セリーグでは広島が優勝しました。今年のセリーグは広島1強だったので、この時期の優勝はある程度予想通りでした。

パリーグは明日からの3連戦がリーグ戦最後の山場です。ここで2勝か最低でも1勝出来れば西武の優勝はほぼ間違えなし、ここでもし全敗すれば8年前の悪夢の再来となる可能性もあります。

今回はこの3連戦の展望を考えていきたいと思います。

【選手公示】

小石投手、相内投手、呉選手が登録抹消されました。投手は明日先発予定の郭俊鱗投手、中継ぎに配置転換された十亀投手が登録されると思います。十亀投手は松田選手と対決しないような起用が求められますが、果たして土肥コーチがそれを考慮して起用してくれるのかが不安です。

野手では代打起用なら坂田選手、控え野手なら金子一輝選手が候補に挙がると思います。大穴としては、今日引退発表された松井稼頭央選手の再登録もあるかもしれません。外崎選手の登録はないと思います。

【ソフトバンク】

セリーグの3位争いとは対照的に3位の日本ハムはほぼ確定しているため、他のチームは半ば終戦モードなのもあり、ソフトバンクも負けませんでした。日本ハムもレアード選手の離脱から5番に横尾選手を起用せざる得なくなり、打線が沈黙してソフトバンクに勝つことは出来ませんでした。

打線は柳田選手、デスパイネ選手が復帰して、全体的に厚みが増してきました。上林選手や牧原選手も怖い存在です。グラシアル選手は外角スライダーで攻めていくべきです。間違ってもインコースのストレート勝負なんか挑んでは返り討ちに遭ってしまいます。松田選手もストレート一本勝負なんかやったら1,2の3で合わせられるので、上手くタイミングを外してリードしていくことが求められます。あとは十亀投手の起用は断固NGです。

投手も森投手、加治屋投手の勝ちパターンが固定され、嘉弥真投手、石川投手も9月は防御率0と駒は揃っています。打ち崩すのは容易ではないと思います。

【ソフトバンク3連戦】

・初戦 郭俊鱗×バンデンハーク

郭俊鱗投手は2軍戦の登板から考えると中4日となります。2軍戦でも四球から本塁打を打たれるなど、メンタル面の脆さは相変わらずのようです。前回抑えたからという短絡的な理由での起用でしょうが、本当に大丈夫なのかと不安です。勝つには台湾営業の奇跡を再び起こさないといけません。奇跡は二度も起きるのかという話ですが。。。

相手先発はバンデンハーク投手。今季の西武戦は2試合とも勝つことが出来ましたが、その時はバンデンハーク投手の不調と相性の良い外崎選手の存在がありました。外崎選手がいないこととバンデンハーク投手の調子(9月は防御率0)を考えると、初戦は厳しいかもしれません。

・2戦目(予想) 菊池雄星×千賀

菊池雄星投手はソフトバンク戦未勝利ですが、前回登板時の内容は悪くはなかったです。今季は二段モーションの問題とかないので、自分の投球だけに集中して欲しいと思います。一番先発の好投が期待出来るのはこの試合だと思います。

相手先発は千賀投手。前回は守備の乱れも重なって自滅してくれました。お化けフォークはかなり厄介ですが、外的要因で崩れてくれる可能性はあります。少なくとも勝つにはこの試合が一番可能性が高いので、本拠地の利点を活かして攻略して欲しいと思います。

・3戦目(予想) 今井×ミランダ

今井投手は中6日での起用となるので、前回みたいにストレートがシュート回転することはないと思います。捕手は森選手よりも岡田選手にして欲しいです。

相手先発のミランダ投手は前回の試合では栗山選手が満塁本塁打を打つなど、メットライフドームにはあんまり相性は良くないと思われます。間違えても好球必打作戦なんか出したらダメです。落ちる変化球をしっかり見極めていき、自滅を誘うのが一番の攻略法です。

この3連戦は最低でも1勝してくれればいいです。絶対に3連敗だけは避けなければいけません。そんなことになったら、本当に悪夢の再来になってしまいます。理想は本拠地での胴上げですが、現実的には札幌ドームでの胴上げを目指しましょう。明日からの3連戦は今まで以上に応援していきたいです。

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