ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

8/28(火)西武×楽天第21回戦 —伊藤翔プロ初勝利 キャプテンのミス返上弾で連敗を止める—

6-5で逆転勝ちです。連敗を3で止めました。



先発は多和田投手。今日は初回から崩れかけます。

いきなり田中選手に先頭打者本塁打を打たれます。さらに西巻選手に初球をヒット、島内選手には全くストライクが入らずに四球で0アウト1,2塁のピンチとなります。ここで今江選手を迎えますが、ストレートをサードゴロで5-5-4-3のトリプルプレー成立で奇跡的にこのピンチを脱しました。この回1失点で抑えましたが、明らかにボールがコントロール出来ていません。


2回です。1アウトから内田選手、ペゲーロ選手に連打を浴びてピンチとなりますが、嶋選手はストレートでライトフライ、岡島選手はストレートで空振り三振に抑えました。ストレートも微妙で変化球で勝負出来ないとなると、打たれるのは時間の問題になってきます。


3回です。先頭の田中選手に四球、1アウトから暴投と島内選手への四球で1,3塁のピンチとなります。森選手も球審のストライクゾーンを理解せずに際どいところに構えすぎです。今江選手はサードゴロで3塁走者をアウトにして2アウト、銀次選手は四球で満塁も内田選手をショートフライに抑えて、この回もなんとか0に抑えました。抜け球が目立ちます。これではただの自滅です。


4回はペゲーロ選手にあわやの打球や秋山選手の好プレーもあり、三者凡退に抑えます。ここから少しボールがまとまってきました。


6回です。先頭の今江選手の時に、森選手のミットが今江選手のバットに当たったことを理由に打撃妨害を取られます。(何で打撃妨害??)銀次選手の打球はセカンドゴロ併殺打の打球でしたが、スタートを切っていた1塁走者とのタイミングが微妙でしたが、ここでまた浅村選手が無理してアウトを取ろうとした結果、送球が逸れて0アウト2,3塁となります。無理に併殺を狙うのであれば、あんなバックトスではアウトになんか出来ません。内田選手は空振り三振に抑えます。1アウトからペゲーロ選手を迎えます。



勝負となったのは6球目のストレート。正直ストライク判定な気はしましたが、今日は内に狭く外に広い球審だったため、見逃し三振を取ることが出来ませんでした。これで集中力の切れた多和田投手はペゲーロ選手に四球で満塁とします。

その後嶋選手、岡島選手に連打を浴びて逆転を許します。もう平井投手か小川投手が出てきてもおかしくない場面でしたが(平井投手と野田投手を使わなかったのは正しい判断です)、辻監督と土肥コーチは動かずに続投となります。その後も田中選手に四球、西巻選手にも追加点を奪われるタイムリーヒットを打たれて、ここで降板しました。



5.1回107球、8被安打2奪三振6四球3自責点5失点でした。おそらくマウンドが合わなかったのが原因だと思われますが、とにかくボールは抜けるはキレはないわで打たれて当然の内容でした。とにかく四球を6つも与えてはただ守る時間が長くなるだけです。森選手のリードにも原因はありましたが、正直な感想はガッカリの一言でした。



尚も1アウト満塁のピンチで小川投手が登板します。島内選手をショートゴロ併殺打で最高の形で火消しに成功しました。左キラーとしては十分に機能しています。今日はお立ち台にも上がってくれました。


7回は伊藤投手。今江選手はスライダーで空振り三振、銀次選手にはヒットを打たれましたが、内田選手は併殺打に打ち取り三者凡退に抑えました。今日に関してはスライダーの精度は多和田投手より上でした。今後もこのスライダーは武器として使えると思います。

その裏に逆転してプロ初勝利を挙げました。お立ち台ではとても緊張している様子でしたが、今後も1軍の戦力として頑張ってほしいと思います。プロ初勝利、おめでとうございます。


1点リードとなった8回からはマーティン投手。今日はストレート変化球を上手く使い分けて三者凡退に抑えました。力押しだけでない投球が出来る辺り、日本野球に適応する力が高いと思います。


9回は今日誕生日のヒース投手。ストレートで2三振奪います。島内選手に死球を当てて、盗塁を許して2塁のピンチとなりますが、最後はなぜか代打起用された枡田選手を空振り三振に抑えてバースデー登板を締めくくりました。




多和田投手が残念だった一方で、ドラフト3位ルーキーの伊藤投手、途中加入の小川投手、マーティン投手、ヒース投手が上手く継投してくれたおかげで勝つことが出来ました。これほど新戦力が活躍する年は本当に珍しいなと改めて思いました。





打線です。これまで得意としていた則本投手でしたが、今日はフォークを多投してきて、全体的にタイミングが合わせられていなかったようでした。しかし、疲れが見えてきた7回まで続投してくれたおかげで、何とか打ち崩すことが出来ました。


まずこの点に触れましょう。1番源田選手、2番秋山選手です。結論から言うと、今日は良かったと思いますが、明日からは元に戻してほしい、と言うよりも秋山選手は絶対に1番にしてほしいと思います。

則本投手との相性の良さで起用されて源田選手ですが、2安打と結果を残すことが出来ました。しかし、あくまでも相性が良かったからであって、今日もカウント2-0から打ちにいってアウトになったりと、基本は出塁の意識は薄い選手です。なので、今の源田選手に1番は不向きだと思います。守備は毎度のことながら安定しています。

秋山選手は変化球に空振り三振や初球の難しいボールに手を出して凡退など内容はあまりよくないですが、3打席目の四球のようにしっかりボールを見極めてくれたのがせめてもの救いです。タイムリーヒットも捉えた打球ではないのでなんとも言えませんが、ボールの見極めが出来るのであれば、今日みたいな起用はありだと思いますが、やっぱり打順を動かすと打てなくなる選手なので、出来れば1番で起用してほしい選手ではあります。守備ではナイスプレーがありました。


そして決勝本塁打を打った浅村選手。楽天の西巻選手がフライを落としてしまってから自分のミスを取り返そうと躍起になって頑張っていましたが、浅村選手も自分のミスを冷静にかつ豪快に取り返すことが出来ました。これで打点は100を突破しました。山川選手が相変わらずの体たらく状態なので、このままいけば2度目の打点王のタイトルを獲得出来るかもしれません。


そして中村選手も今日の本塁打で月間12本塁打となりました。自身の月間本塁打記録を更新したらしく、このままいくと月間MVP獲得もあるかもしれません。守備も送球は危なっかしい場面もありましたが、今日は打球への反応もそれなりにこなせてはいました。


後はほとんど音沙汰なしでした。金子侑司選手は逆転のお膳立てはしましたが、追加点のチャンスでは簡単に打ち取られてしまいました。栗山選手も完全に相手のミスで打ったものでしたし、あとは2三振と良いとこなしです。外崎選手も打球がもうひと伸び足りませんでした。


そして今日不満のあるこの2人。まず森選手です。打撃は無安打でしたが、それよりも守備です。ワイルドピッチはコントロールの安定しない多和田投手が悪いにしても、どんなカウントでも関係なしに際どいところにずっと構えていては、投手は投げづらいです。しかも今日の球審は内に狭く外に広い球審でしたが、これも無視して平気でインコースの厳しいところに構えたりと自分の世界の中に入りすぎです。今日の多和田投手の6四球に関しては、森選手の雑なリードも原因にあります。


もう1人は山川選手。結論から言うと、少しは頭を使ってくれと言いたい内容でした。1安打は打ったものの、チャンスではまた空振り三振です。4番に座っている以上は、勝負強い打撃が求められます。



これは初回のチャンスでの打席ですが、最後はフォークに空振り三振しています。初回ではありましたが、スライダーが抜ける一方でフォークは鋭く決まって、秋山選手はフォークで空振り三振に抑えられていました。前の記事でも書きましたが、山川選手はカーブ以上にフォークが打てていません。4球目に追い込まれた時点で、これ次フォークで空振り三振狙ってくるなと予想出来たのは私だけではないと思います。橋上さんが指示を出さない以前に、これくらい自分で少し考えれば分かるだろ、と言いたいです。今日の打席からはただ本能的にしか打てていない山川選手の頭脳が垣間見れた気がしました。ただ、2打席目にはしっかりフォークに対応したことは評価します。これを最初からやってくれれば、もっと楽に勝てたと思います。




明日は西武が榎田投手、楽天は辛島投手です。幸いにもソフトバンクが負けたため、6ゲーム差に広げることが出来ました。もう他力本願でしかないですが、他球団にソフトバンクと日本ハム叩きをお願いして、その間にこっちで勝ち星を伸ばすしか方法はありません。




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