8/30(金)西武×ソフトバンク第21回戦 —天王山初戦絶望感を打破した今井の粘投と外崎&森の2ランで大熱戦を制する—

2019/08/30 22:17

4-2で勝利です。まさかこのロースコアで勝てるとは思いもしませんでした。

今日は4回から見ることが出来ました。

【投手陣】

・今井投手

1〜3回

2回に中村晃選手のソロ本塁打、3回に明石選手にタイムリーヒットで2失点、今日はリードする前から打たれています。

4回

いきなり柳田選手に2塁打を打たれますが、後続の選手を全て変化球で抑えました。

5回

1アウトから甲斐選手に四球、さらに2アウトから牧原選手に追い込んでから強引に勝負に行きすぎて流し打たれて1,2塁のピンチになりますが、内川選手をチェンジアップでセンターフライに打ち取りました。

6回

柳田選手を緩急で空振り三振、グラシアル選手をカーブでセカンドフライ、中村晃選手を歩かせますが松田選手をファールフライでここも0に抑えました。

7回

今宮選手にヒットを打たれて送りバントで1アウト2塁となったところで降板しました。

結構危ない球もありましたが、今日は追いついてから吐き出す投球ではなく、さらに6.1回2失点としっかり試合を作ったので合格でいいでしょう。アウトを取った直後に弱気になって四球を出すのは今後改善しないといけません。

・野田投手

左キラーなら小川投手よりも野田投手なので、ここの起用は当然です。代打川島選手を迎えます。

個人的に今日一番納得行かなかった森選手のリードです。外待ちだった川島選手をインコースで追い込みましたが、ここで森選手は大好きな外角低めを求めて見事に打ち返されました。野田投手の変化球も落ちが鈍かったですが、ここは明らかに外待ちの川島選手の要求通りにリードした森選手にも大きく問題ありです。

1,3塁となったところで牧原選手に痛烈な打球を打たれましたが、中村選手がナイスキャッチ＋素早い送球で1塁アウトとしました。野田投手は危なっかしかったですが、中村選手のファインプレーに救われました。

・平良投手

右の火消しで登板、内川選手をインコースのストレートでどん詰まらせてのセカンドゴロに打ち取り、プロ初勝利を記録しました。力のあるストレートに加えて物怖じしないメンタル面も高く評価出来ます。ボロボロの投手陣の中で数少ない希望の選手となっています。

・平井投手

連投ですが当然の起用です。柳田選手をフォーク系で空振り三振、グラシアル選手に2塁打を打たれますが中村晃選手、松田選手をボール先行ながらも打ち取りました。全体的に打ち損じに助けられただけの投球でした。

・増田投手

今宮選手をボール球のストレートで空振り三振、福田選手に2塁打からの代打上林選手で物凄く嫌な予感がしたところでしたがバットをへし折りファーストゴロ、牧原選手は外角のストレートを腰の抜けたようなスイングで空振り三振に抑えて、試合を締めくくりました。やはり連投の影響からか、昨日よりストレートの球威が落ちていました。

ソフトバンク打線も内川選手と松田選手の不調ぶりが目立っていました。柳田選手さえどうにかすれば、大量失点は避けられるというような繋がりの欠け方でした。

【野手陣】

さすがに千賀投手から2試合連続大量得点とはいきませんでしたが、今日は効果的な2点本塁打2発で逆転に成功しました。正直7回まで続投させてソフトバンク首脳陣の継投ミスにも助けられたと思います。

・秋山選手

4タコで全くいいところなしで終わりました。秋山選手が打たないと大量得点の起点は作れません。

・源田選手

その秋山選手をカバーする2安打3出塁1盗塁、これで通算100盗塁を達成しました。わずか3年で100盗塁ですから、地味に凄い記録です。

・森選手

やはり天才としか言いようのない打撃センスで決勝本塁打を打ちました。普通ならあの打ち方だとファールになりがちですが、やはり森選手だとしっかりスタンドまで運びます。森選手もこれで自身初のシーズン20本塁打に到達しました。

・中村選手

2安打よりも今日は守備が目立ちました。絶対に抜けるかと思った打球を珍しく身体と腕をギリギリまで伸ばしてアウトにしてくれました。ここ最近守備ミスが目立っていたので、これはこれで良かったです。

・栗山選手