ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2023シーズン振り返り 背番号69 水上由伸

【2023成績】

23試合 防御率2.12 2敗5H5HP1S 勝率.000 17回 12被安打 1被本塁打 13奪三振 奪三振率6.88 14与四球 4失点 4自責点 被打率.211 K/BB0.93 WHIP1.53




【ルキナ査定】

ランク:B→D

点数:6点(◎2,◯8,△2,❌2) 前4点+後2点

年俸:3400万(−600万)

※3300万(−700万)




【昨季振り返り】

一昨年最優秀中継ぎと新人王のタイトル二冠に輝き育成ドリームを体現、昨シーズンはさらなる活躍が期待されました。しかし2月の練習試合から打ち込まれる試合が続き昨年の疲労が抜け切れてない懸念された状態が現実になってしまいました。そのまま開幕スタートして2試合無失点ですがお世辞にも満足の投球とは言えず、すぐに2軍再調整となり2軍でも防御率9点台に跳ね上がるなどしてそのまま消息不明になりました。


6月下旬になり実戦に復帰して、7月前半戦終了目前に1軍再昇格、日本ハム戦では満塁のピンチで強気なインコース勝負でマルティネス選手をサードゴロに抑えて火消し成功、後半戦への活躍が期待される形になりました。


後半戦に入り楽天戦で1アウトも取れずサヨナラ負け、この試合で村林選手にスライダー打たれてサヨナラ負けしたのが昨年の水上投手を象徴していたと思います。8月7試合投げて防御率0.00、後半戦は敗戦処理としてはまずまずの働きを見せ9月に2年連続セーブを記録するなどしましたが、最後まで勝ちパ復帰にはならずビハインド投手のままシーズン終了となりました。




【総評】

一貫して球速が上がらなかったのが大きな原因です。ストレート平均球速142.6km、ストライク率36.8%、被打率.313、ストレート指標がリリーフ投手として軒並み最低ラインの数字なのでこの数字で勝ちパターンをやるのは到底無理です。数字上防御率2点台前半ですがFIP4.38、奪三振より与四球の数が上回ってしまうなどして満足に1イニング投げる試合も少なかったです。


本人はオフシーズンの調整ミスがあったと言いながらも、肩や肘の怪我や不調に関しては否定していました。それが本当となると、個人的には握力の低下は原因の一つにあるかと考えています。今年は一貫してスライダーが制御不能状態でした。後半戦はインコースのシュート以外の勝負手がない状態でしたが、スライダーも空振り率一桁、ストライク率半分以下の数字でした。握力低下となるとフォークも投げられないので横で揺さぶる以外選択肢がないですね。2年目の壁に当たりましたが、昨年勝負してきたものを使えなくなったことが原因になりました。




【今季に向けて】

まずは一昨年のコンディションに戻すことになります。まずキャンプから練習試合でスライダーのキレがどのくらいか、そしてオープン戦でストレートの球速を確認して今年どれだけ活躍出来るかの判断基準が一通り出来ると思います。昨年悔しい結果ですが、今年挽回のチャンスはあります。勝ちパ候補も甲斐野投手も加入して混戦になってきたので、その中で水上投手が一番手で名乗りを上げる活躍を期待したいです。




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