ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

脱・愛人采配

これまで外野手層の薄さ、ドラフト投手上位指名無駄遣い、外国人補強の失敗と最下位転落の原因を指摘しました。それ以外にも単純に選手層の薄さとか上位打線の実力不足や骨と牙からの脱却や首脳陣の能力不足など問題は山積みでしたが、このブログもここから選手個人成績をメインに振り返りたいので、今シーズンの最下位転落に関するテーマは今日でひとつ区切ることにします。




これまでの内容からすると現場よりもフロントの補強策やドラフト戦略などの編成に問題が集中しています。細かく見ませんが選手の育成や上位打線の実力不足など、チーム全体として育成が追いついてない部分もありますが、今日のテーマは「脱・愛人采配」です。もうお分かりでしょうが、今回に関しては辻監督が全面的に悪い部分を指摘します。本来これは今シーズン限りで辻監督が退任する前提で、辻監督のこの2年間何が問題だったかのテーマにする予定でした。ところが、最下位になったにも関わらずまさかの続投となってしまったので、今回は私が辻監督続投に否定的かつ辻監督続投に対しての大きな不安があることを、愛人采配をテーマにして考えていきます。




辻監督は我慢強く選手を起用するタイプです。それが3年連続Bクラスを立て直して2年連続リーグ優勝した功績は色褪せないものなのは間違いないです。しかし、そこから2年で最下位転落です。秋山選手、菊池雄星投手、浅村選手といった主力の流出や山川選手、外崎選手の打撃劣化など同情の余地はありますが、この2年で辻監督の贔屓采配も大きく劣化したという事実も大きいです。だから日本ハムよりも下の最下位に転落しています。




かつて1985年にクリーンナップ3連発で優勝してから2年で最下位転落してそこから暗黒期に突入した阪神ですが、当時の吉田監督が優勝メンバーをリスペクトしすぎて選手の世代交代を進められなかったというコメントがありましたが、このコメントや暗黒期突入した当時の阪神にもろ被りそうなのが今のライオンズです。




私が「辻発彦愛人采配」と言っていますが、監督も人なのでどうしても好き嫌いは出てしまいます。辻監督であれば長らく木村選手が愛人采配の象徴でした。木村選手に関しては他球団ファンも認知されるほどの愛人認定でしたが、これは半ばネタ扱いされていましたし、当時は他にこれといった選手がいなかったのも事実なので、不満を漏らしつつも我慢出来る範囲内でした。



その木村選手も愛斗選手、川越選手の台頭で佐藤龍世選手と一緒にトレードとなって愛人采配がなくなったかと思ったら、逆に増えましたね。まずは金子侑司選手ですが、昨年の時点で1番センターは不可能のはずが、今年も辻監督は非常に我慢強くセンターでスタメン起用を続けました。今年に関しては若林選手が短期間ながら結果を出して、その後は岸選手がセンターのスタメンでしたが、後半戦でも隙あれば金子侑司選手のスタメン起用をしました。日本ハム戦の「1番センター金子侑司」の絶望感は相当なものでした。後半戦1安打で消化試合に関してはフェニックスリーグに行って欲しかったですが、最後まで1軍帯同を続けて多くのファンの反感を買いました。




金子侑司選手に限らず、前半戦では好調だった十亀投手を頑なに勝ちパターンで使わずに投げたいたのは「俺達」宮川投手と森脇投手でした。特に宮川投手はご挨拶の四球から大炎上を繰り返したにも関わらず闘魂注入とか訳のわからんコメントを残して、その後抹消という事態が起きました。



先発でも2軍で好調だった本田投手を2軍に幽閉させて、投げているのはヘロヘロになった平井投手に明らかに実力不足な佐々木投手です。後半戦も與座投手でなく優先されていたのはノーコン浜屋投手でした。浜屋投手も開幕戦のローテーション入りからして、辻発彦愛人認定となりました。




愛人采配とは少し変わりますが、消化試合になってからの選手起用もおかしいです。主力を使わないのは構いませんが、スタメン起用が愛人采配の金子侑司選手、何故か戦力外にならなかった戸川選手、そして中途半端な外野練習しかしなかった山野辺選手のレフト起用でGG山野辺になるなど、フェニックスリーグで好調だった西川選手、2軍の帝王だった鈴木将平選手、高木選手を最後まで1軍にあげることなくシーズンを終えました。元から1,2軍の連携が悪いチームですが、消化試合になっても「今いるメンバーで戦う」と1,2軍の入れ替えの概念がないことには非常に大きな疑問が残りました。




流出の穴が大きく埋めることは簡単ではないですが、世代交代が遅れていることに関しては辻監督の贔屓采配も遅らせている要因の1つです。最下位になったということでチームを大きく変えないといけないですが、果たして辻監督にそれが出来るのか、チームを変えるということは優勝メンバーである金子侑司選手はまずスタメンは完全になくなります。山川選手、外崎選手も来年の結果次第ではレギュラーと背番号は剥奪されます。この非情かもしれませんが、チームを変えるための取捨選択がないと来年も最下位転落になるだけです。





呉選手、愛斗選手のレギュラー抜擢の声がありますが、これは当時の怪我人続出で使わざるを得ない状況だったので辻監督の采配と言えないです。もし采配であったら少なくても消化試合で西川選手だけでも1軍に呼んでいたはずです。毎年課題になっている1,2軍の連携も来年は活発化させないと、好調な2軍選手が幽閉されて不調の選手がずっと1軍にいる羽目になります。




そんな不安が続出している中で、数少ない期待は平石コーチです。平石コーチはソフトバンクで内川選手を干して栗原選手を抜擢してチームの主力選手にまで成長しました。内川選手の「一度もチャンスを与えられなかった」というコメントでの退団には相当な不満があったように思えますが、勝つためにはこれくらいの非情な采配が必要になります。脱愛人采配には平石コーチの意見は必要不可欠でないかと考えます。辻監督も引き受けた以上は最下位転落という思い事実を受け止めて、少しでも愛人采配から脱しないと来年はぶっちぎりの最下位になってしまいます。





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