は高校BIG3と言われた小園投手(DeNA)、風間球打投手(ソフトバンク)、森木投手(阪神)が全く育たずに怪我や不祥事などもあり凄惨たる結果に終わっています。他にも山下投手(ヤクルト)も全然ダメ、ブライト選手(中日)、松川選手(ロッテ)、黒原投手(広島)も伸び悩み、吉野選手(楽天)もまだ時間がかかっているなどしています。一方で大勢投手(巨人)、達投手(日本ハム)、椋木投手(オリックス)と当たりを引いているチームは活躍したりこれからが楽しみな姿を見せているなどしています。ドラフト1位としての当たり外れが顕著かなと思います。なので隅田投手に関しては、この年のドラフト1位としては大勢投手と並んで二枚看板と言えるでしょう。


隅田投手はプロ発先発で7回無失点で初勝利、ここから1年間勝てずに1年目は1勝10敗で終わるというあまりにも悲惨なスタートを切ります。2年目からは連敗記録を止めて2年連続9勝10敗、なかなか二桁勝利出来ない中で昨年ようやく二桁勝利にら辿り着きます。しかし二桁敗戦の記録はプロ入りから4年連続で継続中、負け運の強さは尋常じゃないものを持っています。しかし勝ち負けを除けば先発投手として持っている能力は高く、先発投手として指標も良く、変化球のキレの高さで三振を取れる投手として、長年ライオンズの先発左腕不足を解消してくれた投手となります。


今年に関してはWBCや新球取得による落ちる球の精度低下などあり少し苦しんでいますが、これまでの無援護を吹き飛ばす援護に恵まれてここまで勝ち越し中です。今年は打線の援護で二桁敗戦を回避できるかどうかです。伸び代に関してもまだまだ数字を伸ばす能力は秘めていると思います。隅田投手は複数球団競合しているのもあり、渡辺久信以外にも欲しがる球団あったということで、ドラフト1位としての素質は本物だったことを証明しています。







2位 佐藤隼輔 投手 筑波大学

124試合 6勝9敗41H 143.2回 104奪三振 防御率3.51

総評:C+

成長:C

伸び代:D


この年のドラフト2位ですが、全体的に伸び悩んでますね。キャリア的には正木選手(ソフトバンク)はそこそこ数字を残していましたが怪我によりチャンスを失い、鵜飼選手(中日)とYG安田選手(楽天)が今年どれだけ打てるかどうかですかね。あとは森投手(広島)が今年活躍を続けられるかどうか、丸山選手(ヤクルト)、野口選手(オリックス)など控えからレギュラーを目指せるかどうかでまた変わってきそうです。その中で佐藤隼輔投手は隅田投手のハズレ1位で予想されていた選手でもあり、ドラフト1位候補を2人も指名出来たとしてこの時点で大喜びのドラフトでした。


1年目はリリーフで準備していましたが開幕直前に先発転向、そんな急務の中でも1年目は初先発で勝利するなどして、12試合で3勝4敗、防御率4.60の数字を残します。2年目からリリーフ転向となります。筑波大卒のインテリ、加えて端正な顔立ちで女装キャラはお得意様で女性人気も抜群、これだけの頭脳とスペックを持ちながらもリリーフ転向で辿り着いたスタイルは脳筋ストレートです。速球派投手としてリリーフ転向して2年連続40試合以上登板、2年間で35H記録するなど貴重な左リリーフの勝ちパとして活躍しました。


ただ、ここから伸びて欲しかったですが、今年までの時点では思ったより伸びなかったなという印象です。ストレートは脳筋ですが空振りを取るほどではなく、何より変化球で決め球となる武器を習得出来なかったです。なので年々投球スタイルに限界が出始めてきて、ガタが出た昨年から大きく数字を落とすことになってしまいました。佐藤隼輔投手はワンポイント投手でもあったので登板以外でもブルペン準備していることも多く、数字以上に球数を投げて負担が大きかったと思います。そこは本人も契約更改で待遇や査定改善を訴えていましたが、目に見えない負担を増やしてしまったため伸び悩みや経年劣化を引き起こしてしまったと思います。今年も2軍で炎上中、左リリーフに困っていても1軍から声がかからない状態で、復活は厳しいのかなと思ってしまいます。活躍はしてくれましたが、ドラフト2位と隅田投手のような大きな活躍とは言えないので、評価はギリギリBに届かずです。





3位 古賀悠斗 捕手 中央大学

343試合 183安打 13本塁打 57打点 1盗塁 打率.220

総評:C

成長:D+

伸び代:B


逆に3位になると桐敷投手(阪神)、赤星投手(巨人)、水野選手(日本ハム)と主力選手も出てきて、廣池投手(ロッテ)も今年活躍が期待される選手です。古賀選手は指名当初は打撃守備含めて総合力の高い捕手として指名されました。森選手のFA移籍に備えて、次世代の正捕手候補として期待されていました。


1年目から控え捕手として存在感を示して、2年目から森選手がFA移籍して空いた正捕手の座を柘植選手と競うことになります。最終的に昨年までで古賀選手が立ち位置的には正捕手になりましたが、それは正捕手ではなく「第一捕手」の立場になっただけでした。古賀選手はここまで大きな怪我がなく、ほぼフルで1軍に居続けていたので怪我に対する強さは素晴らしいものがあります。しかし実力の部分としては1年目から変わるものがなく、打撃は23年と25年後半に打ちまくっていましたがそれ以外で安定して打つことは出来ず、守備でも配球面でも成長が見れないリードで打たれる場面が多く散見されました。これは古賀選手だけの問題でなく、実績のない安上がりのバッテリーコーチに丸投げしている球団の体質なども正捕手育成が出来ない事情を表しています。総合力の高い捕手としての見立てですが、昨年までの時点では消去法で選ばれただけの第一捕手です。


古賀選手に対しては厳しい意見やアンチコメントなどが多い印象もあります。それは正捕手候補として期待されながらも伸び悩んでいたこともありますが、一番は24年山川への大ブーイングに対して、否定する意見を出してしまったことでしょう。ファンの気持ちや意見としてのあの大ブーイングがあったわけですが、それを勝手に投手のせいにしてブーイング否定をし始めたことでファンから大きく失望されてしまい、そしてそこからグラスラ2発打たれて大敗、敵地でソフトバンク3連戦全部サヨナラ負けなど凄惨な負け方の数々をしたことも重なって、ここから古賀選手批判が一気に加熱したと思います。個人的には今でも古賀選手のブーイング否定は許していません。だから打撃や守備に対しても成長のなさは厳しく見ていますし、ファンの気持ちを逆撫でしてしまった以上は結果で返すしかない、返せないなら批判もやむなしという考えです。


逆に今年に入って伸び代を見せ始めたのが予想外の朗報です。これまで消去法でただ正捕手の扱いを受けていましたが、今年から小島大河選手の加入に加えて優先的に小島大河選手を起用していく方針になったことで、古賀選手にも火が付いて打ち始めたのが嬉しい誤算です。守備でも綻びの見える小島大河選手に対して、経験値はある古賀選手の方が安定して見れるようになりました。改めて正捕手の座は競争相手がいてこそ掴むものであるので、そこは広池本部長の目論見が的中したことになります。当然結果が出たことで古賀選手への批判の意見は一気に少なくなりました。今年から小島大河選手との正捕手争いで実力を伸ばしたいところになります。





4位 羽田慎之介 投手 八王子学園八王子高校

33試合 2勝4敗4H 37.2回 36奪三振 防御率2.87

総評:E+

成長:D+

伸び代:B


現時点で4位で活躍した選手は野村勇選手(ソフトバンク)になります。それ以外だと渡部遼人選手(オリックス)、前川選手(阪神)は今年から数字を伸ばしてきそうです。素材型選手では伸びそうな選手と伸び悩んでいる選手がで初めている段階になっています。羽田投手も素材型の選手です。元々地元からライオンズJr.出身選手となり、ロマンありふれる投球から「和製ランディ・ジョンソン」の異名が付けられるほど、将来の先発エースとして期待されていました。


1年目から2軍先発など実戦を積んでいき、24年に1軍デビューとなります。24年は先発で5回1失点など力投する一方で、スタミナ、技術、守備などに課題を露呈したためリリーフに回り、リリーフでプロ初勝利を記録しました。昨年からリリーフ一本で24試合、防御率2.95の数字を残しました。球速は最速160kmを計測、よりロマンありふれた投球はすごいものがあります。しかし課題の制球難は改善出来ず、ご挨拶四球からの自滅がお決まりのパターンとなっています。加えてバント処理などのフィールディングも壊滅的、クイックモーションも苦手で投球以外で苦戦している状況には、もどかしさを残しています。


伸び代自体十分秘めたものはありますが、羽田投手もいかんせん育てるのが難しいタイプです。今年もここまでリリーフで投げていますがストレートが球速出ていても空振りが取れず、実質変化球投手になっています。それ以上に今年は投球フォームで身体のバランスが崩れてしまい、とんでも暴投やワンバウンドが連発するなどして甲斐野投手以上に酷い運任せ投球を繰り広げています。人がいないのでまだリリーフですが、リリーフよりも2軍先発でひたすら投げながら投球フォームのバランスや技術改善に努めないと一生ロマンのままで終わってしまいそうです。





5位 黒田将矢 投手 八戸工業大学第一高校

8試合 12.2回 13奪三振 防御率5.68

総評:E

成長:D

伸び代:C


ドラフト5位だとかなり実績が少なくなり、松本竜也投手(広島)、岡留投手(阪神)、池田選手(オリックス)ぐらいしか1軍実績のある選手がいないです。黒田投手は羽田投手同様に素材型選手として指名されます。1年目のキャンプから150kmを計測するなどして、これまた将来の主力候補として期待されました。


ここから一時球速低下に悩み伸び悩んでしまいましたが、その後復活を果たして昨年1軍デビューを果たしました。しかし1軍の壁は高く、8試合で防御率5.68と通用しなかったです。今年はビハインド投手としてここまで無失点に抑えています。ストレートは150km前後を計測、フォークとスライダー主体でリリーフとしてやっていけそうな感じはありながらも、勝ちパターンとしてはまだ不安が残ります。ここから伸びて勝ちパになれるか、ビハインド投手で終わってしまうかは今年が鍵になりそうです。





6位 中山誠吾 内野手 白鴎大学

1試合 打率.000

総評:E

成長:E

伸び代:—


6位以下で見ると中川選手(阪神7位)、末包選手(広島6位)、梶原選手(DeNA6位)、横山投手(オリックス6位)、小木田投手(オリックス7位)、西垣投手(楽天6位)、長谷川投手(日本ハム6位)、北山投手(日本ハム8位)、上川畑選手(日本ハム9位)と下位指名から主力選手になっているパターンが多いです。中山選手も下位指名で、素材型内野手として体格の良さからどう成長するか期待されていました。


中山選手に関してはなんと言ってもプロ初出場で1-6-3の併殺プレーで普通のストライク送球をポロリしてエラーで負けたことですね。この試合は内海投手の勝利投手の権利があった最後の試合であり、何でもない普通のキャッチボールレベルの守備でミスが起き、何より私自身この試合を現地観戦していて盛大にやらかして負けてしまったのもあり、本当に酷すぎるミスとなりました。あとで確認しましたがこれで負け投手になった平井投手が露骨に不満な態度を顔に出し、本当にプロ初スタメンとか関係なしに、試合中にキャッチボールが出来ない人というあまりにも残念すぎる烙印が押されてしまいました。これがプロ唯一の出場となり、2年間2軍でも結果を残せず戦力外となりました。本人もこのミスで、自信を無くしたと振り返っていましたが、これでクビになっても仕方ないでしょう。これがあったから滝澤選手の存在が生まれ、中山選手は滝澤選手の引換券的な立ち位置になってしまいました。





育成1位 古市尊 捕手 徳島インディゴソックス

45試合 16安打 1盗塁 打率.216

総評:E+

成長:D

伸び代:—


全体の育成1位では福島投手(日本ハム)、宮森投手(楽天)、岩田選手(ヤクルト)が支配下昇格して1軍での実績を残しています。古市選手は捕手としてはあまりない俊足巧打タイプの捕手として、独立リーグから育成指名されました。


23年にチーム事情も重なり支配下昇格となり、1軍でもスタメンマスクを被ってヒットを打ちました。しかし1軍の壁は高く、何より守備力に課題があり2年連続延長戦でパスボールして敗戦、特に24年ソフトバンク戦の12回2アウト満塁からのサヨナラパスボールで負けたのにはブチギレた記憶が残っています。これで1軍捕手として終わったかと思いましたが、昨年終盤から1軍昇格して、限られた出番の中で打率4割超えの好成績を残しました。今年は第三捕手として期待されていた中で、桑原選手の人的補償で移籍となりました。





育成2位 滝澤夏央 内野手 関根学園高校

257試合 134安打 1本塁打 23打点 25盗塁 打率.222

総評:C+

成長:B

伸び代:B


育成2位では川村選手(ソフトバンク)が24年一時期スタメンに名を連ねるなどして、活躍を見せていました。滝澤選手は守備力の高さが注目されて、1年目ながら2軍で好守備を連発していたことで、源田選手の後継者として密かに期待されていました。しかし偶然は重なるもので、1年目に源田選手が足を骨折して戦線離脱、代わりになるショート選手が軒並み全滅となり、中山選手も1軍でやらかしたことでまだ2軍で育てている段階の滝澤選手に白羽の矢が立つ形で5月に緊急の支配下昇格、即2番ショートスタメンという異例の昇格人事が行われました。その中で滝澤選手はプロ初スタメンでヒットを打ちこれがきっかけで逆転してお立ち台に上がり、2戦目で同点タイムリー三塁打から決勝のホームを踏んで2試合連続の活躍でお立ち台に上がりました。この大車輪の活躍を見てファンから「令和の牛若丸」と崇められて、一気に主力候補に名乗りを上げました。


1年目は48試合、打率.224と高卒1年目としては十分な成績を残しました。2,3年目は少し打撃で苦戦して打率1割台に沈みましたが、昨年は西口政権発足によりセカンドレギュラー候補に滝澤選手を抜擢、周囲の疑問の目を黙らせる形でレギュラー争いを制して二遊間のレギュラー選手として活躍、125試合、打率.234、21盗塁と小技選手として一定の数字を残し、それ以上に二遊間守備で好プレーを連発、守備指標もトップクラスの数字を残して実質のゴールデングラブ賞という形になりました。守備力が群を抜いて高く、源田選手の後継者最有力として滝澤選手が名乗りを挙げました。


守備に関しては間違いなくゴールデングラブ賞常連になれるので、とにかく打撃です。今年も打撃で苦戦中、源田選手は守備型選手ながら全盛期は打率.270、二塁打も10本以上打てる打力がありますが滝澤選手は非力すぎて外野まで飛ばせない、二塁打も数本だけなのでまだ源田選手のレベルにはたどり着けていません。本当にショートレギュラーになるには源田選手レベルまで打てるかどうか、ここを乗り越えられるかで滝澤選手の最終評価が決まります。






育成3位 菅井信也 投手 山本学園高校

19試合 6勝7敗1H 79.1回 69奪三振 防御率4.08

総評:D

成長:C+

伸び代:D+


育成3位では柳川投手(日本ハム)がクローザーなど勝ちパターンまで成長したので、これは大当たりと言っていいでしょう。大里選手(オリックス)も1軍昇格して控え選手として一定の活躍を見せています。


菅井投手は内海コーチの指導の元、キレのある先発左腕として頭角を表しました。24年に支配下昇格、巨人の内海コーチが泣いて喜んでいた姿が印象に残っています。24年はオリックス戦で7回無失点でプロ初勝利、昨年は先発投手として開幕ローテに入り、交流戦までに5勝する活躍を見せました。しかし交流戦後から一気に状態を落としてしまい勝てず、今年もここまで4試合投げて0勝2敗、ソフトバンク戦2試合は大津投手との投げ合いで投手戦に持ち込みながらも勝てずです。しかし今年も内容は悪く、キレ重視なのにコントロールが悪化、自滅やど真ん中が目立ち元々期待されてたいた姿からはかけ離れてしまい、菅井投手も伸び悩んでいる選手の1人となります。





育成4位 川村啓真 外野手 國學院大学

1軍出場なし

総評:Z

成長:—

素行不良:S


育成4位以下だと、ソフトバンクと巨人がこの年育成で大量指名しています。巨人は菊地投手(育成6位)がリリーフで50試合登板と活躍してから現役ドラフトで日本ハムへ移籍、ソフトバンクは山本選手(育成9位)、仲田選手(育成14位)が支配下昇格で1軍を経験しています。こう見ると育成14位という本当に一番下の指名を受けてからここまで上り詰めた仲田選手の努力は相当凄いものだと思います。


ここまで振り返ってきた中で、最後にやってきてしまったのが川村啓真です。この年育成最後の指名なのもあり、一番最後だけ切り捨てて育成3位までの写真にしてSNSにあげるなどしてこの存在そのものを抹殺している状況にあります。それもそのはず、1年目の6月に突如として自主退団を発表しました。東野投手みたいに大怪我をしたとかはなく、明らかに何か悪いトラブルがあったなと予感していた中で、文春砲により当時コロナ禍で支給されて持続化給付金の不正受給に加担していたという衝撃の事実が明かされました。主犯は兄のようですが、不正に川村啓真の名前も使われていたということで、知っていたか知らなかったかは不明ですが自分の名前で不正に金を得ていたという事実に変わりはないので当然のことながら自主退団とやむなしとなってしまいました。






【2021年ドラフト結果】

総評:B

成長:B

伸び代:B+


結論から言えば、当たりであることは間違いないです。ただし大当たりではないですし、神なんてもっての他です。神ドラフトというのは20年阪神ぐらい軒並み大当たり連発してリーグ連覇出来るぐらいの逸材揃いでなきゃ出ない言葉です。この年一番の大当たりドラフトはライオンズではなく、日本ハムだと思います。ドラフト1位で今後エースになるであろう達投手を指名、3位で水野選手と上位指名で成果を残し、そして何よりドラフト下位指名で北山投手と上川畑選手とチームのエースに内野1軍選手を指名しているのに加えて育成でも柳川投手と福島投手まで指名したので、これが一番の勝ち組ドラフトと言っていいでしょう。


あとは巨人がクローザーを始め1軍投手3人引き当てたのでこれもこの年では当たった部類かもしれません。他は全体的に物足りないドラフトです。オリックスは今年の活躍次第では巨人に並ぶドラフトになるかもしれません。まだ成長の可能性は残しているので暫定評価ですが、梶原選手以外1軍戦力がいないDeNAと鵜飼選手とブライト選手がコケたら終わる中日は、2021年ワーストドラフトになる可能性があります。


なのでライオンズとしてはこの年日本ハムに次いで2番目に良い成績になったかなと思います。ライオンズ単体で見ると、隅田投手と滝澤選手以外の評価が伸び悩みを見せています。特に佐藤隼輔投手と古賀選手が思ったほど伸びずに及第点止まり、羽田投手と黒田投手と1年目の期待から今年にかけて伸び悩みが顕著でなかなか1軍主力になってなく、菅井投手も2年前の頭角を見せながら今年まで足踏みが続いています。この伸び悩みを見せている選手が今年以降伸びるかどうか、これによって評価がまた変わってきます。古賀選手なんかは小島大河選手との競争効果によって今年伸びる予感を見せてくれているので、今年21年ドラフトの選手が伸びて来年以降最前線の選手になってほしいです。


そしてこの年当たりの内訳が投手やセンターラインが軸なので、打撃面の強化にはつながっていません。本来打撃面の強化は20年と22年ドラフトで補わなきゃいけませんが20年は前回振り返った通り1軍レギュラーの戦力が誰も育たず、そして次に取り上げる22年ドラフトは、、、、とこれ以上は現実を直視するのが末恐ろしくなるので次回に回すことにします。






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