今日はトライアウトがありました。基本的にトライアウトは戦力外補強でハズレ前提の補強です。補強というか、単なる数合わせです。ですから基本的に戦力外補強は期待しませんが、今年に関してはコロナ禍で外国人選手が当分の間入国禁止という事態に陥っただけに、数合わせでいいから獲得しないと2軍の試合が回らなくなります。渡辺GMの発言からしてトライアウトから獲得はないかもしれませんが、これで大石コーチ兼任投手が誕生したら渡辺GMはクビ案件なので、安上がりでいいから数合わせでも補強して欲しいです。

今回は個人的に気になった選手を何人か取り上げます。勿論ハズレ前提ですが安上がりでも数合わせになりそうな投手はチラホラいた印象です。ちなみに野手は補強も数合わせもいらないので、今回の考察は除外します。元楽天の片山投手が片山選手になっていたのは時の流れを感じましたね。

・荒西投手

今回一番評価が良かったのは荒西投手ではないでしょうか。打者3人相手に3三振、荒れ球ですがスライダーとシンカーが曲がっていたので、2軍相手なら通用しそうです。あわよくば1軍敗戦処理までたどり着ける可能性は僅かながらにあると思います。

・中尾投手

左打者2人を2三振、個人的に狙っていた渡邉雄大投手がトライアウト不参加でもしかしたら他球団と話が成立した可能性があるので、そしたら中尾投手も候補の1人に入れていいかなというぐらいです。

・鈴木遼太郎投手

ストレートの球速が足りませんが、フォークはそれなりに良かったですね。フォークを磨ければ面白い存在になる可能性は僅かながらありますが、ストレートの球威球速が足りないのであまり過度な期待は出来ないです。

・金田投手

全体的にまとまっていました。まとまり方がこじんまりすぎて1軍は厳しいですが、2軍ならイニング消化は出来そうです。一応変化球で空振りも取れていたので、数合わせなら候補に入れていいでしょう。

・村田投手

獲得したところで吉川投手と変わらないと思います。ただ、大事なのは2軍でのイニングイーターです。動くツーシームがあるので、防御率は悪くても2軍なら打ち損じ狙いでアウトは量産出来る可能性があります。

こんなもんですかね。有名どころだと中村恭平投手は典型的なノーコン、吉田一将投手は劣化が著しくて厳しい、三ツ間投手も簡単に四球出すのは印象が悪いですね。やはり戦力外通告されただけあって、基本的に出ている選手のレベルはどうしても低くなります。

ライオンズでは榎田投手、小川投手は共に危うい打球を打たれて高評価ではないです。ただ、無理矢理トライアウトから探すぐらいなら減額制限超えの提示をしてでも残留させた方がよかった気がします。中塚投手は149km出ましたがオファーがあるかと言われたら厳しいですかね。独立リーグから声がかかる可能性はあると思います。

そして地味に良かったのは多和田投手です。最速146km出て、球のキレ自体も他の投手より良かったです。多和田投手は病気なので、投げている球自体に問題はないです。単純に考えて戦力にはなりますが病気なので色々と規制がかかるのを考えると、獲得を躊躇される可能性が高いです。

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