【2023成績】
91試合 打率.263 257打席 209打数 55安打 9二塁打 3三塁打 3本塁打 79塁打 16打点 27得点 41三振 42四球 2死球 3犠打 1犠飛 2盗塁 1盗塁死 6併殺打 出塁率.390 長打率.378 OPS.768 得点圏打率.237 11失策
三塁打6位タイ、失策4位タイ
【ルキナ査定】
ランク:C→B
点数:−5点(◎5,◯23,△10,❌11) 前−9点+後4点
年俸:2200万(+1100万)
※2200万(+1100万)
【今季振り返り】
道路交通法違反の実刑判決からオリックス戦悪夢のフィルダースチョイスからのサヨナラ負けを喫してトレード放出、これで佐藤龍世選手のライオンズでのキャリアは終わったかと思いましたが、昨年山田遥楓選手の嫁トラブルをキッカケにまたもやトレードでライオンズに出戻るという全く予想しなかった展開でライオンズに復帰しました。復帰当初は日本ハムでは低打率な上にライオンズ戦ではスパイ疑惑レベルでやらかしてライオンズの勝利に貢献、加えて日本ハム放出原因もフェニックスリーグでの怠慢走塁でSHINJO監督にブチギレられたことなど、この時点で数合わせの補充にしかならないと思っていました。
しかし2軍監督時代から期待していた松井稼頭央としては、佐藤龍世選手に対する期待値は非常に高いものがあったと思います。オープン戦の時点で深刻な捕手不足に陥っていたチーム事情もあり、佐藤龍世選手は内野手兼第三捕手として捕手練習、最終的に2軍では2試合捕手として途中出場しました。
開幕して打率は2割3分付近をウロウロ、たまに打ったと思ったら守備走塁でしっかりやらかして打撃の活躍をチャラにすることを繰り返します。そうこうしているうちに6月からは完全な控えになり打席に立ったのは4打席のみ、7月に入り渡部選手の離脱がありスタメン出場が増えて、11試合で打率.346、出塁率.469、OPS.1.084、ライオンズに復帰後初のホームランを打つなど打撃で活躍を見せました。しかし7月だけで4失策、京セラオリックス戦では立て続けにタイムリーエラーをぶちかましてこれには私もブチギレました。この時スタメン外の声が高まり私も見限る段階に入りましたが、「一生懸命練習しているから」という理由で松井稼頭央はスタメンから外すことはしませんでした。
そんなこんなで打撃の活躍と守備の反省のないタイムリーエラーを繰り返していく中で、9月に打撃アプローチを確立させます。徹底した四球アプローチを確立させたことにより四球と出塁率が大きく増加、9,10月だけで27四球選び出塁率.468、それに加えて打率.289、OPS.914と最後は月間MVP候補にも名を挙げる活躍を見せて、契約更改で背番号10を勝ち取る1年になりました。
【総評】
松井稼頭央愛人枠で唯一成功例が出た選手です。7月のタイムリーエラーで見限った私の見る目がなかったということでこれは私が反省しないといけない点になりました。元々はフルスイング重視でしたが、日本ハム時代に「ペッパー師匠」と命名された軽打に徹する打撃に変えたことで最後の四球アプローチに繋がったかなと思います。9月からは徹底した四球アプローチで際どい球はストライク判定されても見極め続ける姿勢で四球を稼ぎました。IsoD0.13、ボール球見極め率81.20%、三振より四球の数が多くなり凡退の内容も脳筋族と比べると納得のいく凡退が多く、ライオンズ打線に足りない選球眼を身に付けてくれたことは非常に大きかったです。
打撃内容はインコースと左投手に強い成績です。左投手のチェンジアップも上手くすくい上げて打てたかなという印象があります。四球アプローチで積極性がなくなったりパワーダウンするリスクはありますが、佐藤龍世選手はその中でスイングの強さはバットコントロールはある程度保って打席に立てたことで、打率も落とさずに結果を残すことができたと思います。
本来これだけ打撃で成績を残していれば点数はプラスのはずですが、集計の結果マイナスになりました。当然守備のやらかしでマイナスされた影響が大きく、一番成績の悪いオリックス戦は打率.205、4失策で京セラ悪夢のフィルダースチョイスの反省が出来ていたかと言われたらまだ出来てないです。100試合未満で11失策は多く、記録上のタイムリーエラーは4つです。守備指標は決して悪くなく能力の問題ではなく、内容を見ているとランナーがいる場面の判断ミスやプレッシャーに負けてやらかすパターンだと思います。そんでもって松井稼頭央愛人采配はタイムリーエラーやらかしても最後まで守備固め出さず、挙げ句の果てに上手くもないセカンドで終盤エラーしても守備固め出さず、、、これは流石に違うのではないかと思います。佐藤龍世選手に関しては私の見る目がなかったのは紛れもない事実ですが、不必要な愛人采配で佐藤龍世選手の印象を下げたのは松井稼頭央も采配の改善が求められます。
【来季に向けて】
背番号10を着用するということで、来年がレギュラー奪取に向けて本番になります。予想通り外野コンバートせず内野勝負になりますので、終盤に身につけた四球アプローチを来年1年間続けられれば間違いなくレギュラー確定です。多少結果が出なかったり審判に嫌われる判定になっても、アプローチを変えずに続けていけるかが大きな鍵です。そしてサード守備でもタイムリーエラーせずに失策数を一桁に抑えられるかどうかです。個人的には悪夢のフィルダースチョイスを払拭するためにも、オリックス戦で結果を残すことが一番重要になってくるのではないかと思います。レギュラー奪取が近付いてきた中で、チームの低迷を救う選手になってもらいたいです。
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