今日は交流戦の野手成績を振り返ります。

【交流戦野手成績】

チーム打率.237(7位)　69得点(2位タイ)　20本塁打(2位)　12盗塁(6位)　12失策(1位タイ)

一見打ててなさそうで実は本塁打と得点が2位、これは凄いじゃんと思いがちですが、よくよく考えるとDeNA戦と広島戦での二桁得点で得点詐欺を働いただけなので、現実を見るとやはり打てていません。地味に失策数も1位タイなので、やはり交流戦でも自滅して負けた試合が多かったと思います。

【捕手】

×森選手

18試合　打率.170　9安打　1本塁打　3打点　出塁率.254　OPS.518

◯古賀選手

6試合　打率.133　2安打　2打点　出塁率.300　OPS.500

・柘植選手

3試合　打率.333　1安打　1打点　出塁率.333　OPS.667

・岡田選手

1試合

まずは捕手部門ですが、まあこんな感じです。森選手は自爆から戻ってきたのが「そっくりさん」で、攻守で疫病神を発動して野手での交流戦貯金失敗の戦犯となりました。古賀選手は数字は森選手とほぼ変わりませんが出塁率が高く、スタメンマスクでの勝率も良いので現時点で正捕手争いから一歩リードした形になりました。

柘植選手は岡田選手の入れ替えで抹消、岡田選手も最後の9回に今季初出場を果たしてボー投手とのバッテリーで三者凡退に抑えました。

【内野手】

◯山川選手

18試合　打率.254　15安打　6本塁打　10打点　出塁率.400　OPS.993　3失策

・外崎選手

18試合　打率.210　13安打　2本塁打　7打点　2盗塁　出塁率.300　OPS.655

△呉選手

17試合　打率.175　10安打　2本塁打　7打点　出塁.262　OPS.577　3失策

・滝澤選手

17試合　打率.186　8安打　2打点　1盗塁　出塁率.239　OPS.472

・山田遥楓選手

10試合　打率.250　1安打　1打点　出塁率.500　OPS.1.000

・中村選手

9試合　打率.200　3安打　2打点　出塁率.250　OPS.450

・源田選手

2試合　打率.333　3安打　2打点　出塁率.333　OPS.556

◯平沼選手

3試合　打率.667　4安打　2盗塁　出塁率.818　OPS.1.485

×山野辺翔

7試合　打率.000　1盗塁死　1妨害(ライトフライを妨害して岸選手のエラーにする)

内野手でこれといった大活躍の選手はいないですかね。5月月間MVPの山川選手も交流戦では状態は下降線、規定打率に到達しましたが主力が戻ってマークが分散してから率自体は落ちてどすこい不敗神話も終了、守備でも立て続けにエラーなど悪い部分も目につくようになりました。それでも本塁打数とOPSはチームダントツの高水準、率は落ちてもホームランはキープしているのでトータルで見れば十分に合格点は出せる活躍でした。

あと凄かったのが平沼選手ですね。広島戦3試合で立て続けに出塁して謎の出塁マシーンと化しました。ここにきて思わぬ形で内野手争いに参戦する形になりました。出塁能力がどこまで続くか分かりませんが、全く別の角度からの1番候補が出てきてしまいました。

一方で今回の交流戦振るわなかったのは呉選手ですね。昨年の「得点圏の鬼」から一転、今年は「失策の鬼」になってしまいました。打撃でもポジションたらい回しとホームランを打ってから大振りになって加えてガス欠からかストレートの振り遅れも目立ち、打率は1割台になってしまいました。平沼選手の出現で立場が危うくなっています。

あとマイナス評価ではないですが、外崎選手も打撃そのものは交流戦でも率は低かったです。滝澤選手も押し出し四球を選んで守備も貢献しましたが、セリーグ投手の変化球の前に歯が立ちませんでした。源田選手が戻ってきてどう扱うのかが注目です。

【外野手】

◯オグレディ選手

18試合　打率.262　16安打　5本塁打　14打点　2盗塁　出塁率.352　OPS.909

・若林選手

10試合　打率.270　10安打　2打点　2盗塁　出塁率.325　OPS.595

◎栗山選手

15試合　打率.424　14安打　1本塁打　4打点　出塁率.472　OPS.1.078

◯愛斗選手

18試合　打率.269　18安打　2本塁打　3打点　3盗塁　出塁率.310　OPS.698

・川越選手

12試合　打率.222　6安打　2打点　出塁率.364　OPS.623

・岸選手

13試合　打率.333　4安打　1本塁打　4打点　出塁率.385　OPS.1.135

・熊代選手

5試合

個人的に交流戦野手なMVPは栗山選手ですかね。代打でサヨナラホームランから始まり、とにかく交流戦はセリーグ主催試合では頼りになる代打の切り札でした。本当にレフトスタメン出場しなかったのが勿体無いくらいの活躍でした。オグレディ選手も山川選手に次ぐ長打とOPSです。敵地6連戦があまりにも酷すぎたので◎評価は出せませんが、本拠地に戻ってから内弁慶のごとく打ちまくって、最後は3番起用まで打順が上がりました。愛斗選手もあまりにも勝負弱すぎますが、守備などのトータルで考えればギリ◯評価です。

交流戦といえば若林選手が1年ぶりに復帰しました。復帰してからは巨人戦で逆転タイムリーの活躍もありましたがとにかく三振が多く、決め打ちフォロースイングで大型扇風機と化して1番打者としては評価出来ない内容になっています。逆に川越選手は前代未聞の大暴走で隅田投手の無援護に貢献してしまいましたが、選球眼を発揮して1番打者の内容は若林選手より上です。岸選手もDeNA戦で活躍しましたがホームランを打ってから大振りになってしまい、出番は増えませんでした。

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