ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2022シーズン振り返り 背番号19 佐藤隼輔

【2022成績】

12試合 防御率4.60 3勝4敗 勝率.429 47回 47被安打 1被本塁打 33奪三振 奪三振率33 22与四球 4与死球 1暴投 26失点 24自責点 2QS QS率22.2 被打率.263 K/BB1.50 WHIP1.47





【ルキナ査定】

ランク:C→C

年俸:1700万(+450万)

※1600万(+350万)





【今季振り返り】

ドラ2指名ながら実質ドラ1を2人指名出来たとして、隅田投手と同じ期待値を持って入団しました。オープン戦では中継ぎ調整となりますが今井投手が開幕直前に離脱して、緊急先発したヤクルト戦5回無失点で開幕ローテーション入りします。そしてプロ発先発となった日本ハム戦で5回無失点でプロ初勝利、隅田投手同様にスタートは非常に素晴らしいものになりました。


しかし、その後はプロの壁にぶち当たります。先発として球種の少なさとスタミナ不足が足かせになり、なかなか6回まで投げ切れる試合が作れません。そんな中でも先発として交流戦までに3勝を挙げました。今井投手離脱で先発の駒不足から週一ローテを任せるしかない中で頑張りましたが、流石に限界がきて交流戦終了後に抹消となりました。


そこからコロナ感染して先発調整に狂いが生じます。先発としてのスタミナ不足が顕著となってしまい、2軍先発で炎上して1軍先発が遠のきました。結果として中継ぎに配置転換となり1軍再昇格、中継ぎとしては1イニング限定で見ればストレートの球威だけでビハインドなら十分にやっていけましたが、最後までスタミナ不足が改善されるのとなく最後の日本ハム戦であと1アウトが取れずに自滅して逆転負けでシーズン終了になってしまいました。





【総評】

特徴は隅田投手と真逆で、ストレートとスライダーという少ない球種でも球威重視の投球でゴリ押ししていくスタイルでした。先発としてみるとストレートはかなり良いものがありますが、球種の少なさから相手も狙いを絞りやすくなってしまい、加えてスタミナ不足も重なって先発として6回まで投げ切ることはなかなかに難しい形になっています。


対右左被打率を比べると、対右被打率.225に対して対左被打率.300、実は左打者を苦手にしています。これはなぜかというと、佐藤隼輔投手の持ち球で一番良い球種がストレートやスライダーでなく、チェンジアップだからです。右打者相手に投げているチェンジアップ被打率.135、空振り率17.04とスライダーを大きく上回る決め球となっています。ストレートとスライダー使いでしたが実はチェンジアップが一番良かったというのが今年一年ではっきりしました。チェンジアップを使えない左打者に対する勝負手がないのが大きな課題となりました。





【来季に向けて】

先発か中継ぎで要求されるものが大きく変わります。先発なら球種を増やすのとスタミナ強化です。右打者へのチェンジアップを左打者にも使うかフォークなど新しい球種を増やして相手に的を絞らせないこと、スタミナも最終戦で40球越してヘトヘトになるほどにガス欠が酷くなっているので、まず80球までパフォーマンスキープ出来る体力作りが求められます。個人的には先発で見ていきたい投手です。


それでもチーム事情として、来年1年は中継ぎで行く可能性もあります。中継ぎならストレートゴリ押しで行けるように球威を上げること、ストレート被打率.240以下、空振り率10%超えすることです。中継ぎも今後のことを考えて1年間限定ならありだと思います。先発中継ぎ共通して簡単に自滅しないコントロール改善も求められます。豊田コーチは佐藤隼輔投手を便利屋で使い潰すのではなく、能力とチーム事情を総合的に考えた上での配置決めをしてもらいたいです。


数字としてはあまり良くなかったですが、その中で確かな実力の片鱗は見せてくれたと思います。来年隅田投手と一緒に飛躍してくれることを願っています。





よければポチっとひと押しお願いします!