ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2023シーズン振り返り 背番号65 古市尊

【2023成績】

・1軍成績

29試合 打率.160 56打席 50打数 8安打 2得点 13三振 2四球 1死球 2犠打 1盗塁死 3併殺打 出塁率.208 長打率.160 OPS.368 得点圏打率.286 1失策


・2軍成績

40試合 打率.319 136打席 116打数 37安打 9二塁打 2三塁打 50塁打 15打点 17得点 18三振 14四球 1死球 4犠打 1犠飛 6盗塁 2併殺打 出塁率.394 長打率.431 OPS.825 得点圏打率.395 1失策




【ルキナ査定】

ランク:育成→D

点数:−5点(◯5,△4,❌2) 前−4点+後−1点

年俸:680万(+400万)

※700万(+420万)



【昨季振り返り】

育成2年目の昨年はチーム事情もあり途中からキャンプA班抜擢などされて、育成選手から支配下登録が非常に近いと目されました。5月に深刻な捕手不足に陥ったこともあり支配下契約を勝ち取りました。そのまま1軍登録されてすぐに1軍プロ初スタメンマスク、楽天戦で延長12回までマスクを被って引き分けに持ち込むリードを見せました。岡田選手と柘植選手が離脱、古賀選手も不調に陥った段階で古市選手の存在はいてくれるだけで大いに助かりました。


しかし、まだプロ2年目とあってアプローチの良さの片鱗は見せますが、経験や実力不足でなかなか安定した結果を残すのは難しかったです。昨年は捕手2人制でチャンスもそこまで多くなく、終盤に3人体制になっても古賀選手がメインになって古市選手は控えでベンチの肥やしになりました。試合出場しても延長12回に逆球暴投を取れず決勝パスボール失点で涙、その翌日の試合でノーヒットに終わるところは古賀選手と大きく差がある部分でした。それでも昨年の深刻な捕手不足を救ってくれた古市選手の存在はチームにとって非常に大きなものでした。




【総評】

育成2年目で2軍で打率3割超えとアプローチの良さは伸びていると思います。1軍では低打率ながら逆方向へのアプローチの良さは見せているので、捕手としてのアベレージヒッターの素質は秘めているかもしれません。強肩も周東選手の盗塁を刺すなど、今後の成長を期待させるものがあります。


ただ、まだまだ身体が1軍で戦う頑丈さがないかなと思います。逆球パスボールも岡田選手なら逸らすことはなかったですし、配球面は同じ球種とコースを続ける傾向があるので、これから経験を積んで選択肢を増やせるようにしたいです。




【今季に向けて】

今年は炭谷選手が加入して1軍捕手の肥やしはないと思うので、2軍でじっくり育てたいです。育成2年目として見たら成長スピードは予想以上に速いです。来年古賀選手の成長が止まったら、もしかしたら再来年古市選手が正捕手争いの一番手なんてこともあるかもしれません。逆球パスボールの涙は成長して取り返してもらいましょう。




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2023シーズン振り返り 背番号64 中熊大智

【2023成績】

・2軍成績

2試合 打率.143 7打席 7打数 1安打 1塁打 3三振 出塁率.143 長打率.143 OPS.286 



【ルキナ査定】

ランク:E→E

点数:—

年俸:戦力外通告(−450万)



【昨季振り返り】

一昨年プロ初打席に立ち、昨年は森選手のFA移籍と岡田選手の怪我も重なって、中熊選手にも1軍捕手の座を賭けた千載一遇のチャンスが訪れました。キャンプA班スタートでアピールを始めましたが途中から捕手練習に参加せず、このタイミングで右肘の怪我をするという致命的なミスをしてしまいました。その後2軍落ちになり2軍戦どころか3軍戦もほぼ出場せず、5月に右肘手術を受けて育成再契約かと思ったらチームスタッフに転身する形で現役引退となりました。




【総評】

本当に怪我さえなければ、、、よりによってプロ野球生活一番重要なタイミングで致命的な怪我をするという不運が全てでした。たらればの話ですが、昨年怪我しなかった場合の中熊選手の野球人生がどうなっていたのか、昨年の野球選手の中で一番ifストーリーが見たいと思う選手でした。


中熊選手は育成指名から打撃を武器に2軍で高打率を残し続けて、昨年支配下登録されて1軍デビューまで辿り着きました。このまま成長を期待したかったですが捕手としては打力はありますがそれ以上に守備が壊滅的、ファーストとしてはパワーがなさ過ぎてアヘ単打者、と器用貧乏な方が目立ってしまい、レギュラー定着を考えると難しいところがあったと思います。しかし昨年5月以降の深刻な捕手不足を見ると、中熊選手は怪我さえなければ絶対に1軍のチャンスはあったはずだけに、チャンスすら貰えずに現役引退になってしまったのは悔いが残るかなと思います。




【引退後】

今年からファームブルペン捕手兼用具補佐として、チームの裏方として支えることになりました。ここまで苦労人の功績もあってのチームスタッフ就任だと思います。裏方としてチームを支えてくれること、もし今年も深刻な捕手不足に陥った際は、選手復帰してチームを支えてほしいと思います。


現役生活お疲れ様でした。




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2023シーズン振り返り 背番号63 長谷川信哉

【2023成績】

59試合 打率.222 198打席 180打数 40安打 9二塁打 4本塁打 61塁打 12打点 17得点 34三振 11四球 3死球 2犠打 2犠飛 3盗塁 4盗塁死 3併殺打 出塁率.276 長打率.339 OPS.614 得点圏打率.159 2失策




【ルキナ査定】

ランク:D→D

点数:−22点(◎4,◯13,△8,❌13) 前−11点+後−11点

年俸:950万(+280万)

※1100万(+430万)



【昨季振り返り】

色々ありながらも一昨年無事に1軍デビューを果たしました。今年はさらに1軍経験を積みたかったですが開幕2軍スタート、1軍昇格は5月になりました。5月はチームの超低迷期で、長谷川選手も低打率の脳筋族ながらも、まだアプローチが他の脳筋族に比べたらマシということで、一応愛人枠から我慢枠として扱われることになりました。


その中で日本ハム戦で9回裏、1点ビハインドの2アウトの場面で田中正義投手から起死回生の同点ホームラン、この試合最後逆転勝利したことで長谷川選手の強運が光り始めます。その後6月の3本塁打はサヨナラホームランや1点差を左右する貴重なホームランばかり、前半戦の4本塁打は全てチームの勝利に結びつくホームランでした。


ただ、脳筋族の中では我慢枠ながらも低打率は続き、それ以上にセンター守備が素人目から見ても致命的に下手なのが丸分かりでした。ソフトバンク戦で立て続けにミスが続いて登録抹消、熊代コーチの10日間指導で最低限の改善が見られましたが長続きせず、8月のロッテ戦で再び守備の下手さでサヨナラ負けして再び抹消、打撃よりも守備が下手すぎて松井稼頭央も我慢出来ずに2度の抹消を繰り返して後半戦は0本塁打、最後3試合でも目立った活躍を残せずに後半戦は失速しました。






【総評】

打撃フォームを宮崎選手のフォームを取り入れたことで、一昨年に比べてタイミング自体は良化したかなと思います。対左打率.365と左キラーとして、緩い変化球への対応などはこの打撃フォーム改造で打ちやすくなったかなと思います。


しかしストレート打率.239、対右打率.157と右投手に力負けしています。アウトコースの打率は高いですがインコース打率がインハイ以外ほとんど打てていません。打撃フォーム改造でバットコントロール改善されましたが、力不足と当てること重視しすぎて本来の思い切りの良いスイングがなくなってしまい、ただ凡退の打席が増えてしまったのは課題として残りました。


今年ダメだったのは打撃以上に守備でした。球際に弱い、弱肩弱スローイングで守備の基本が出来ない状態でセンター起用は無理でした。素人から見ても打球が飛んでからの一歩目が遅すぎる上に打球方向と真逆に一歩目を踏み出すなど、内外野併用していたせいで外野守備の基本を疎かにしている状態でした。肩も弱い上にスローイングも悪くて、ソフトバンク戦では浅いセンターフライで周東選手にタッチアップを許す試合もありました。正式に外野手転向となり、レギュラーを狙う上で守備力強化も必要になります。




【今季に向けて】

ここまでは身体能力だけで野球をしています。2軍では申し分のない成績を残して、高卒野手から3年目までは順調ですがここからが大事になってきます。身体能力そのものは一級品なので、そこに技術を付け加えられるかです。追い込まれてからの打撃が泳ぎながら当てるだけになっているので、泳がされずにスイング出来るようになれば打率.250は越せるのではないかと思います。技術を習得するのは簡単ではないので、これから蛭間選手とチームの未来を託されるか、外野どんぐり集団で終わりを迎えるか、その道のりを左右する今年1年になるかと思います。




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