西口野球の闇総集編②—ハリボテの投手王国で招いた投手崩壊—
続いて投手成績を見て行きます。正直投手編成に関しては闇というほど西口監督が悪いというわけではなく、どちらかといえば渡辺久信の編成が招いたと言っていいと思います。その点西口監督は尻拭い役をすることになっていますが、実際のところ西口監督の投手編成に改善してもらいところはあるのでそこは来年に向けての課題です。
まずは投手成績を見て行きます。
防御率2.99(3位)、先発防御率3.10(3位)、中継ぎ防御率2.78(3位)、1047奪三振(4位)、奪三振率7.36(3位)、1135被安打(4位)、90被本塁打(4位タイ)、395与四球(3位)、57与死球(2位タイ)、465失点(4位)、426自責点(4位)、10完投(2位)、5完封(2位)、被打率.233(4位)、QS率53.85%(3位)、WHIP1.20(3位)、109HP(4位)
前提として打線貧弱、守り勝つ野球、投手王国、これらを掲げているチームなので当然投手の数字は上位にいなければいけませんが、それが真ん中の数字ではチームとしてプラスを生み出せるものではありません。投手王国というタイトルは今年の数字踏まえて一旦捨てる必要があります。投手レベルはあくまでも「普通」です。
先発投手は今井投手と隅田投手という二枚看板がいてこの数字です。7月に今井投手が熱中症で調子落としてから露骨に月間防御率3点台と落としましたが、エース2本柱が崩れた瞬間に渡邉投手、武内投手、菅井投手と他の先発投手も軒並み崩れました。そこをカバーするのが松本航投手、上田投手とそもそも1軍レベルに未到達の選手になってしまうので、あからさまに層の薄さを露呈することになります。最後まで先発の頭数不足は改善することなく借金地獄で終わりました。
一方でリリーフ陣は守護神平良投手を軸に、ウィンゲンター投手、山田投手、甲斐野投手を中心に勝ちパターンを回しました。それぞれ不安定な時期はありながらも、ウィンゲンター投手がいた9月まではなんとか勝ちパターンの体裁を保って投げることができました。ビハインド投手も糸川投手、黒木投手、中村祐太投手、浜屋投手と後半戦は他球団から獲得した投手や育成から這い上がった投手がリリーフB班を担ったこともあり役割をはっきりさせて運用を明確にしました。賛否両論あったクローザー平良投手も一応は西口監督の目論見通りの活躍をしてくれましたし、50試合以上投げたのは平良投手だけ、勝ちパ60試合以上が当たり前だったのが分散出来た運用は良かったです。
【来季に向けて〜先発10人体制と奪三振率の強化〜】
まず先発は10人揃えることです。西口野球の問題点として、先発7人体制で挑んでしまったことです。6月まではそれで月間防御率2点台を守りましたが、怪我人や夏バテが入った7月からは7人体制が見事に裏目に出て失速しました。今井投手と高橋光成投手がいなくなるかもしれない来年はさらに頭数不足をどうするかが課題になります。確定が隅田投手と平良投手、そこに渡邉投手、武内投手(本当は手術させたいですが)、與座投手、菅井投手でギリギリ6人です。ボー投手に代わる新外国人先発投手(ボー投手が秋季練習参加しているようですがまさか来季契約延長はないですよね??)や篠原投手や冨士投手などプラスαはなくはないですが、計算の目処が不明瞭です。先発7番手が松本航投手、上田投手、青山投手なんか計算している時点で捨て試合確定なので、まずは先発投手レベルの底上げと頭数を揃えることがフロント含めて至上命題になります。
リリーフはウィンゲンター投手とラミレス投手が来年もいるので、この2人を勝ちパの軸に甲斐野投手、山田投手が来年どれだけ通用するかになります。あとはドラフト補強やリリーフB班や黒田投手、羽田投手などがどれだけレベルアップするかです。来年は先発に比重を置きたいのでどうしてもリリーフは多少は手薄覚悟になります。地味にクローザー適正問題もあり、平良投手以外でクローザー適正はどれも不安が残るだけに、ここは見極めが必要になるところです。
あとは毎年恒例ですが、防御率に対して奪三振率の低さと与四球の多さです。今年は多少マシになりましたが、まだまだこの2つの数字は改善が求められます。特定の選手が奪三振や与四球の低さに貢献していますが、全体として指標の悪さに直結しているだけに、本気で投手王国を作るならこの2つの数字は拘りたいところになります。
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