プロ野球のシーズン延期により、この企画を無理やり終わらせる必要がなくなったので、シーズン始まるまでゆっくり続けていきます。あとは時間が空いていたら各球団の細かい戦力分析を行なっていきたいですが、セリーグまで出来るかは正直微妙なところです。

【2019成績】

26試合　2勝1敗6H1S 防御率3.38 24回　29被安打　23奪三振　2被本塁打　9与四球　3与死球　3暴投　13失点　9自責点　被打率296 K/BB2.56 WHIP1.58

昨年シーズン後半に覚醒した若き豪腕投手です。苦しかった中継ぎの台所事情を救ってくれた救世主的存在でした。

プロ初登板は7月のオリックス戦、9回3点ビハインドで1回無失点に抑え、その直後に金子侑司選手の起死回生の3点本塁打で同点、さらに延長戦で中村選手の400号サヨナラ本塁打で劇的な幕切れとなりました。この時点で何か持っていた投手でしたね。

その後ちょっと危ない時期がありましたが、一気に覚醒したのは楽天戦でのピンチで浅村選手から真っ向勝負で空振り三振を奪ったとこでしょう。この時はたしかストレートが156kmぐらい計測して、しかもインコース勝負で空振り三振で勝負ありだったと思います。これには見ていたファンも大盛り上がりだったでしょう。

シーズン最終盤はガス欠気味になりましたが、プロ2年目で昨年プロ初登板したことを考えたら、十分な活躍でした。CSでは長谷川選手のポテンヒットは本当に悔しい結果でした。

平良投手の長所はなんと言っても速く重いストレートです。このストレートは将来のクローザー候補に名を挙げるほどの素質があると思います。その一方で、変化球はカットボールが主体ですが、ストレート一本だと粘られてキツくなる時があり、カットボール以外にフォークかチェンジアップなどの新しい変化球が欲しいところでもあります。さらにシーズン最終盤バテた点はまだ経験が浅いこともありますが、スタミナ不足や年間通して投げ切る体力もこれから身に付けないといけないでしょう。

そんな時期クローザー候補の平良投手ですが、なんと先発への興味があることが判明しました。それが判明したのが春季キャンプ中、昨年の契約更改で先発転向の情報がなかったので、これはファンとしては計算が大きく狂ってしまいました。結果的に練習試合で炎上して今年の先発転向はなくなりました。先発転向への具体的な話は今シーズン終了後にまた詳しく考えていきたいですが、仮にその考えがあったのであれば、昨年の契約更改の時にしっかり自分の考えを伝えて欲しかったですね。平良投手自身遠慮したのかもしれませんが、契約更改はただ金額の話だけでなく、今後の起用法についての話もしていい場ですから、今年の契約更改では遠慮なく先発か中継ぎかどちらで挑戦するのか表明してもらいたいです。

今年は中継ぎ一本となり、個人的にもクローザーの方が適任なのではないかと思っています。来年以降はまたその時期が来たら考えるとして、まずは今シーズンしっかり勝ちパターン投手として、1年間投げ抜いてもらいたいです。

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