今日はおそらくセリーグでFA流出被害が一番であろう、広島のドラフトを振り返ります。

【広島カープ　歴代ドラフト指名】

◯2008年

・1位　岩本貴裕　外野手　亜細亜大　ランク:D

・2位　中田廉　投手　広陵高　ランク:C

・3位　小松剛　投手　法政大　ランク:E

・4位　申成鉉　内野手　京都国際高　ランク:E

・育1位　松田翔太　投手　金沢学院東高　ランク:E

◯2009年

・1位　今村猛　投手　清峰高　ランク:B

・2位　堂林翔太　内野手　中京大中京高　ランク:D

・3位　武内久士　投手　法政大　ランク:E

・4位　庄司隼人　内野手　常葉学園橘高　ランク:E

・5位　伊藤昂大　投手　盛岡大付高　ランク:E

・6位　川口盛外　投手　王子製紙　ランク:E

・育1位　永川光浩　投手　龍谷大　ランク:E

・育2位　中村亘佑　捕手　横浜商大高　ランク:E

◯2010年

・1位　福井優也　投手　早稲田大　ランク:D

・2位　中村恭平　投手　富士大　ランク:D

・3位　岩見優輝　投手　大阪ガス　ランク:E

・4位　金丸将也　投手　東海理化　ランク:E

・5位　磯村嘉孝　捕手　中京大中京高　ランク:D

・6位　中崎翔太　投手　日南学院高　ランク:A

・7位　弦本悠希　投手　四国九州IL徳島　ランク:E

・育1位　山野恭介　投手　明豊高　ランク:E

・育2位　池ノ内亮介　投手　中京学院大　ランク:E

◯2011年

・1位　野村祐輔　投手　明治大　ランク:B

・2位　菊池涼介　内野手　中京学院大　ランク:S

・3位　戸田隆矢　投手　樟南高　ランク:D

・4位　土生翔平　外野手　早稲田大　ランク:E

・育1位　富永一　投手　四国IL徳島　ランク:E

・育2位　中村真崇　外野手　四国IL香川　ランク:E

・育3位　塚田晃平　投手　早稲田大　ランク:E

・育4位　三家和真　外野手　市和歌山高　ランク:E

◯2012年

・1位　高橋大樹　外野手　龍谷大平安高　ランク:E

・2位　鈴木誠也　内野手　二松学舎大付高　ランク:S

・3位　上本崇司　内野手　明治大　ランク:E

・4位　下水流昂　外野手　ホンダ　ランク:D

・5位　美間優槻　内野手　鳴門渦潮高　ランク:E

・育1位　辻空　投手　岐阜城北高　ランク:E

・育2位　森下宗　外野手　愛知工大　ランク:E

◯2013年

・1位　大瀬良大地　投手　九州共立大　ランク:A

・2位　九里亜蓮　投手　亜細亜大　ランク:C

・3位　田中広輔　内野手　JR東日本　ランク:A

・4位　西原圭大　投手　ニチダイ　ランク:E

・5位　中村祐太　投手　関東第一高　ランク:D

◯2014年

・1位　野間峻祥　外野手　中部学院大　ランク:C

・2位　藪田和樹　投手　亜細亜大　ランク:D

・3位　塹江敦哉　投手　高松北高　ランク:E

・4位　藤井皓也　投手　おかやま山陽高　ランク:E

・5位　桑原樹　内野手　常葉学園菊川高　ランク:E

・6位　飯田哲矢　投手　JR東日本　ランク:E

・7位　多田大輔　捕手　鳴門渦潮高　ランク:E

・育1位　松浦耕大　捕手　MSH医療専門学校　ランク:E

・育2位　木村聡司　内野手　常葉学園橘高　ランク:E

◯2015年

・1位　岡田明丈　投手　大阪商大　ランク:D

・2位　横山弘樹　投手　NTT東日本　ランク:E

・3位　高橋樹也　投手　花巻東高　ランク:E

・4位　船越涼太　捕手　王子　ランク:E

・5位　西川龍馬　内野手　王子　ランク:A

・6位　仲尾次オスカル　投手　ホンダ　ランク:E

・7位　青木陸　内野手　山形中央高　ランク:E

◯2016年

・1位　加藤拓也　投手　慶應大　ランク:E

・2位　高橋昂也　投手　花咲徳栄高　ランク:E

・3位　床田寛樹　投手　中京学院大　ランク:D

・4位　坂倉将吾　捕手　日大三高　ランク:E

・5位　アドゥワ誠　投手　松山聖陵高　ランク:D

・6位　長井良太　投手　つくば秀英高　ランク:E

◯総指名人数64人(育成13人)

投手:38人(育7人)　野手:26人(育6人)

◯総ランク評価

S:2人　A:4人　B:2人　C:3人　D:12人　E:41人(育13人)

B以上割合:13%(8人)　C以上割合:17%(11人)

◯ポジション別評価

投手:B以上11%(4人)、C以上16%(6人)

野手:B以上15%(4人)、C以上19%(5人)

◯各ドラフト指名順位内訳(1〜4位は9人、5位以下は7人、6位以下は21人)

1位:B以上33%(3人)、C以上44%(4人)

2位:B以上22%(2人)、C以上44%(4人)

3位:B,C以上11%(1人)

4位:B,C以上0%

5位:B,C以上14%(1人)

6位以下:B,C以上3%(1人)

もう少し高いかなと思いましたが、蓋を開けたらそんなに高くなかった結果となりました。活躍している選手の中には、會澤選手、安部選手、丸選手、松山選手などはこれより前のドラフトになるので、今回の評価の対象外になったのはあると思います。

基本的に上位指名から確実に選手を育てるという感じですかね。日本球界を代表する鈴木誠也選手、菊池選手はともに2位指名でした。ドラ1も数字よりはそんなに悪くはない印象です。16年を除けば、各年悪くてもC評価の選手1人は指名出来ています。

しかし、下位指名に関しては、中崎投手、西川選手を除けばあとはせいぜいアドゥワ投手、中村祐太投手ぐらい、、、下位指名はそんなに当たりの率は高くないにしても、これはちょっと寂しすぎますかね。

さらに育成指名13人がなんとオールE評価、育成指名自体は基本ハズレと考えても、誰もDにすら到達しない結果となってしまいますと、完全に無駄金を投資しているだけになってしまいます。よくよく考えたら広島から育成上がりの選手は聞いたことがないので、育成指名の結果は12球団ワーストかもしれません。

これだと思いのほか、選手層が薄く感じますね。これより前のドラフトや外国人補強で上手くやり繰りしているのかもしれません。スター選手を発掘してはいますが、全体的に見ると少し物足りないドラフト結果となりました。

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