2022シーズン振り返り 背番号31 平沼翔太
【2022成績】
30試合 打率.260 88打席 73打数 19安打 1二塁打 1三塁打 1本塁打 25塁打 3打点 8得点 14三振 11四球 1死球 1犠打 2犠飛 4盗塁 1併殺打 出塁率.356 長打率.342 OPS.699 得点圏打率.077 4失策
【ルキナ査定】
ランク:D→C
年俸:1700万(+300万)
※1500万(+100万)
【今季振り返り】
昨年後半戦直前にトレード加入、そこから戦力になった公文投手とは対照的に、平沼選手は結果を残さなければほぼ間違いなく戦力外という厳しい立ち位置からのスタートでした。開幕2軍スタート、2軍で打率1割台とこのまま戦力外通告を待つ形になるかと思いました。
しかし、交流戦で呉選手が負傷して途中交代からチャンスが与えられます。ここで2四球選んで次の広島戦でなんと4安打2盗塁の大活躍でお立ち台に上がりました。このチャンスをものにしてここから一時的にサードのレギュラーとしてスタメン出場が続きましたが、すぐに足を負傷して登録抹消になりました。
9月に再び1軍再昇格してから再びサードレギュラーに定着、消極的アプローチを武器に球数と出塁を稼ぐ活躍をして最後にCS争いで岸投手から移籍後初ホームランを打ってこれが決勝点、クビ候補から一転して最後はサードスタメンにまで上り詰める活躍をしました。
【総評】
2軍の数字が何一つ該当しませんでしたね。日本ハム出身の選手ということで、ライオンズにいないタイプの良さをチーム内で発揮出来たのではないかと思います。基本はボールを見ていく消極的アプローチでIsoD0.10、ボール球見極め率77.54%、しっかりアプローチ内容が数値として結果に繋がっています。基本積極的に振っていく選手が多い中で、平沼選手みたいに球数を稼いで出塁に徹してくれる選手は貴重な存在でした。平沼選手としても、組織で生き残るためには自分がどうすれば良いのかというのをしっかり理解しての打撃スタイルを確立出来たと思います。
一方で消極的アプローチの欠点として、初球ど真ん中チャンスボールを堂々と見逃すことも多く、非力さも重なって数字ほどヒットを打った印象はないですね。出塁率以下の長打率に得点圏打率は驚異の0割台、いくら出塁型とはいえここまでチャンスで力負け連発されると終盤の代打起用も考えないといけません。守備も凡ミスが多く、2安打打っても途中交代させられるなど、辻監督からの評価も決して高くはなかったという印象があります。
【来季に向けて】
中村選手に続くサード後継者が育っていないだけに、平沼選手としては最大のチャンスが訪れています。打撃は消極的アプローチを継続しつつ、その中でチャンスボールを仕留めるパワーを強化することです。基本非力なだけに、ゾーン内で力勝負されると粘るのが限界になってしまいます。打つと決めたらしっかり振り切っていいです。それぞれのアプローチの良いところを上手く合体させて、打撃強化していきたいです。守備も送球が雑に手投げして悪送球が多いので、一つ一つのプレーを丁寧に取り組んでいきたいです。
理想は1番打者定着です。打撃特化型が多いサードレギュラー争いの中で生き残るにはそれ相応の数字が必要になりますが、今年活躍した部分を最大限発揮して伸ばしていければ、平沼選手にも勝機はあると思います。近藤選手に絶賛された打撃センスを来年開花させていきたいです。
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