ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

おかわり君を老害に仕立て上げている首脳陣・フロントの失態

おかわり君こと中村選手ですが、今季に入ってから衰えが顕著になってきています。一時期はベンチでおすわり君の時期もありました。しかし、先日のオリックス戦で金子投手から2本塁打とおかわりしてから、再びスタメン起用が始まりましたが、その起用が意味不明な起用となっています。



先にこれだけは言います。数々の選手がFA権を行使する中で、中村、栗山選手だけはずっと西武ライオンズに残ってくれています。栗山選手に至ってはFA権を行使した上で残留してくれています。この2人は上層部からのお墨付き、それからベテランとして特別に配慮した待遇があるのは当然です。松井稼頭央選手がレジェンドとなっていますが、この人はメジャーから戻ってきた時、最初は楽天でプレーしています。生涯ライオンズの選手ではありません。私は松井稼頭央選手以上に中村、栗山選手は西武ライオンズのレジェンドだと認識しています。なので、中村選手への配慮が必然事項なのは重々承知しています。その上でこれから書いていきます。


この記事のタイトルで、私は老害と記しています。中村選手ファンの方は非常に不愉快な想いをすると思いますが、私は決して中村選手が嫌いなわけではなく、全ての責任は首脳陣とフロントにあるということだと言いたいわけです。



ベテラン選手への配慮は、一歩間違えたら老害となってしまいます。これを西武の首脳陣・フロントが理解していないことが原因にあります。



中村選手の起用に関しては、フロントの現場介入があるのはほぼ間違えないと見ています。現場介入といっても、楽天の三木谷オーナーみたいな1,2軍の入れ替えや毎日の選手のオーダーに口を出している訳ではなく、例えばドラフト1位の選手にチャンスを多く与えるように仕向けたり、中村選手や松井稼頭央選手といった人気や知名度が高く、球団の売り上げ利益に高く貢献しそうな選手を1軍で積極的に起用するように言ったりする程度のことです。これは西武に限らず、ソフトバンクを除く11球団どこにもあることです。ソフトバンクだけは、孫オーナーがフロントの現場介入を固く禁止しているので、現場介入が存在しません。



しかし、配慮とその実力が全く釣り合っていません。打率1割台で三振率は3割越え、守備走塁も平均以下の選手を起用したところで敗戦行為と一緒です。年齢も34歳で、将来伸びる選手というわけでもなく、「勝つ」という観点からは起用の理由そのものが存在しないわけです。


ではなぜ起用しているか、その答えは営業観点だけです。私は今年西武ライオンズの試合を4回観に行っていますが、背番号60のユニフォームを着ているファンを沢山見ています。松井稼頭央選手の復帰や多和田、外崎、山川選手の富士大選手の台頭などにより、全盛期ほどの人気はありませんが、それでも人気が衰えているわけでありません。また、中村選手が打つとスポーツニュースでも「おかわり弾」といった形で取り上げてくれます。注目度も非常に高いので、フロントとしてはこれほどおいしい選手はいないという形になっています。


私は体そのものがしっかりしていないから結果が出ていないので、今すぐにも抹消して2軍で調整してほしいという考えです。しかし、1軍と2軍では売り上げや注目度が天と地の差が出ます。なので、怪我とかやむを得ない事情以外では今後も1軍に残り続けるとみます。


私は納得はしていませんが、フロントから起用を求められる首脳陣が「打率は低いものの時たま打つ本塁打が魅力で、ネームバリューや通算本塁打の記録があるから下位打線で使っていこう」という考えであるならば、まだ何も言わないことにします。ここまではフロントに責任があります。




ここからは首脳陣に責任があります。中村選手に本塁打を期待してスタメン起用していることは別にそれでいいですが、明らかに起用方法が狂い始めています。


まず、同期の栗山選手との起用の差です。前も同じことを書きましたが、栗山選手が嫌いか中村選手が好きかどちらかの理由でしか考えられない起用になっています。

栗山選手は右投手相手の時に先発出場、6回以降に出塁したらどんな場面でも代走を出してベンチに下げたりと、作戦として機能しているのかが怪しい起用法になっています。確かに打率が240台だったり足腰の衰えはありますが、どれも中村選手よりは衰えは緩やかです。また、中継ぎ投手が不安定なことを考えたら、栗山選手を下げるのは最良の判断ではないはずです。

一方の中村選手、6/27のオリックス戦以降ずっとスタメン出場しています。左右関係なく起用しています。中村選手の本塁打で勝てた試合はありますが、数えるほどです。とにかく打つまでに凡退が多すぎるので、結果的には無駄にしている打席が大きく上回っている結果になっています。


それから、中村選手の守備を首脳陣はどう評価しているのでしょうか?前々から中村選手の守備範囲の狭さは懸念していましたが、それが今日は明るみになってしまいました。今季守備で怪我して以降、打球に飛びつけなくなっています。完全に怪我のリスクを考慮しての消極守備になっています。まだ4打席立たせるのは本塁打を期待するとしても、最後まで守備をやらせる理由なんかどこにもありません。相手チームにサードが空いていますよ、とチャンスをあげているようなものです。守備走塁に厳しい辻監督が本当に中村選手の守備を評価しているのかが非常に疑問です。ここは橋上コーチが余計な口を挟んでいるのではないかと疑っています。





今季は中村選手の無様な姿を目の当たりにされています。スポーツ記事のコメントを見てても、中村選手に対する批判コメントを多く見るようになりました。結果が出てなく、中村選手自身も自己管理に徹しているわけではないので、勿論中村選手自身にも責任はあります。


しかし、結果の出ていない選手を営業の観点だけで1軍起用を求めるフロント、さらには好き嫌いでベテラン選手の起用に差を付けている首脳陣、要はここがしっかりしていないことが大問題なわけです。おかわり君を老害と化しているのは首脳陣・フロントの甘々対応が原因であり、これでは劣化の一途を辿るだけです。




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