ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2021シーズン振り返り 背番号13 高橋光成

【2021成績】

27試合 防御率3.78 11勝9敗 勝率.550 173.2回 157被安打 23被本塁打 127奪三振 奪三振率6.58 62与四球 6与死球 13暴投 81失点 73自責点 17QS QS率65.4 被打率.243 K/BB2.05 WHIP1.26




勝利4位タイ 敗戦2位タイ 勝率7位 投球回2位 被安打1位 被本塁打2位 与四球3位 与死球4位タイ 暴投1位 失点1位 自責点1位 QS4位タイ QS率5位




エースとして開幕投手から1年間投げ切って、チームトップの11勝を挙げました。



前半戦は非常に良かったです。交流戦を除けばほとんどの試合でしっかりQS投球をして試合を作りました。交流戦までは髪を伸ばし続けていい感じに験担ぎができました。交流戦で負けて髪をバッサリ切りましたが、交流戦を終えてから再び勝って前半戦は8勝4敗で終えました。




しかし、後半戦は前半戦の勢いをなくして3勝5敗と負け越し、特に10月は3戦3敗と完全にガス欠してシーズン最下位に直結する原因を作りました。とにかく後半戦は自身の貯金を減らして相性の良いソフトバンク戦でも遂に負けるなど、前半戦の活躍をチャラにしてしまうほどの酷さでした。最終的に貯金2で終わってしまい、エースとしては及第点が限界の数字です。





今シーズンの高橋光成投手は変化球投手だったと思います。元はストレートとフォークメインの投手でしたが、昨年から取り入れたカットボールに加えて今シーズンから縦に落ちるスライダーもメインの球種に加わりました。球種別被打率ではカットボール被打率.244、フォーク被打率.221、スライダー被打率.159とカットボール以上にスライダーとフォークの被打率は低いです。個人的な印象ではスライダーはもう少し打たれているイメージがありましたが、実は数字上はかなり良かったです。球種が増えて投球の幅が広がったという点では良かったと言えます。




基本的に1年間頑張ったと思いますが、エースとして見ると厳しい評価をしないといけなくなります。まず与四死球、暴投が多いです。特に暴投はノーコン今井投手を差し置いて1位です。地味に森選手の負担を増やす暴投の多さはただの自滅でしかないです。今井投手が酷すぎて目立っていませんが、高橋光成投手も地味に自滅癖は変わりないです。



被本塁打2位と一発病ですが、これはストレートの悪さが直結しています。変化球投手といいましたがストレート被打率.292、12被本塁打、空振り率4.28とストレートが機能していないので変化球で誤魔化すしかなく、それが一発病に奪三振率、K/BBの低さに直結しています。今シーズンは交流戦以降ずっとストレートの内容は悪かったですが、変化球で凌ぐ技術を身につけてもストレートがないと全体の数字が伸びないです。元々ストレートは良い投手ですから、ストレートの質を上げていかないといません。



そしてめんどくさい要求をしますが、1試合は完封、最低でも完投しないとダメです。今井投手と松本航投手は今シーズン完封勝利しました。今井投手は3完投しています。高橋光成投手もスタミナは問題ないですが、エースであるなら年1試合ぐらいは自分で最後まで投げ切るぐらいのことはしないといけません。安定して長い回を投げる力がありますが、絶対的な力がないのはこういったところにも出てしまいます。





来年の合格点ラインを設けると、まず背番号通りの13勝して貯金5、防御率2点台に奪三振率7.20、暴投一桁とWHIP1.15、ストレート被打率.250以下に抑えることです。細かく設けましたがエースとして見ると細かい部分の数字の悪さを直していかないと、全体的な数字が上がりません。ただ、個人的には高橋光成投手はこの数字を残す力は十分に秘めていると思いますから、是非とも背番号13に恥じない数字を残して自他共に認めるエースになってもらいたいです。





安定性という部分での期待値が高いのは高橋光成投手です。前半戦はあれだけ安定して試合を作り続けられましたから、これを後半戦も出来たら問題ないです。来年はアフロヘア疑惑がありますが、験担ぎで勝ってくれれば何でもいいです。より高い数字を残すためにも、来年はもう1ランク上の投手になってもらいたいです。





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