8/29(木)西武×日本ハム第24回戦 —敵地でまさかの3タテ成功 優勝争いの権利をもっていざ天王山へ—
5-2で勝利です。今日の勝利でソフトバンクと2ゲーム差になりました。
【投手陣】
・本田投手
1回
西川選手はすっぽ抜けた変化球でラッキーな空振り三振、大田選手はど真ん中の失投をヒットにされますが近藤選手を外角のスライダーで空振り三振、中田翔選手をストレートで詰まらせてレフトフライで0に抑えます。やはり失投があるかないかで結果が変わってきそうです。
2回
清宮選手のフライを秋山選手が完全に見失いましたが金子侑司選手がカバーして結果アウト、渡邉選手、王選手もフライで三者凡退に抑えます。この回は金子侑司選手の広守備範囲が活きました。
3回
先制点が入ってからも落ち着いて投げていき、宇佐見選手、平沼選手を打ち取ります。西川選手のところでライトへの大ファールがありましたが、ここもショートゴロで三者凡退に抑えました。
4回
さらに1点追加したところで、大田選手にやや真ん中に入ったインコース気味のストレートを捉えられてソロ本塁打を打たれます。しかしここでビビって崩れることなく近藤選手をインコースのストレート、中田翔選手をスライダーで連続三振、清宮選手をチェンジアップでセカンドゴロに打ち取りました。打たれた直後に修正するところは今年のダメ投手達は見習うべきです。
5回
勝利投手のかかる回で、いきなり渡邉選手に2塁打を打たれます。確かに打たれたボールは甘かったですが、秋山選手の打球の追い方も酷すぎでした。ここから王選手をレフトフライ、宇佐見選手をショートゴロでなぜか渡邉選手が暴走して3塁アウト、平沼選手にヒットで2アウト1,2塁のピンチで西川選手を迎えます。
3球目のカーブがボールかと思いきやのストライク判定で追い込み、このカーブが功を奏してかフルカウントから同じところのカーブで空振り三振に抑えてこのピンチを脱しました。ここは球審の判定にも助けられました。
6回
ここまで2安打の大田選手をショートゴロ、近藤選手の打球を木村選手がナイスキャッチ、中田翔選手はカーブで空振り三振と三者凡退に抑えました。
7回
ここまで球数84球と直前の投球内容から見て、続投は妥当な判断です。しかしこの回から球にコントロールを乱して、清宮選手、渡邉選手に連打を浴びて降板となりました。
日本ハム打線の不振や球審との相性の良さがありましたが、ある程度球のコントロールが出来ていましたし、何よりピンチでも自滅することなく投げ切っていたのが高く評価出来るポイントでした。四死球0と本田投手らしい制球力勝負の投球が出来ていただけに、7回の降板は残念でした。やはりスタミナ不足は解消されておらず、来年以降に向けた大きな課題の一つになると思います。
・小川投手
本来なら野田投手と行きたいところでしたが昨日回跨ぎさせているので、ここでの小川投手起用は仕方ないです。
王選手をファールフライも横尾選手に死球で満塁、平沼選手は投手ゴロをグラブトスで本塁アウト(清宮選手の鈍足+スタートの遅さにも助けられる)で2アウトまでいくも、西川選手のところでワイルドピッチで失点、さらに四球で大田選手を迎えるところで降板となりました。これぞノーコン投球という典型例でヒット0で失点してしまい、余計な継投を増やすだけになりました。
・平井投手
起用したくなかった回でしたが、さすがに平良投手に3連投はさせれないので、もはや起用やむなしとなりました。
スライダーの意識があったのかストレートをことごとくミスショットで追い込み、最後はフォークで引っ掛けてショートゴロに打ち取りました。
さらに回跨ぎでも戦意喪失の近藤選手、不調の中田翔選手、確実性の低い清宮選手から楽々三者凡退に抑えました。回跨ぎで球数10球で終えれたのが幸いでした。
・増田投手
渡邉選手、王選手をストレートで抑えて、最後はこれで帯広ラストゲームとなる田中賢介選手相手にも空気を読まずに(弟からはせめて最後ぐらいヒットを打たせてくれと懇願されましたが笑笑)ストレートで空振り三振に抑えました。
今日の継投自体は多少の無茶も致し方ないという事情も理解出来ますが、それもこれも元を辿れば昨日、一昨日の不可解な起用があったからです。昨日野田投手に回跨ぎさせてなければ、一昨日6点差で平井投手を起用しなければ、たらればの話がありますが、こういう無駄な継投ばかりやるからこそ、今日みたいな大事な局面での継投の選択肢の幅を狭めることになります。
【野手陣】
序盤は杉浦投手のストレートに力負けしましたが、近藤選手のエラーから崩れかけたところを最低限叩くことには成功しました。それでもこれで完璧に杉浦投手を攻略したとは言い難いので、まだ一安心とはなりません。
・秋山選手
近藤選手のエラーと内野安打2本で3出塁でした。それよりも今日は守備が酷すぎです。記録には残らないですがフライを見失うは後方の打球の追い方が完全に木村選手みたいなドテドテの追い方で、これではセンターを守らせる守備ではありません。
・源田選手
全く良いところなしの無安打でした。早打ち以前に当てるだけの力ないスイング連発で、これではヒットは生まれないのも当然というような打撃でした。ちょっとバテてきましたでしょうか。この状態で明日からの3連戦突入は心配になります。
・森選手
もう疲労とか関係なしに逆方向へのソロ本塁打で20本塁打に王手となりました。あとは守備でのミスをいかに減らせるかです。明日からの3連戦では今日みたいなワイルドピッチが致命的なミスに繋がりかけません。
・中村選手
満塁の場面で待ってましたかのような軽打で2打点、これで自身5度目のシーズン100打点を達成しました。チャンスどころでチームバッティングで確実に得点させる姿は、もはやベテラン選手なのに衰退どころか進化さえしているのではないかと思ってしまうほどです。
・栗山選手
悪くない打球はありましたが、もうひと伸び足りずにフライに終わりました。源田選手と違って状態は悪くなさそうです。
・外崎選手
杉浦投手の変化球をセンター前に打ち返して2安打1盗塁、チャンスメイクに徹しました。
・山川選手
ハイレベルな打点王争いの中で中村選手に刺激を受けたのか、基本に忠実なセンター返しタイムリーとダメ押しのソロ本塁打でこちらも2打点記録しました。相手からしたら100打点打者が7番にいるのも地味に恐怖なのかもしれません。
・木村選手
珍しく守備は良かったのですが、打撃が2連続でバント失敗と完全にやらかしました。1回目は送りたいところでバント出来ずにレフトフライ、2回目は別にバントを求めていたわけでないのにおそらく単独でセーフティーバントを仕掛けてファールフライ、さすが辻監督も頭にきてか、4打席目は代打を出しました。明日のスタメンはないと見ていいでしょう、
・金子侑司選手
盗塁は失敗しましたが、2安打と打撃の状態は右肩上がりになってきています。なんとか8月は3割を維持してで終わる可能性が出てきました。
優勝を諦めていた私からしても、明日からの3連戦は首位攻防の天王山と見ていいでしょう。あくまでも優勝争いの権利だけであって、優勝する権利ではありません。少しでも優勝を考えるなら勝ち越しは最低条件、確実に優勝するなら3タテで首位浮上するしかありません。そんな中で明日の先発は勝つ気のない今井投手の時点で絶望感が漂いますが、そんな絶望感を打破するぐらいの力がないと優勝なんか夢物語です。獅子の底力があるなら是が非ともその底力を見せてもらいましょう。
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