ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2021シーズン振り返り 背番号1 栗山巧

ここから選手個人成績を背番号順に振り返ります。退団した選手は振り返りはせずに、一言だけまとめます。まずは背番号1の栗山選手からです。




【2021成績】

117試合 打率.251 446打席 387打数 97安打 15二塁打 4本塁打 124塁打 43打点 33得点 58三振 49四球 3死球 7犠飛 1盗塁 11併殺打 出塁率.334 長打率.320 OPS.654 得点圏打率.280



犠飛2位タイ 併殺打10位タイ




3年契約の1年目、2000本安打達成の期待がかかったシーズンで見事に大偉業を達成しました。



今年はオープン戦の段階で好調でしたが、開幕戦で足に死球が当たって抹消とまさかのスタートとなりました。1ヶ月の再調整を経て再び1軍に戻りましたが、前半戦は2000本のプレッシャーからか早打ちが目立って、本来の選球眼はなかったですね。打率に対しての出塁率が低く、特に7月は四球0と打率=出塁率になっていました。



そんな中で前半戦で2000試合出場を達成して、プレッシャーがかから中でも着実にヒットを積み重ねてカウントダウンは進みます。8月は月間打率.204と苦しみましたが8月終了時点で残り4本となり、9月4日の楽天戦で牧田投手からレフトへの流し打ちヒットで無事に2000本安打達成となりました。



2000本安打達成してからは本来の選球眼が戻り、10月は打率1割台で出塁率4割台と完全に出塁マシーンとなりました。最終的には森選手に次ぐ四球を選んで、今年も骨と牙として1年間チームを支えてくれる存在でした。





数字はパッとしなくても外野がスッカスカなライオンズにおいて、栗山選手は外野手1番手としてチームに欠かせない存在です。今年の打撃と選球眼とレフト守備の動きを見れば、まだまだ現役は続けられる力は持っています。



しかし、気になるのは長打率です。今年の長打率.320は100試合以上出場した2007年以降から見て過去最低の数字です。個人的にも見ていて思ったのは、全体的に飛ばなくなったという印象です。今年は外野手がスッカスカなせいでレフトスタメン起用が例年以上に多かったですが、その疲労を考慮しても長打はかなり減ったという印象があります。



栗山選手は長打を打たなきゃいけない選手ではないですが、現状外野手1番手でレフトと指名打者の併用を考えると、最低でも長打率.350は欲しいですね。ベテランになってもまだまだ現役バリバリの栗山選手ですが、長打率という視点を見ると流石に衰えは隠しきれなくなったかなと思います。




来年は2000本安打を達成して次の記録は1000四球なので、選球眼は問題ないと思います。ただ、個人的には非情ではありますがレフトを守れる長距離砲の外国人選手が欲しいと考えています。フロントがどう動くか分かりませんが、世代交代の課題は年々大きな課題になっています。勿論栗山選手は簡単に若手にレギュラーは渡さないというつもりで野球に取り組んでくれればそれで良しです。来年は選球眼と勝負強い打撃をお願いしたいです。




あとは指導者の道ですね。3年契約の間はコーチ兼任とかはやらなくていいです。ただ、栗山選手は間違いなく将来の監督候補の1人です。引退後は確実に打撃コーチか2軍監督のどちらかに就任すると思います。勿論来年は選手として期待しますが、栗山選手も少しずつでいいので、自身が指導者の道に進むことを頭に入れつつ、若手へのアドバイスとかも増やしてくれたら嬉しいと思います。





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